全然伝わってこなかった『世界の涯ての鼓動』

2019年公開映画129本中111位。

予告では良作な感じがしたのだけれど、、、
実際は、、、伝わってこねぇなぁと。

MI-6の諜報員であるジェームズ・マカヴォイと、
海洋生物学者のアリシア・ヴィキャンデルっていうね、
まあ、X-MENとララ・クロフトなんだけど、
普段会わなそうな二人が、
フランスのノルマンディーにある海辺の素敵なホテルで出会い、
速攻恋に落ちるって話。

まあ、ここまではよかった。

その後、二人は仕事のために離れ離れになるんだけど、
まず、ジェームズ・マカヴォイが自爆テロ組織の連中に捕まり、
音信不通になってしまったことで、彼女がやや精神不安定に。
あれ、意外とメンヘラなのかなって。
あんな難しいこと調べてる学者なのに。

で、そんな彼女も、潜水艇で海底3,400m行ったところで、
操縦不能になり、ピンチに陥ってしまうと。
ただ、そんなときも想うのは彼ばかりでして。。。
おいおい、自分の命は(笑)

二人とも、極限状態に陥るようなミッション抱えているのに、
常にお互いを想い続けているっていうのがね、
ちょっと、共感しづらいなと思ってしまいました。

いや、愛は素晴らしいよ?
切なく尊いものだ。
でも、、、若干恋愛にドップリ浸かり過ぎている印象が強く、
話はシリアスなのに、
要素だけ見たら、邦画の高校生キラキラ純愛青春映画と、
そんな大差ないなーって。
特にアリシア・ヴィキャンデルの方がその傾向が強かったな。

もうちょっと離れ離れになった後の二人のやり取りを見たかったけど、
そもそも、ジェームズ・マカヴォイが音信不通になってしまったから、
それができないんだよね。
そしたら、彼女はひとり悶々とするしかないからさ、
実際の恋愛はそんなもんだとしても、
映画として見ると、ドラマチックな要素が足りない。。。

ただ、二人とも頭はキレるからね、
会話の内容は意外とハイソというか、
知的好奇心をくすぐるような会話で、
そこだけは心地よさがあった。

とはいえ、全体的には面白くはなかったかなー。
終わり方も、「ええ!ここで終わり?!」っていう切り方だったし。

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