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映画感想

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新旧問わず、映画館で観た映画の感想を書いています。 あくまでも個人の主観なので悪しからず。
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2018年9月の記事一覧

闇と肉欲と純粋さがほとばしる『愛しのアイリーン』

ああ、、、これ、クッソ面白かった。。。
今年3番目、、、
いや、設定や話だけなら一番面白かったと言えるかもしれない。

頭の中がお花畑な自分としては
マーベルやディズニーといった夢物語が大好きなんだけど、
その真逆にある人間のグチャミソしたところが全開の映画も
同じぐらい好きなんだよね。
今回、監督が『ヒメアノ〜ル』の吉田恵輔ってことで、
あの闇をえぐるような感覚を味わえたのがとてもよかった。。。

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全然泣けなかった『コーヒーが冷めないうちに』

「4回泣けます」っていうから、どんなもんだと思ったら、
見事に1回も泣けなかったっていう。。。
『ドラゴンボール』でピッコロが死んだときでさえ泣くぐらいには、
涙腺ゆるいはずなんだけど。。。
まあ感動はするけどね。。。

時間を超えられる喫茶店の話だけど、
いろいろルールがある上に、
結局過去は変えられないっていう制約を設けて、
これまでのタイムトラベルモノと差別化してる感じ。

過去は変えられな

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シリーズで一番面白かった『ザ・プレデター』

B級映画かと思いきや!!
全然そんなことなかった!!
これシリーズの中で一番面白い!!

ついに、、、ついにね、、、
プレデターの目的がはっきりしたよ。。。
これあるあけでだいぶ違うね。
今までは何で地球にいるのかよくわからなかったし、
もう気づいたらいて、人殺しまくってるから、
正直よくわからなかったんだよね。。。

でも今回は異種配合のために地球に来て、
より強く優秀な遺伝子を探しているってい

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B級感ハンパない『MEG ザ・モンスター』

B級映画。
この言葉がピッタリだと思う。
それはこの映画の出来が悪いとかではなく、
まあサメとかゾンビとか、そういうのってB級感出ちゃうよねっていう。

今回は絶滅したはずの巨大ザメ、
"メガロドン"と戦う人々を描いた話だけど、
まあ、あの手この手でがんばるって流れ。
あんなデカイサメ絶対やっつけられないだろって気がするが。
もはやジェイソン・ステイサムのアクアマン感(笑)

でも二度と海には行き

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決勝戦シーンがマジ興奮の『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』

実在するテニスプレイヤー、
ビヨン・ボルグとジョン・マッケンローの対決を描いた話。
親世代では知らない人がいないほどの有名人らしいけど、
スポーツにまったく興味のない自分は全然知らなかった(笑)
(とはいえ、小さい頃に親がビデオとかで見せたことあるらしいけど)

前半は2人の生活やこれまでの経緯などが淡々と映し出されるので、
ちょっと退屈なのだけれど、
後半のウィンブルドンの決勝戦のシーンはヤバイ

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突っ込みどころが多くて思わず笑っちゃう『スカイスクレイパー』

この「ザ・ハリウッド」的な感じ、嫌いじゃないよ(笑)
ド派手なアクションと家族愛ってやつね。
ハリウッド映画って、
日本以上に家族の愛や絆が何よりも大事系多い気がする。
アメリカ人、こういうの好きなのかな。

さて、地上900mを超える世界一高いビルが、
テロリストに乗っ取られて火事になり、
取り残された家族をドウェイン・ジョンソンが助けるっつー話なんだけど、
とにかく設定はメチャクチャ怖い。

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オタク心に響く『500ページの夢の束』

『スター・トレック』の二次創作感ある映画だった。

施設にいる自閉症のダコタ・ファニングが、
『スター・トレック』の脚本コンテストに応募しようとするも、
郵送では間に合わず、自らロサンゼルスに向かうという話。

そもそも誰かに投函頼んだり、車に乗せてってもらえばよかったのでは、
という人がいる気もするけれど、
彼女のこだわりと、一応そうなる経緯もあるので、
そこはそれでいいのだと個人的には思う。

