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ファンじゃなくてもあまりのエモさに感極まって涙!まさに光と音の思い出アルバムだった『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』

【個人的な評価】

2021年日本公開映画で面白かった順位:5/252
   ストーリー:☆☆☆☆☆(ライブなので)
  キャラクター:★★★★★★★★★★
      映像:★★★★★★★★★★
      音楽:★×20
映画館で観るべき:★★★★★★★★★★

【要素】

ライブ
ジャニーズ

【元になった出来事や原作・過去作など】

なし

【あらすじ】

2018年11月から2019年12月まで1年以上にわたり、計50公演、1ツアーとして日本史上最大の累計237万5千人の動員を記録した、嵐20周年のツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」。

このツアー中、あるBIG PROJECTが着々と進行していた。それは、「映画を撮影するため」に1日限りで開催するという、過去に例を見ない「シューティング・ライブ」だった。

2019年12月23日、東京ドームで壮大な撮影を敢行。『ピカ☆ンチ』(2002)で嵐初主演映画を監督した堤幸彦を始め、これまで嵐に関わり、彼らを知り尽くした映画トライブのスタッフが集結し、嵐が5人だから見られた風景、52000人の観客が5人といっしょに見た風景を125台のカメラで余すことなく記録した。

東京ドームの圧倒的な一体感と臨場感をそのままに、2000年から2020年までのコンサートで累計約8200万人を動員したジャニーズ事務所を代表するアーティスト・嵐"初"のライブ映画として、その名曲とパフォーマンスを体感できる全篇ライブ・フィルムが誕生した。

【感想】

これは、、、やべぇーっす。。。嵐、やべぇーっすわ。。。あくまでもライブなので、他の映画と同じようには扱いづらいですが、ものすごく興奮したし、感動しました。ただのライブ映画だと思って舐めてましたが、まさか今年トップ10に入る面白さ、、、!

【はじめに】

ただの身の上話なので、飛ばしていただいても構いません。ただ、こういうのはそのアーティストのことが好きであればあるほど評価は高くなると思うので、まずは僕と嵐の距離感について書いておきます。そもそも自分は特に嵐のファンっていうわけではありませんでした。ただ、ジャニーズのグループの中では年齢が近く、身近な存在ではありましたね。気づいたらすでにアイドルになっていたということではなく、デビューしたまさにそのときを見ていたので。グループ名は漢字だし、上裸で透明なレインコートみたいなの着てたし、最初は「どうしたもんだろう」って思いましたけど(笑)

世代ってこともあってか、2008年ぐらいまではちょくちょく彼らの歌を聴いていました。僕は男ですが、小さい頃に光GENJIが好きだったこともあって、学生の頃はよくジャニーズの歌を聴いていましたよ。SMAP、V6、TOKIO、Kinki Kidsなどなど、まわりの友達含めて、カラオケでも必ず入るアーティストでしたね。2008年以降はほぼ聴かなくなってしまったんですが、それでも流れると不思議と聴いたことあるんですよ。きっと、ドラマやCMのテーマソングで、知らず知らずのうちに耳に入っていたのかもしれません。

<嵐の20年間の軌跡を描いた思い出アルバムを見ているかのよう>

この映画、というかライブは嵐の20年間の軌跡を振り返るような形になっています。1曲目、『感謝カンゲキ雨嵐』からぶち上げスタートし、その後も名曲続き。僕が昔よく聴いていた歌もふんだんに盛り込まれたセトリに、まさに感謝カンゲキ雨嵐でした。

僕はライブって数えるほどしか行ったことなくて、浜崎あゆみ、ラルク、LUNA SEA、ももクロぐらいなんですよ。で、けっこうライブのセトリって大事で、下手したら全然知らないのばっかりだったなんてこともありました。なので、本当にそのアーティストのことが好きで全部の歌聴いてますっていうぐらいじゃないと、なかなか楽しめないことも多いのかなと。

そんな中で、今回の映画では超有名な曲のオンパレードだったので、流れている歌はほとんどわかりましたし、さらに、各メンバーの昔の映像もいっしょに映し出されるので、感慨深さがとてつもないんですよ。20年という長い時の流れに加えて、日本人なら知らない人が少ないんじゃないかってぐらいの認知度、さらに自分はド世代。その3つの要素が合わさることで、まさに思い出アルバムとか結婚式のムービーとかそういう感じに見えて悶絶しました。嵐だからこそ活きる演出だと思いますよ、ホントに。嵐にしかできません。もし他にできるグループがあるとすれば、、、もうないけどSMAPかなあって思います。"長く続いていて"、"みんなが知ってる"って、なかなかいないですよ、アイドルで。

<超絶推したい2曲>

どの歌もよかったんですが、個人的には2曲推したいのがあります。まあ、みなさんここはよかったっていうんで、だいぶミーハーなチョイスかもしれませんが、、、特にファンでもない身からしたら、なおさらよかったんですよ!(笑)

ひとつは、翔クンのピアノの伴奏で歌われる『アオゾラペダル』。「ピアノ弾けるんだ!」という、ファンからしたら初歩的すぎるツッコミを持ちつつ、そのピアノのメロディーと共に観客全員で行う合唱スタイルに感極まって涙出ました。

そしてもうひとつ。これがもうとびっきりにヤバくて、この映画の中で、いや、今年観た映画の中で最大の推し歌でした。1999年から2019年までの彼らのCDジャケットが映し出され、“すべての始まり”へと繋がる演出が素晴らしかったんですよ!!彼らの物語が始まったあの歌、、、ティキソウソウ。『A・RA・SHI』!!それも、当時のミュージックビデオと、それと同じ構成で撮影した2019年版の映像、2つを並べて映し出し、その前で嵐の5人が歌う踊る!エモい、、、エモすぎる。。。

<その他>

もともと歌を多く知ってたり、世代だったりってことも大きいとは思いますが、本当にいいコンテンツでした。実際のライブだとひとつの視点からしか観れませんけど、125台のカメラによって縦横無尽に映し出される映像の数々は、生以上に生だったと思います。東京ドームが5つの光で満たされた最高のひととき。

アニバーサリーってこともあって、有名な曲が多い構成なので、特に嵐ファンじゃなくても楽しめると思います。これは映画館という整った環境で鑑賞していただきたいですね。応援上映あったら楽しそうだな~。


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