見出し画像

跡部景吾全開だった『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:43/50
⠀ ⠀ 笑い😂:★★☆☆☆
⠀ ⠀ 興奮🤩:★★☆☆☆
イケメン✨:★★★★☆

正直、そこまで観るつもりはなかったんです。特にLDHに興味があるわけではないですし、これドラマもやってますけどそっちは観てないないですし。。。なのに、なぜ観たのかと問われたら、単に「前作を観ていたから」というただそれだけですね。。。意識低くてすみません。。。

【どんな映画?】

前代未聞のプリンスバトルを繰り広げた前作の続きで、今度は貴族が学園を乗っ取ろうとする話です。ドリー(白濱亜嵐)が聖ブリリアント学園にやってきて、「この学校をもらう」と。で、朱雀奏(片寄涼太)がそれを阻止するために勝負しようと。勝った方の言う通りにしようと。そんな話です。

【感想】

前作と同じで、『HiGH&LOW』の学園版って感じなのですが、「王子が大渋滞してるよ!」とか「DOR「どんなときも・俺が・レボリューション)」
という迷言をぶちかます謎の世界観で、全編通して様子がおかしいです(笑)

これ、キャラゲーならぬキャラ映画なんですよ。キャラゲーの詳しい意味については下記を参照ください。

簡単に言ってしまえば、ストーリーよりもキャラクターを第一に考えて作られたことを言うんですが、この映画はまんまそれです。とにかく、ストーリー自体がよく練られているとか斬新だとかそんなことはないのですが、その分キャラクターが濃いです。

この作品に出てくる王子たちはいくつかの派閥に分かれていて、しかもテーマ曲まで用意されています。朱雀奏(片寄涼太)が率いる「Team奏」、ヤンキーの「Team京極兄弟」、生徒会から構成される「Team生徒会」、ダンスが得意な「Teamネクスト」など。

で、今回出てくる貴族、、、といってもホストなんですが、彼らもクラブ・ノーブル、クラブ・テキサス、クラブ・サンマルチノ、クラブ・ゴッチなど複数の所属クラブがあり、映画ではその中のクラブ・ノーブルのホストであるドリーが聖ブリリアント学園に殴り込みをかけてくるというわけなんですね。なお、僕は観ていませんが、ドラマ版ではそのドリーがホストになるまでを描いているらしいです。

まあ、本当に『ハイロー』の横展開といった感じなんですが、特に貴族たちがおかしくって(笑)いちいちポーズを決めるから無駄な動きが多すぎるのと、何かあるとすぐにホストの一気コールかけてくるんですよね。ドリーに至っては『テニスの王子様』に出てくる跡部景吾を彷彿とさせる言動があって、それを知っている人からしたらちょっと笑ってしまいます。

ある意味中二病感があるので、最初は大して面白くないなと思っていたんですが、だんだんこのコミカルな登場人物にハマっている自分に気づきます(笑)

『ハイロー』の横展開と言いましたが、男性目線からしたら『ハイロー』の方が断然面白いと思います。あっちは完全に殴り合いのケンカなので、いわゆるバトルアクションが豊富で観ていて楽しいです。

一方、この『PRINCE OF LEGEND』シリーズはバトルらしいバトルはほとんどなく、イケメンのキラキラっぷりを眺めてるだけなので、男からしたらそこまでハマる要素はないかもしれません。
(とはいえ、白濱亜嵐は同じ男から観てもメチャクチャカッコイイですけどね!)

前作は、ひとりの女子生徒をみんなでオトそうとしていたので、イケメンが勢ぞろいする絵面以外でも、女性目線からして楽しめる要素はありそうな気がしましたが、今回は女っ気がまったくなく、王子と貴族でにらみ合うのがメインだったので、イケメンが観られるということ以外でウリとなる要素はあったんでしょうか。。。

しかも、また続きがありそうな終わり方だったので、王子と貴族たちの行末やいかにって感じでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?