MEO対策は集客効果の改善につながるのか?
「MEO対策をすれば、集客効果の改善につながるのか?」
先日こんなご質問を頂きまして、もしかしたら、同じ悩みを持っている方が多いのではと思い、このコラムでお伝えします。
ちなみに、皆さんはどう思われますか?
結論からお伝えすると、「MEO対策だけでは集客効果の改善はできません」
では、何のためにMEO対策を行うのか?
今回この内容についてご説明していきます。
1.MEOとは何か?
MEOとは、Map Engine Optimization(マップ検索エンジン最適化)の略です。
主に、Googleマップでの検索結果が、上位に表示されるために行う施策のことを言います。
[参考記事]
2.MEOとSEOの違い
「SEO対策」という言葉もあります。
ここでは、MEOとSEOの違いは何かを説明します。
「SEO」は、検索エンジン(GoogleやBingなど)の検索結果ページでウェブサイトのランキングを高めることを目的としています。
これには、キーワードの選定、コンテンツの質の向上など、様々な技術が含まれます。
SEOの最終目的の1つは、特定のキーワードでの検索において、ウェブサイトが上位に表示されることで、より多くのトラフィックを獲得することです。
一方で、「MEO」は、GoogleマップやAppleマップなどの地図サービスに特化しています。
MEOの目的は、地図検索やローカル検索でビジネスのリスティングを最適化し、目立たせることです。
これには、ビジネスの正確な位置情報の登録、営業時間や連絡先情報の更新、顧客レビューへの対応などが含まれます。
MEOを効果的に実行することで、地元の顧客や訪問者がビジネスを簡単に見つけられるようになります。
3.MEO対策を行う意図とは?
冒頭でもお伝えしましたが、「MEO対策だけでは集客効果の改善はできません」
理由は、検索順位1位=行きたいお店とは限らないからです。
1位になれば認知はあがります。
ただ、お客様が問い合わせをしたり、実際に来店するためまでには、ホームページや口コミなど、様々な情報を見て決めることが多いのです。
MEO対策する際は、ホームページの見直しなども合わせて取り組む必要があります。
とわいえ、MEO対策は「HP閲覧数を伸ばす手段」として大切な取り組みです。
ただ、MEO対策はあくまで閲覧数の増加に有効な施策であって、増えた閲覧数をしっかりと来店や問い合わせに繋げるためには、やはりHPの内容の改善などが必要です。
4.MEO対策を行うのメリット
MEO対策を行うことで、「集客の可能性」を上げることができます。
Google マップ上でのビジネスの表示を最適化することで、検索ユーザーが現在地に基づいたローカル検索や地域名を含む検索を行った際に、店舗情報が上位に表示されるようになります。
これにより、即時性が高くニーズのある「今すぐ客」と接点を持つことが可能になり、直接的な集客効果に繋がります。
例えば、実店舗を持つビジネスを行う経営者の場合で考えると、MEOにより、自社の商圏内で営業する実店舗のみが競合となり、Google マップ検索結果の上位に表示されやすくなるため、視認性が高まり、効果的に来店を促進できます。
また、MEO対策を行うことで、「今すぐ客」と接点を持てること以外にも得られるメリットはあります。
・SEOに比べてユーザーの目に留まりやすく、来店確率の高い顧客に訴求できること
・SEOに比べて低コストで成果が出やすいこと
・さらにはビジネスの信頼性やブランドイメージの向上
など、多岐にわたる効果も期待できます。
MEO対策を行うことは、特にローカルビジネスにとって
役立つ施策といえます。
5.MEO対策のデメリット
MEO対策のデメリットについて、いくつか紹介します。
1.上位表示の制限
Googleマップ上で上位に表示されるサイト数には制限があります。
特に上位3店舗のみが最初に表示され、他は「すべて表示」をクリックしない限り見えないことが多いです。
2.実店舗が必須
MEO対策は実店舗を持つビジネスにのみ適用可能で、
オンライン専業のビジネスでは利用できません。
3.悪い口コミのリスク
良い口コミがビジネスを引き立てる一方で、悪い口コミも同様に影響します。
ユーザーの評価によっては、ビジネスにネガティブな影響を与える可能性があります。
4.手間と時間
MEO対策には、Googleマイビジネスのプロフィールを常に最新の状態に保つなど、一定の手間がかかります。
また、口コミの管理や返信、情報の更新など、継続的な努力が必要です。
デメリットもありますが、日ごろからGoogleマイビジネスに正確で最新の情報を登録し、定期的に内容を更新したり、Googleのガイドラインに従い、悪質な手法(やらせの口コミなど)は避けつつ、口コミを積極的に増やしていくことも必要な策として挙げられます。
6.Google地図検索ランキングの決定要因
アメリカの調査機関によるGoogleビジネスプロフィールの検索ランキングの決定要因も7つ公表されています。
①Googleビジネスプロフィールの設定内容(36%)
②レビューの質や量(17%)
③Webサイトの内部要素(16%)
④「被リンク」または「発リンク」の質や量(13%)
⑤検索ユーザーの行動(7%)
⑥サイテーション(7%)
⑦パーソナライズ(4%)
「Googleビジネスプロフィールの設定」には、ビジネス名、住所、電話番号、ウェブサイト、業種を正確に入力します。
顧客がサービスを受ける実際の場所を指定し、情報を一貫性を持って提供することが重要です。
プロフィールは定期的に更新して、営業時間の変更や特別なイベントなどの顧客に重要な情報を提供できるようにしましょう。
[参考記事]
[参考動画]MEO対策に効果あり!サイテーション対策とは?
7.まとめ
MEO対策は集客改善に直接的に関係しているわけではないですが、「今すぐ客」と接点を持つことができるかもしれません。
「MEO対策を行ってみよう」
「今やっているMEO対策を見直してみよう」
と思って頂いた方は、下記参考サイトに「運用のコツ」についてまとめたコラムがあります。
是非こちらもご参考頂き、成果につながる運用を行って頂きたいです。
[参考記事]
ちなみに、運用する上で注意点が3つあります。
もし、「今そのやり方をやっている」と思いましたら、まずはその修正から始めてみましょう。
その注意点が、
1.投稿された画像の質が低い
2.文章や画像を使いまわしている
3.自作自演のレビューをしている
です。
いかがでしょうか?
私も慣れていないころに画像の使い方を誤ったことがあります。
「とにかく投稿をすればよい」
「新しい情報を更新すればよい」
ではなく、ユーザーが求める情報を投稿するようにしましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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