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番外編-私と妻の現状

妻が今年の4月にロシアへ里帰り出産のため帰国してから、もうすぐ半年近くになる。また子供が生まれてからは、そろそろ3ヶ月だ。
現状についての簡単な説明と、私が最近学んだ考え方の中で今役に立っているものを紹介する。

○妻の現状
妻は毎日、子育てに追われ大変そうにしている。
『自分で全部なんとかしないといけない』
と思い込んでおり、赤ちゃんの様子に一喜一憂している。そのためベビーシッターを雇うという発想には至らないようだ。
普段は2.3時間程度しか寝られず、いつも眠そうにしている。それでも朝晩、私と毎日テレビ電話をしたり、毎日赤ちゃんの写真をせっせと送ってきてくれる。ざっと数えただけでも、動画と画像を合わせて500枚近くになる!
(容量不足により、iCloudの量を増やした笑)
また私に対して、早くロシアに来るよう何度も言ってくるので大変である。。。

○私の現状
育児休暇をとる準備は出来ていたが(上司には説明済み)、コロナウイルスの影響でロシアへ入国することが出来なくなった。
会社を休んで、語学勉強するくらいの軽い気持ちでいたが、全てが台無しになった笑 
しかたがないので、仕事をすることにした。

さてロシアへ入国する見込みであるが、現状皆無である。厳密にいうと、手段はあるのだが私にはハードルが高く現実的ではない。
以下が簡単な制約である。

・モスクワ行きの便のみ

・基本は労働関係での入国のみであり、所属企業の監督官庁による調整が必要

・入国3日前にPCR検査を受けて、英語(またはロシア語)の陰性証明書が必要

・入国後14日間の自己隔離義務

最近いろいろ頑張って、ロシア大使館での手続きをすることで、1年間有効のビザを取得することはできたが、上記の制約により現状行くことは困難である。そもそも妻がいるのは、ウラジオストクであり、モスクワとは全く異なる笑 

ちなみに、
東京-ウラジオストクは2.5時間で行けるが、
東京-モスクワは9時間近くかかる。しかも
モスクワ-ウラジオストク間も6〜7時間程度かかってしまう。
つまり普通に行けば、2.5時間でいけるところが、モスクワを経由すると丸1日程度時間を消費してしまう!!!

そうした事情もあり、私が妻や子供に会うには、ロシアへの入国条件が緩和されるか、妻が赤ちゃんを連れて日本に帰ってくるかのどちらかしかない。後者についても、いろんな制約により現状では難しい。

○私が最近学んだこと
私の現状について周りの人に話をすると、

『子供に会えなくてかわいそう』

と必ず言われるが、全くそんなことはないし、言われるのはお門違いだ。
(言ってきた人に対し、あえて反論はしないが)

私も1年前の自分ならば、自分の不運さを嘆き不幸自慢をしていたことだと思う。しかし、今の私は全く自分のことをかわいそうだとも思わないし、むしろ今が幸せであるとすら感じている。
この考え方が出来るようになった重要な考え方のうち、最も大事な2つだけ述べる。

ワークアズライフ

課題の分離

一つ目のワークアズライフだが、この考え方を知ってから実践したのではなかった。私の働き方が変わってから、この考え方を知り、類似しているところが多いと思った。

※ワークアズライフとは、仕事とプライベートを分けることなく寝ている時間以外はすべて仕事であり趣味であるという考え方。
落合陽一さんが提唱したらしい。

私は上に書いた定義ほど、仕事に取り組んでいるわけではないが、
『仕事をして楽しい』と思える状況にある。
本社1年目のころは、朝会社に行くのは怠く、毎日の勤務時間が長く感じられた。
しかし本社2年目の今は、会社に行く(あるいは在宅)のは全く苦ではなく、むしろワクワクしながら出社できている。

この状態にたどり着いた大きな要因は、
『自分の仕事をコントロールでき、かつある程度の権限を与えられた』からだと思う。
そのため、自分の都合で会社を休め、好きなやり方で仕事をこなすことができている。
うちの会社にしては珍しく、上司が放任主義かつ成果主義であることが幸いした。
(私の会社は平均的な会社の10倍は、お役所気質である。そのため本人次第で、やり方は変えられると思う。)

いまは次のステップとして、

・周りの人に自分の仕事をやってもらう仕組みを作る。

・会社の将来を見据えた、大規模なプロジェクト案を社長に提出し実現する。

ということを目標に日々の業務をこなしている。


二つ目の課題の分離だが、アドラー心理学の考え方の1つである。簡単に言うと、
『自分の行動で何とかなることにのみ集中して取り組み、それ以外のことは関心を持たず何もしない』
という考え方である。(と私は認識している)

実践するのは中々難しいが、少しずつ考え方にも慣れてきた。
例えば現状、コロナウイルスの影響でロシアに入国できないが、そのことに文句を言ってもしょうがない。なので私は赤ちゃんや妻に会えない現状に対して、嘆くことは決してしない。

そうでなくて、私が出来ることである、

・ビザの手続きや、子供の国籍の手続きをする。
・仕事に一生懸命取り組む。

といったことに注力するのである。
この考え方が出来るようになってから、毎日が楽しく、幸せを感じられるようになった。
個人的に思うことだが、この考え方をするには、

『日々の仕事が楽しい』

ということが大前提にあると思う。
なので1年前に同じ『課題の分離』という考え方を知ったとしても、自分の中で咀嚼して受け入れることはできなかったと思う。         

                      ◉1番伝えたいこと
繰り返しにはなるが、まずは

ワークアズライフ

の考え方の通り、日々の仕事を楽しんでできるようにする。そのためには、仕事を真面目に取り組み、自分の裁量が及ぶ範囲を広げることが大事だと思う。

仕事が楽しく、生活の一部として受け入れられるようになったら、

課題の分離

の考え方を日々の生活に取り入れることで、自分がすべき事がはっきりと見え、余計なことに気を取られなくて済むようになると思う。
こうすることで、日々幸せを感じながら過ごすことができるので、この考え方に共感した人はぜひ実践してみて欲しい!

かくいう私も、今のこの気持ちを忘れずに、日々謙虚な気持ちを持って過ごしたいと思う。

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