こんなにまで喪失感を得るヒーロー映画があっただろうかという『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

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見終わった後、場内からはため息が方々から聞こえた。
たぶん、みんな同じ感情を持ったのだと思う。

喪失感。。。

大切なものを失った感じ。
今までそこに当たり前にあったのに、
急になくなってしまって、心の整理が追いつかない感じ。

ヒーロー映画って、今までは
「ゆーても最後は何とかなるっしょ」って、
常に心のどこかで思っていたのだけれど、
これはどうにもならなかったね。。。
敵が、サノスが、最強すぎた。
チートじみた強さに、歴戦のヒーローが束になっても敵わない。

映画の序盤からすでに彼の圧倒的な強さが垣間見れる。
その時点で、「ああ、これはもうダメかもしれないな」
っていう思いがじわじわと広がっていく。
それぐらいの強さ。

その冒頭からのヤバイ展開が、
まったく勢いを落とすことなく最後まで突っ走る。
156分という長尺もまったく感じさせないほどの興奮の連続。

激しいバトルやアクション、ド派手なCGなど、
この映像クオリティは近年の映画の中ではトップクラス。
さらにシリアスな流れというストーリーのところも見応えがある。
でも何より一番びっくりしたのが、
意外にも笑えるシーンが多いということ。
まあ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の連中なんだけど(笑)
普通に場内爆笑っていうね。

あれだけ多くの登場人物がいる中で、
各ヒーローたちがそれぞれの映画で培ってきたノリを
一切損なわず、しっかり溶け込み合っているところがすごいなと。

そして、サノスの想い。
ただの悪というわけではなさそうというところが、
またなんとも、、、ね。。。

この10年自分が生きてきた目的。
エンターテインメント映画の到達点。
すべてがクライマックス。
終わりの始まり。

それが、インフィニティ・ウォー。

これまでの「マーベル・シネマティック・ユニバース」で、
最強に面白かった。
これは絶対に映画館で見るべき映画。

世界観がバラバラな日本の漫画では決して成し得ない取り組み。
戦隊ヒーローや仮面ライダー、タツノコレジェンズが近いけれど、
規模で到底及ばない。
世界にはたくさんのヒーローがいるのに、
ここまでオンリーワンになれる圧倒的存在感。
マーベルの勢いはますます強くなっていくだろう。
さすが、「スター・ウォーズ・シリーズ」と大差をつけて、
世界で一番興行的に成功している作品群である。

エンド・クレジット後のおまけムービーが、
これまでの中でもっともワクワクする秀逸なものだった。

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