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精神科閉鎖病棟


2021年2月、

精神科病院への保護入院や拘束、
閉鎖病棟での生活や扱いについて、
日本弁護士連盟の弁護士さんの
インタビューを受けました。

精神科病棟に入院してたことは、
私にとって

大きなトラウマ
大きな黒歴史

です。

最近
やっと記憶が薄れて忘れつつありました。

しかし
このインタビューで
またまた鮮やかに思い出してしまいました。


こういうの
フラッシュバック
PTSDっていうんでしょうか?

私の入院してた精神科専門病院は、
いわゆる
山奥にひっそりある昔ながらの
薄汚く暗く、
職員さんに暴言吐かれたり、
暴力を受ける、

そんな
恐ろしいイメージの病院では
ありませんでした。

都心から近く、
精神科病院としては、
救急精神科のある最新の病院。

建物も新しく綺麗で衛生的で、
職員さんもいい人ばかりでした。

でも
結局は大同小異。

私にしたら
そこは
まさに
「人権侵害」の場であり収容所でした。


拘束の件を話した時に、
弁護士さんに、
「暴れたり叫んだりしましたか?」

質問されました。

わたしは
「入院したくない」と主張しましたが、
暴れたりはしませんでした。


答えました。

もちろん入院したくなかったので、
無理やり救急隊員や警察官に力づくで
ひきづられた時は、
踏ん張りましたし泣きました。


入院を拒否したら、

監禁室に監禁されて、
拘束されて、
精神薬を点滴で有無をも言わさずされる。

これって
人権侵害じゃないのでしょうか?




主治医と会い診断を受けたのは、
入院してから何日間も過ぎた後です。

その際も
私が無理やり飲まされてた「向精神薬」の
説明はろくにありませんでした。



自分が
何の「向精神薬」を飲まされてるかも
分からず、

朝昼晩飲まされるわけです。

看護師さんが、
患者が薬を口に入れて水で飲み込む。

そこまで
ちゃんとチェックするんです。

下手に薬を飲むことを強弁に拒否したら、
また
監禁されて拘束されて点滴で身体に薬を
入れられるのでしょう。


怖くありませんか?


癌になっても、
「抗がん剤」や「放射線」の治療は
自己判断で決定するし、
拒否することもできます。

いったん
精神科の閉鎖病棟に入院したら、
「治療方法」はろくに説明されない上に、
「治療」を拒否できない。


変ですよね。

弁護士さんに
「入院中は
叫んだり暴れたりしませんでしたか?」

聞かれて、

「子供達にも言われましたが、
 入院患者の中で1番大人しく、
 規則を守り言うことを聞く、
 模範囚みたいでした」


思わず
「模範囚」と答えてしまいました。

まさに
囚人生活でしたからね。



かつて、
日本医師会会長が
精神医療のことを
「牧畜産業」と比喩しました。

わたしは
まさに大人しく従順な羊になってたわけです。


与えられる餌、
あっ
「お薬」を素直に口に入れ、

ルールに従い集団生活をしてました。

精神科病院って
不思議なところで、

その生活に麻痺して慣れるんです。

「入院生活」の方がいい。


言ってた若い患者さんも何人もいました。

若い患者さんは
入退院を繰り返しても、
おそらく家では親が面倒をみてくれるのでしょう。

若いし、
将来に危機感がないようでした。


アラフィフの私は
鬼気迫るものがありました。


親は高齢。
近いうちに私の面倒なんてみれなくなる。

子供も夫も仕事で私の面倒なんてみれない。



あのままだったら

私は
ほとんど精神科病院に
入院したままの、
向精神薬もやめれず薬漬けの
老後だったことでしょう。


間違いなく!

そんな老人をたくさん入院中に見ました。


そこの病院は
大きな病棟が4棟もありました。
そのうち
2棟は老人対象です。


多剤大量処方から減薬断薬しましたが、
正直、
年齢的に限界でした。

もう
数年先だったら不可能だったと思います。


実際、
ラインチャットグループで、
睡眠薬の断薬を目指す人達と
何十人と出会いましたが、
40半ばあたり以降の年齢の人達の
真剣度合いは強かったですね。


老後を見据えて

今しかない!
今やるしかない!


睡眠薬や抗不安薬の断薬に取り組んでました。


例外はありますが、

20代とかの若い子は、
わりと皆苦戦せず
アッサリやめれる人が多かったです。

年齢を重ねるにつれ、苦戦組が増えていく
印象は確実にありました。


代謝も体力も落ちるし当然と言えば
当然です。
回復力だって衰えてます。


「精神科に入退院を繰り返す人生」


片足を突っ込んでたわけです。

この恐怖は体験した人にしか
わからないかもしれません。

そりゃ
死ぬ気になって減薬断薬できたはずです。


極端な話
「精神科病院」に閉じ込められ、
精神薬を盛られて寿命を縮めて、
今後の人生を生きるなら、

たとえ
減薬で
「車椅子」になったって「寝たきり」になっても構わないと思いました。


それなら
「普通病棟」に入院できますものね。


精神科病院に入院するレベルの
多剤大量処方から減薬断薬ってことは、
そういうことなのです。


睡眠薬や抗不安薬。
ベンゾゾアゼピン単剤の人の減薬断薬の人には、
私のケースは比較対象にも
参考にもならないと思います。


ベンゾゾアゼピン単剤の減薬断薬だったら、
どんなに良かったことかと思います。
のんびり少しずつ日常生活を
送りながらできるようですので。

映画「閉鎖病棟」

 やはりちょっと美化されてましたね。
 小松菜奈ちゃんみたいな、
 目力ありキラキラしてる患者さん。
 若い女の子でもいませんでしたよ。
 
 若い女の子もみんな、目は死んでました。

これが、外せないんですよねぇ。
「私はルパン、外せる!」と思い、
努力したけど、無理でした😮

三日間程これでした。
もちろんオムツですよ。

 許せん

こんなんだったら
SMで緊縛された方がマシですよ。

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