見出し画像

臨場感と没入感で観る者を圧倒する『1917 命をかけた伝令』

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:6/30
スリル😱:★★★★☆
臨場感⚡️:★★★★☆
⠀ 感動😭:★★★★☆

これはとにかく観てくださいとしか言いようがないです。まさに「画で語る映画」。それに尽きます。

【どんな映画?】

時は第一次世界大戦。ドイツ軍が後退するという情報を得たイギリス軍は追い討ちをかけようとするものの、実はそれはドイツ軍の仕組んだ罠で、後退したと見せかけて敵を誘い出す作戦でした。
このまま進むとイギリス軍は大打撃を被り、1600人の命が危険にされされることになるため、すぐにでも作戦を中止しなければならないのですが、電話線を切断されて連絡ができない状況に。

そこで、イギリス軍の若き兵士であるウィリアム・スコフィールド(ジョージ・マッケイ)とトム・ブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)は、作戦中止命令を前線にいるマッケンジー大佐(ベネディクト・カンバーバッチ)に直接伝えるよう命令を仰せつかるという話です。

それも、"明朝"までに。。。

【感想】

この映画、最大のウリは全編ワンカットが可能にした圧倒的な臨場感と没入感です。(なお、厳密には完全なるワンカットではなく、長回しの撮影を複数行い、それらを繋げてワンカットで撮ったかのように見せるよう編集したようです)。

しかし、それでも見た目的には完全なるワンカット。場面転換が一切なく、すべてがシームレスに流れていく感じは、まるでその場にいるかのように錯覚させてくれます。

いつ敵の弾が跳んでくるかわからない恐怖の中、必要最低限の装備だけで、しかも明朝までというタイムリミット付きという無理ゲーな状況の中、若き兵士の突き進む姿を塹壕から草原に川に森にと追いかけていく光景は、まるでサバイバルドキュメンタリー映画のようでした。

これは絶対に映画館で、しかもIMAXで観ないとダメです。より強い臨場感と没入感を体験できるので。

そして、これは僕からのお願いですが、どうか『彼らは生きていた』と併せて観てください。そうすることで、より戦争中のお話をリアルに感じることができます、、、!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?