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「マルエツアンテナ」なるものがある

「マルエツアンテナ」とは?

お盆休みの4日間、英会話学校の夏期集中講座を受講していました。クラスメイト同士が仲良くなったので、最終日はいつもより30分授業を早く終わらせてもらい、コンビニで買ったお酒やおつまみを持ち寄って軽く打ち上げをすることになりました。
授業後にクラスメイトと買い物に出かけたときのこと。学校の隣のセブンイレブンに入ろうとしたクラスメイトのとおるさん(仮名)に、私は声をかけました。

「とおるさん、セブンじゃなくてスーパーに行きましょうよ。安いし、おつまみもいろいろあると思いますよ」
とおるさん「え、スーパーって近いの?」
「そこにマルエツがありますよ」
とおるさん「え?これ、スーパーなの?」

東京の一部地域にお住まいの方はご存知だと思いますが、「マルエツ」というのはスーパーマーケットです。
英会話学校の隣にはセブンイレブン、その隣の隣にはマルエツがあります。このマルエツは最近できたわけでなく、何年も前からあります。とおるさんは何年も前からこの学校に通っています。なのでマルエツの前を何十回も通っているはずなのに「スーパーがある」と気づかなかった。

その理由を勝手に分析しますと、とおるさんがお住まいのエリアにマルエツがないから、とおるさんには「マルエツとはスーパーである」というイメージがなかったのだと思います。私も以前、とおるさんと同じ区に住んでいたことがありますが、あのエリアでは他にメジャーなスーパーがあって、マルエツを一度も見かけなかった。
一方、私がいま住んでいるエリアや、会社のあるエリアには、マルエツがたくさんあります。だから、私はマルエツの看板を見ると「スーパーがあるぞ」とぱっとわかる。
この現象を「マルエツアンテナが高い」と名付けることにしましょう。高いからといって何の自慢にもなりませんけどね(涙)。


アンテナを高くしないと気づかないことがある

上記の例は、スーパーマーケットに気づかないだけなので、たいしたメリットもデメリットもありませんが(苦笑)アンテナを高くというか、普段から意識しておかないと気づかないこと、損することは多々あります。

6月末にマイナポイント第2弾キャンペーンが始まったことは有名かと思います。私は開始早々にマイナポイントをゲットし、ランチタイムに同僚に
「マイナポイントもらった?」
と聞いたところ、彼女は自分が15000円分のポイントをもらう資格があることを知りませんでした。
マイナポイント第2弾キャンペーンというのは、まだマイナンバーカードを作ったときにもらえる5000円ポイントをゲットしていない人だけが対象だと思っていたようです。ちょっと調べたらわかったはずなんですが、「私には関係ない」と思い込んでいるとスルーしてしまうんですよね。
私の話を聞いてすぐに、無事に15000ポイントをゲットできたようでよかった。

他にもいろいろありますよね。
対人関係のアンテナが低すぎて、せっかく素敵な人たちに出会えているのに、そのご縁を大切にできない。
マンション購入を検討しているのに住宅市場に疎すぎて、好条件の物件に巡り合えたのに決断できずに買い時を失う。
転職のチャンスを逃す、仕事の勘が悪すぎてライバルに遅れをとる、などなど。

「マルエツ」に対するアンテナが高いように、他のことに対するアンテナも高くしておきたいものです。

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