見出し画像

情報公開を進めるとラクができる

水曜に更新ができずに土曜になってしまいました💦

ラクをしたければ情報公開

意識の低い経営者がラクしようと思ったら、
まずは自分ですべてを抱えないことが大事だと考えます。
では抱え込まないために何をすればよいかというと、
これはもう情報開示が一番だと私は思っています!

何も全てをクリアーにする必要はありません。
経営上、社内とはいえあまり知らせない方が良い、
あるいは「言わぬが花」ということまで開示しなくても良いのです。

ただ、社長がひとり悩まないために、
社員に先に知っておいてもらった方が良いことは、
どんどん開示しましょう。

私の事例を記してみます
売上、販管費、仕入原価は基本社員に全公開しました。
販管費の内訳は細かくせずに、
ざっくりと固定費と変動費に分ける感じ。
すると、会社のざっくりとした利益は社員も掴めます。
役員報酬、人件費は固定費の中に含めてます。

因みに個々の給料情報の公開は賛否ある項目ですが、
私は非公開にしています。
公開の透明性よりも、それによって生じるであろう感情を考えたからです。
あの人の方が給料が高いとかを知ってしまうと、
関係性にどうしても影響が出てしまいます。
要らぬ不和を招きたくないという思いからこうしました。
正解不正解のない領域だと思いますので、
そこは社長の考え方で決めればよいと思います。

話を戻します。

私の会社の経費は概ね部門別に分かれるので、担当部署、担当者は皆が察することができます。抑えているなとか、ちょっと多くない?ということは誰でも知れる状態にあります。

しかし、実際に皆がそこを日々注目しているかというと、実はそうでもない。経営者と管理職は見ていますが、社員はそこまで気にしていませんでいした。

文具とか雑貨品といった消耗品とかは全部門共通ですが、うちの会社で占める率は少ないのでさほど問題はありませんでした。

あとはそれぞれの予算について指標となる数値を示して、各部門、担当者の目標として設定します。これは評価対象になります。

予算を余らせるのは大歓迎、余った予算は他の必要な経費や未来への投資分を厚くします。

すると、後はみんなが上手くやってくれました!(本当感謝しかない)

私としてはこれが普通だと思っていたのですが、中途入社した社員や他社の人にすると結構驚かれることが多かったのです。売上は公開されているけど、経費は知らないとか、経費はうるさくいわれるけど、結果については実は知らないという話をよく聞きました。

みんなの得意分野を共有する

開示は数字だけではありません。
個々の得意分野とか、好きなこと苦手なこともオープンにしました。
得意分野はストレングスファインダーとか使いました。
公開を強制はしませんでしたが、「得意分野を伝えておくと、お互いに褒めあったりリスペクトが生まれるよ」とか
「社内の風通しが良くなるんだよね」とか話しておくと、特に秘密にする人はいなかったと思います。
もちろんこれで人事や評価することもありません。

みんな血液型とか星座とかの性格診断好きでしからね。
そんなレベル感で活用しました。

得意な人に任せる

得意な人に任せるのは意識低い経営の基本だと思っています。
しかし、何の情報もなく、あっても不正確な情報であっては、任される方が大変です。

与えた情報について、後から違っていたとバレたら、取り繕うための労力は相当なものになります。

こんな苦労に耐えるのは無理です。さらに経営者としての威厳も信頼なくなり、増えるのは苦労だけになってしまいます。

得意な人に任せる以上、情報はきちんと開示。
というよりも、普段から開示しておけば、危機が訪れても、危機察知が得意な人が先に気づいてくれるかもしれません。
得意な人の得意分野を最大限いかして、ラクを目指すならば
情報は普段からきちんと開示しておきましょう。

情報はただ共有する、公開するだけでなく、誰から聞いたか、いつ聞いたかといった流通経路が問題になることも多いです。

そして後に揉めるのって、情報の意味や本質ではなく、この伝達の速さ、順番といった本質がいの要素が大きい気がします。

でもそれって、なんか意味があまりないと思うのです。
本質ではなく、面子とかポジションの話。そんな話でこじれてストレスがたまるのは本当に面倒くさいです。

情報公開でもうひとつ大事な事は、受け取る側の情報の理解力を高めていくというテーマもあります。こちらについてはまた改めて記してみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?