インディアンドリームな『ガリーボーイ』

2019年公開映画171本中29位。

いい映画だったー!!
まさにアメリカンドリームならぬインディアンドリーム!!

インドのスラム街で育った主人公ムラドがラップと出会い、
大成功するまでを描いた実話をベースにした話なんだけど、
あのどん底から這い上がっていく感じがいいよねー。

ラップの映画なので、当然BGMも全部ラップ。
だから、そういう意味では、
あまりインド映画っぽくない感じではあったかな。
よくある陽気な歌とダンスとっていう形ではなかったから。

階級社会のインドでは生まれがすべて。
使用人の子として生まれたムラドにはそうなって欲しくないと、
両親は一生懸命働いて彼を大学に通わせるも、
ムラド本人はどんどんラップにのめり込んでいき、
それがきっかけで父親とも険悪な中に。

さらに、この映画はけっこういろんな人との関わりがあって、
自動車窃盗やクスリの密売をしている悪友モインとのいざこざや、
将来外科医を目指しているヒステリックな恋人サフィアとの喧嘩、
ムラドの才能に惚れ込む女性プロデューサースカイとの情事など、
けっこう情報量は多い(笑)

中でも、恋人のヒステリックさがヤバくて、
彼女がキレるシーンはかなりヒヤヒヤするのが印象的だった。
気が強いとかそんなレベルじゃないからな。。。
すごくかわいいんだけど、すごく怖くて、
実際にいたら近づきたくない。。。(笑)

そういういろんな話がある中で、
ちゃんと泣かせてくるんだよねー、ボリウッドは。
終盤のモインとのやり取りは感動して涙溢れたわ。。。

無名な主人公が一気にスターダムをのし上がる話はよくあるし、
同じインド映画でも『シークレット・スーパースター』ってのが、
8月に公開されていたけど、
まあ、なんだかんだでそういう話は面白いよね(笑)

ちなみに、僕は『シークレット・スーパースター』の方が好きです。
そっちの方が笑いあり涙ありの陽気な感じで、
「ザ・インド映画」感が強かったから。
『ガリーボーイ』はよくも悪くもインド映画感が薄い。

ちなみに、ヒンディー語はわからないけど、
韻を踏んでいるのは聞き取れるから、
ラップ素人でもそのすごさは何となくわかるし、
あの力強い歌には圧倒されるよ。

インド映画好きかラップ好きなら観るとよいと思う!

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