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ご近所ランドスケープ②

どこか遠くではなく、有名庭園でもなく、ご近所からランドスケープを考えていこう!ということで、ご近所ランドスケープシリーズを始めています。

ご近所ランドスケープ①

どうしても『当たり前』『平凡』と思ってしまう自分が住んでる街のちょっとした景色に今一度フォーカスし、再考してみようと思います。
街のランドスケープといっても、一つ一つのピースに分解すれば、それは個人のお宅の庭や小さな植え込みや街路樹です。

今日のご近所ランドスケープは生け垣の上から飛び出るノウゼンカズラ。 

つる性の植物は、棚やトレリスで仕立てない場合、自分の敷地に植えて、花がメインに見えるのはフェンスや柵を越えた公道というパターンも多いですね。つまり自分の家など内側から花を愛でるより、外を通る人を楽しませることに重きを置いた植栽になっているのです。これは、自分の楽しみだけではなく、外界(他人や街)に楽しみを与えるとても素敵なことですね!私はつるバラでもなんでも、なんとか自分の家から花を見られるようにと考えてしまうことが多いので、まだまだ要修行ですね😂
そのように、仕立て方から植えている人の意図がはっきり見えるのも、つる植物の面白いところでもあります。

ノウゼンカズラの花が一つに重くまとまらず、なんとなく列になって、リズムが感じられるところも美しかったです。

生け垣もなんとなく街の雰囲気を良くする植栽の代表例ですが、その上から『こんにちは』とノウゼンカズラが飛び出してきている様子がまた面白ったので、紹介しました!

何気ない素敵な景色を探しながら夏のご近所を散歩してみようと思います。

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