見出し画像

あの頃好きだった曲❾… 乙女座 宮

『あの頃好きだった曲』の思い出をランダムに記事にする企画の第九回、今宵は、山口百恵『乙女座 宮』(作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童 歌唱:山口百恵 1978)の思い出を綴ります。名曲だと思います。

アイドルの原型、山口百恵

私が物心ついた時には、山口百恵(1959/1/17-)さんは、既にカリスマ感が溢れ出ていて、見上げるように眺める存在でした。未来のスター発掘の草分け的番組『スター誕生!』をきっかけにデビューを飾った三人娘、『花の中三トリオ(森昌子・桜田淳子・山口百恵)』の一人でしたが、当時から歌唱力は群を抜いていた印象があります。

そんな伝説のアイドル歌手、百恵さんの通算21枚目、人気絶頂時代のシングルが、この『乙女座 宮』(1978/2/1発売)です。阿木燿子・宇崎竜童の名コンビによって手掛けられ、オリコンチャートでの最高ランクが4位というのが信じられないくらい素晴らしい楽曲です。当時小学生の私は、「この曲は永遠に歌い継がれる」と確信していました。今もそれは変わりません。

誰もが憧れるアイドル人生の駆け抜け方の原型を作ったのも、百恵さんでしょう。1980年11月に、21歳で俳優、三浦友和(1952/1/28-)氏と結婚し、僅か7年強の芸能生活にピリオドを打ち、家庭に入られました。彼女の選んだ生き様を敬愛するアイドル・女優は少なくなく、独断と偏見で言えば、継承者は、中森明菜(1965/7/13‐)、安室奈美恵(1977/9/20-)でしょうか。

乙女座 宮は、名曲の極意

阿木燿子・宇崎竜童のゴールデンコンビの楽曲を、百恵さんが初めて歌ったのは、これも名曲の誉れ高い、『横須賀ストーリー』です。夫妻の楽曲と百恵さんの声質は相性がいい気がします。

当時漠然と考えていたのは、獅子座の男と乙女座の女は、黄金のカップルなんだろうなあ、ということです。双子座生まれの私は、ちょっぴり羨ましい気分になっていました。

歌詞の内容は、結構意味深で、乙女座のヒロインは過去に恋愛遍歴を重ねて、今に至ることが示されていて、何も知らないウブな子どもだった私が、背伸びして想像する世界でした。

酔っぱらうと聴きたくなる曲

YouTubeにも、この曲を歌うかつての百恵さんの動画が多数ヒットします。私は、酒を飲むと毎回ではないものの、この曲を無性に聴きたくなります。今日はそういう気分でした。こうして、勢いでなんとかこうにか最後まで辿りつけて、嬉しく思います。

サポートして頂けると大変励みになります。自分の綴る文章が少しでも読んでいただける方の日々の潤いになれば嬉しいです。