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ギャンブルよりもイカサマと顔芸を楽しむ『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』

【個人的な評価】

2021年日本公開映画で面白かった順位:84/108
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】

学園モノ
ギャンブル
イカサマ
顔芸
カイジ

【あらすじ】

ギャンブルの強さだけで学内のヒエラルキーが決まる私立百花王学園。学園内では生徒会への上納金を支払えない「家畜」と呼ばれる生徒が急増。彼らは家畜返上を賭けた「公式戦」と呼ばれる勝負を生徒会に対して次々に申し込み、事態は混乱を極めていった。

こうなったのも蛇喰夢子(浜辺美波)のせい。そう考えた生徒会の一部のメンバーが、2年前にある事件がきっかけで停学処分となった視鬼神真玄(藤井流星)を呼び寄せる。

彼はその圧倒的な力で、夢子にも勝利し、ついには生徒会長の桃喰綺羅莉(池田エライザ)もその座から引きずり下ろし、学園のトップとなる。

その状況を打破すべく、夢子たちは公式戦を申し出、「指名ロシアンルーレット」という命がけのゲームに参加することになるが……。

【感想】

学園モノ×カイジ、その言葉がピッタリの世界観ですね、この映画。そして、出ている役者が全員1990年以降の生まれってところに時代を感じます(笑)

<テンポの悪さが目立つ印象>

僕は、原作漫画およびアニメは観ていなくて、ドラマと前作映画は鑑賞済みっていう状態です。今回の映画は前作に続き、オリジナルストーリーとのことですが、、、ちょーっとテンポが悪かった印象なんですよね(笑)

ドラマ版は1話25分ぐらいしかないから、テンポもよく、ギャンブル自体もサクサク進むから観やすいんですが、前作の映画はもとより、今回の映画も特にギャンブルシーンの進みが悪く感じられて。。。駆け引きや心理戦があればまだ時間が経つのも忘れられるんですが、今作はそれもあまりなく、全体的に冗長に感じました。僕があまり人のプレイに興味がないっていうのもあるかもしれませんが。。。

<そもそもギャンブルを楽しむ作品なのか>

原作はどうかわかりませんが、実写版を観ていて思うのは、このシリーズってギャンブルがおまけなんじゃないかってぐらい顔芸がやかましいんですよね(笑)それに加えて、うるさいセリフとオーバーリアクションが目立つっていう。むしろ、そのコミカルさを楽しむのが正解なのかもしれません。まあ、今回の映画はドラマ版や前作の映画よりも、その要素が少なめではありましたけど(そうなると、この映画の見どころって一体。。。)

また、このシリーズのギャンブルってヤクザみたいな根回しとイカサマで成り立ってる部分が多いので、多分、単純な能力としては、蛇喰夢子が一番強いと思います。彼女、探偵並みに見破る洞察力の鋭さも持っていますしおすし。

<キャストの再現度の高さ>

でも、実写版にもいいところはありますよ!原作やアニメのキャラデザを見る限り、配役がけっこうピッタリだと思うんですよ!生徒会長役の池田エライザさんなんかは特に最高です!

藤井流星さんもキャラとしての風貌はよかったし、彼だからこそ務まる役だと思いました。ただ、あそこまで学園復帰にこだわる動機がわからなかったから、敵としての印象は薄かったですが。

<その他>

実は本当に一瞬なんですが、田中圭さんがいるんですよ。ものすごい無駄遣いに笑っちゃいますが。これは制作側のお遊び要素でしょうねー。

さて、映画自体は、続きがありそうな終わり方でしたけど、、、あるかな?(笑)


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