見出し画像

可哀想な鵜

「鵜飼」
という伝統的な漁法をご存知でしょうか。


飼い慣らした鵜を使い、
鮎などを獲る伝統的な漁法です。

その歴史は1300年にもなります。

現在は「鵜飼」は観光事業となり、
全国13の河川で観光客目当てに行われてます。

その「鵜飼」で使われてる鵜ちゃん。

どこで捕獲されてるかご存知でしょうか。

私は先日旅行で行った、
茨城県日立市の鵜の岬に鵜がいることは、
昔から知ってました。

そして今回の旅行で
全国の鵜飼で使われてる鵜が、
この鵜の岬の断崖で捕獲されてること。

日本では唯一、
この場所だけが鵜の捕獲が許可されてることを知りました。


宿泊したホテルで
鵜の捕獲の説明を聞きました。


私が感じた感想は

「鵜ちゃん🐤可哀想😭」
なる
悲しみの感情でした。


鵜は渡鳥です。
春には北方へ
秋には南方へ向かう鵜の通り道に
この場所があります。

断崖に鳥屋(とや)と呼ばれる鵜の
捕獲場を設置します。

その外側の崖に、
おとりとなる鵜を5羽ほど
繋いで設置します。

鳥屋の内側には鵜から見えないよう
捕獲者が潜んでいます☠️

長旅で疲れた鵜ちゃん達が、

ちょっと疲れたなぁ。。
そろそろ休みたいなぁ
お!良さそうな崖があるなぁ。
しかも仲間達が先に休んでる!
よっしゃ!おいら達も休憩するべ!


仲間のそばに舞い降りると、

隠れていた捕獲者が、

「かぎ棒」と呼ばれる、
柄の長い棒の先に鈎がついた道具で、
鵜ちゃんの足を引っ掛けて、
鳥屋の中に強引に引きずり込むのです。

ハッキリ言って
拉致監禁です!!

しかも、
おとりに使われる鵜ちゃん達は、
両眼の瞼を縫って盲目状態にされます😭

この理由の説明はありませんでしたが、

アイコンタクトを避けるためなのか!

勝手に妄想してしまいました。

おとりの仲間の鵜ちゃん達は

きっと

「こないでーこないでー 
 来たら捕まっちゃうよー」


訴えたいに決まってるからです(笑)


捕らえられた鵜ちゃん達は、
私が泊まったホテル内の敷地にある、
鵜の檻に入れられて、
各地の鵜飼が行われてる所に発送されるか、
おとりの鵜として
この檻の中で一生を暮らします。


妄想好きな私は


自分がこの捕らえられた鵜ちゃんだったら、
どちらの地獄がいいだろうか?

と考えました。

おとりとなり仲間を裏切り、
そして檻の中で一生を過ごすのか。

観光地で鵜飼の鵜として生きていくのか。
せっかく鮎を捕まえて食べれた!と
思ったのに、
吐き出さられて、鮎を取り上げられる
人生(鳥生)。

どちらが幸せか?

しばし考えて。。


観光客に喜んでもらえるし、
繋がれてるにしろ、
川で泳げるので
観光事業の鵜飼の鵜ちゃんを選ぶことに
決めました(笑)


漁として必要だった時代なら「鵜飼」も
伝統的漁法として価値があると思いますが、
鮎も養殖やらで不自由しない現代。

観光のための鵜飼って、
動物虐待にならないのでしょうか??


ちなみに
私は若かりし頃、
この鵜飼が大好きで、
京都の嵐山に鵜飼体験しに何回か行きました😅
罪を白状いたします。

若い頃の私は無知だったのか、
想像力がなかったのか、

この鵜ちゃん達はどこからやってきたのか?
なんて
考えもしませんでした。


年齢や経験とともに、
感性も
変わっていくものですね。


そして
感性が変な風に独特に変わってしまった私は、

SNSの中やリアルの精神病通院中患者が、
他の人に
「精神科に行った方がいいよ!
 ちゃんとお薬飲んで治療しなくちゃ
 いけないよ!」

と、
その辺の本屋で売ってる教科書通りの知識や、
簡単にネットで検索できる
日本の精神医療マニュアル通りの知識で、
他人を精神科に勧める人達が、

この鵜の捕獲で使われる

おとりの鵜に思えてしまいました。

そして拉致された被害者(?)は、
またまたおとりの鵜ちゃん状態になり、
更なる被害者を勧誘するか、

綱で繋がれて自由のない鵜飼の鵜のように、

一生向精神薬で精神科に繋がれ、
自由のない鵜ちゃんになるか。

そのどちらかに思えてしまいました😅


しかし、

何を見ても何を経験しても何の知識を得ても、

精神医療にリンクしてしまうという、

この私の異常な感性と思考!

どうにかならないものでしょうか。


神よ😇

変えられるものを変える勇気を私にお与えください!!

ニーバーの祈りを唱えることにします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?