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『ハッタリの流儀』を読む

本日の読書感想文は、堀江貴文『ハッタリの流儀』(NewsPicks Book)です。amazonで注文したら昨夜届き、一気に読了しました。編集は箕輪厚介氏。このコンビで作られた本が面白くない筈ありません。

全7章、26のテーマで、今なぜ「ハッタリ」をかませる人が求められているのかが語られます。ハッタリとは、到底、自分には手に負えないことを「できる」とカマすことです。

堀江氏自身が、これまでの人生でハッタリをかまして、後で必死に帳尻を合わせる為に取り組むことを繰り返した結果、実力と知名度が上がり、良い循環に入れたと書いています。そして今の日本では、そのような人に時代が寛容になっており、「こんなに挑戦することのコスパがいい時代はない」(P198)と太鼓判を押しています。

実際に目一杯リスクを取って、全力で遊び続けるように走り続けている人が力強く語るので共感を得るし、内容が濃いのは当然かと思います。私が解説しても説得力がないので、いつものように、本書の中から、心に刺さった部分、はっとさせられた部分を抜き書きしておきます。

● 大切なのは、成功するという「結果」ではない。「挑戦する様を見せること」なのである。(P9)
● 勝負は、実はプレゼンに入る以前ーすなわちプレゼンをする相手を選ぶ段階から始まっている。[中略] いい資料を作ることよりも、自分のプレゼンを求めている人と出会うこと。(P80-81)
● ノリよく行動する人はノリがいいから忙しい。次から次にやることがある。だから他人のことなど気にしない。常に前を向き、自分のことで精いっぱいだ。(P160)

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この本を読了して思ったのは、以前にも同じような感想をnoteに残しましたが、毎日好きなことだけをやり続ける息子から学ぶことが多いということです。身近な所にお手本があるのです。

息子は今、明けても暮れてもピタゴラスイッチの装置作りと動画撮影に夢中で取り組んでいて、毎日のテレビ番組の視聴は欠かさないし、YouTube動画も繰り返し観ては研究を怠りません。

トライ&エラーを繰り返しているので、段々と装置も高度になってきて、親バカ目線ではありますが、作るものがリアルに面白くなってきています。本書にも「16.親の教えを捨てろ」という項もありますし、このまま親の価値観で修正しない方が、息子の幸せに繋がるように思います。

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