もはや意味がわからない『パンク侍、斬られて候』

この映画なんて言ったらいいんだろう(笑)

予告を見ると、割と壮大なアクション映画かと思いきや、
実際は、まあアクションなんだけど、
こう、一言じゃ言い表せない不思議な世界が広がっていた。

話としては、ウソを通すためにウソをついたら、
取り返しのつかないことになってもうた的な感じで、
すごくオーソドックスな感じではあるのだけれど、
世界観が狂気じみているのと、
出てくる人みんなキャラが強烈すぎるのと、
彼らのセリフがいちいち笑える(笑)

時代設定は、、、江戸らへんだと思うんだけど、
しゃべる猿とかいるし、全宇宙はサナダムシの中にあるというし、
ファンタジーなのか哲学なのか、
もはや理解が追いつかない。
『猿の惑星』っぽいシーンもあったし(笑)

邦画にしてはめずらしく、製作委員会方式ではなく、dTVのみ。
だから、スポンサーの意向とかもなく、
ああいう奇抜な形になったのかな。

確かに謎な映画ではあるのだけれど、
感情をさらけ出して作ったような雰囲気はよかった。
自分の作りたいものをそのまま形にしたような感じ。
監督とか脚本家とかのクリエイターは、
外部からの圧力がないとアーティストになるのかなと。
普段、抑圧されて生きている人は見てもいいかも。
本能のままに生まれたような作品で、刺激的ではある。

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