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想像上にぶっ飛んだ主人公の『響 -HIBIKI-』

予告を見た時点で、「主人公がだいぶぶっ飛んでるな」
とは思っていたのだけれど、
実際に見たら、想像以上にぶっ飛んでた。

とにかくすぐに手が出ちゃうんだよね。
まあ正直っちゃ正直ってことなんだろうけど。
そして正論をぶちまける。
でも天才小説家。

降って湧いたように現れた天才と、
才能の限界を知る人との対比はよくある話だし、
自分も昔、ちょっとだけシナリオの学校通ってたから、
そこの共感はすごく

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何もないところで泣いてしまう『プーと大人になった僕』

ああ。。。
もうこの映画に追いつけるものないかもな。。。
って思っちゃうぐらい、初めての体験でした。

これは、家庭を顧みず、仕事に追われる日々を送っていた
大人になったクリストファー・ロビンが、
ある日、小さい頃の親友だったプーと再会する話。

開始5分で泣いてました。
なんでかわからないんだけどね(笑)
そのあとも事あるごとに涙が出ちゃって。。。
別に悲しいシーンがあるわけでもないし、
まあ感

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醜い顔と傷を負った美人は違うと思った『累-かさね-』

不思議な口紅により顔が入れ替わるという話。
昔見た『フェイス/オフ』チックな設定でした。
しかも12時間しか持たないという時間制限付きで、
そこは『シンデレラ』っぽいなと思ったり。

いつも純朴な役が多い土屋太鳳と芳根京子が、
今回は闇まっしぐらな役だったので新鮮でした。

顔入れ替わって人生変わったら、
そのまま借りパクしたくなっちゃうよなあとか、
でもやられた方は人生台無しでたまったもんじゃな

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90年代J-POP炸裂の『SUNNY 強い気持ち・強い愛』

見た?池田エライザ。
やばくない?やばくない?
もうね、エライザですよ、時代は。

いやー、それにしても全体的にうまくローカライズされてて、
すごく面白かった!!
90年代J-POPソングに、当時の風景が本当に懐かしい!
でも、年代は自分よりちょい上なんだよね。
95〜96年ぐらいに女子高生だから、4〜5個上かな?
今、40になるかならないかぐらいの人たちが、
一番ドストライクかもしれない。

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中毒性の高いアニメだった劇場版『フリクリ オルタナ』

これはなかなか映画の内容を言葉にしづらいな(笑)
もともとOVAがあったらしいのだけど、
今回の映画で、『フリクリ』の存在を初めて知りました。

宇宙人のハル子がやってきて、
カナの額に花が生えて、
街にはでっかいアイロンが現れて、
果たしてそれをぶっ飛ばせるのかという、
個人的には好きな世界観だけど、
この説明だけだとなんのこっちゃって感じだよな。。。
自分の文章力のなさが情けない。。。

でも

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実際こういう人多いんだろうなと思った『泣き虫しょったんの奇跡』

すごくリアリティのある映画だなと思ったら、これ実話なのか。
将棋にプロ編入制度があるということすらも知らなかったぐらいには、
将棋に疎いです、自分。

奨励会に入るものの、年齢制限までにプロになれずに退会し、
さらには父親の死なども重なり、
それでも最後はプロに転身できるという、
どん底から這い上がったサクセスストーリーなんだけど、
当然だけど、将棋の世界も厳しいんだなと思った。

実際、奨励会に

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実写の5000倍よかった劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』

。・゜・(ノД`)・゜・。

なんだよおおおお!
アニメの方が5000倍もいいじゃねえかよおおおお!
って、大げさかと思うかもしれないけど、
本当にそれぐらいアニメの方がよかったです。
泣いたよ、泣いた。

でも最初はすげーブーブー言ってたんです、申し訳ないですが。
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のアニメが、
個人的にはかなり微妙だったから、
実写映画を無理してアニメ化しない方がい

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