なんで今さら新作を出したのかっていう『カイジ ファイナルゲーム』

2020年公開映画ランキング:6/6
 スリル😱:★★☆☆☆
  笑い😂:★★☆☆☆
ざわざわ😳:★★★☆☆

さて、いろいろ気になる点が多い映画でした。
今年に入ってから観てきた映画がどれも当たりすぎたのと、今回、ちょっと残念かなって思うところがあったので、総じて、「つまらなくはなかったけど、、、」って印象です。

【どんな映画?】
東京オリンピック後の不景気に喘ぐ日本が舞台で、政府が推し進めようとしている"ある法案"を止めるために再びカイジがギャンブルに挑むという話。

【感想】
過去同様、独特なゲームを前にやんやしていくわけだけど、2つ気になった点がありました。

①ゲームの内容について

ゲームの詳しい内容は映画を観ていただくとして、今回カイジたちが挑んだゲームは、いかに事前準備をするかが肝でした。
1作目のときのように心理戦や戦術などはほとんどなく、「どこでそれ知った?」みたいな情報を何とかして仕入れ、対策を取ることに終始してしまったのが、ざわざわ感がほぼなく、スリルのカケラも感じませんでした。

②カイジの戦う意義

結局、その法案が可決されようが否決されようが、カイジにはあまり関係ないんだよね。だって、お金がないから。
銀行に預けてある預金を引き出させなくするっていう法案なんだけど、カイジって銀行に貯金ないし。
となると、そこまでして戦う意味ある?って思っちゃいました。
前みたいに借金返すためとかならすごく腹落ちするけどね。


とはいえ、カイジは「金がないだけで人としての価値もないということは絶対ない」というメッセージを強く訴えていて、金の亡者に見えつつも、人として大事なところは守っている印象は好感度上がります。

あと、このシリーズ、顔芸とセリフの言い方がすごく特徴的なんだけど、今回も藤原竜也と吉田鋼太郎がやってくれました(笑)
もうね、そんな言い方する?ってぐらいオーバーなセリフに吹きますわwww
特に、カイジの放つ「悪魔的だああああ!!」っていうのは最高(笑)

過去シリーズのキャストも出るし、今まで観てきた人なら観に行ってもいいとは思うけど、個人的には『パラサイト 半地下の家族』や『エクストリーム・ジョブ』の方を強く勧めます。


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