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ミニマリストに私はなれるのか?

今日からお盆休みの長期休暇に入りました。この期間は完全に仕事を離れ、普段は手を出さない分野の本を読んだり、これまで深く考えてこなかったことを調べて、意見を纏めたりしていこうと考えています。本日のnoteは、以前から気になっていたミニマリストについて考えてみます。

ミニマリストとは?

まず、「ミニマリストとは何か?」の定義を確認してみます。

ミニマリスト
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の者だけで暮らす人。自分にとって必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
…知恵蔵の解説から抜粋

ミニマリストが支持される理由

ミニマリストほど極端ではなくても、大量生産・大量消費型の生活スタイルに懐疑的な人の数は増えているように思います。私よりも若い世代では、好きなモノやコトには惜しみなく時間とお金を注ぎ込む一方、見栄とか世間体でモノを所有することは嫌う人が増えている印象があります。

保有するモノで、豊かさや幸福感を感じられることが薄れています。"断捨離"という言葉も世に完全に定着していますし、ミニマリスト的な価値観は時代の空気にも合っていて、好意的に受け取られていそうです。

ミニマリストの代表格はスナフキン?

私がミニマリストという言葉から、真っ先に思い浮かべるのは、スナフキンです。フィンランドの作家、トーベ・ヤンソン(Tove Marika Jansson 1914/8/9-2001/6/27)の名作、「ムーミン」に登場するキャラクターで、根強い人気があります。

詩、音楽、旅、自由、孤独を愛するクールなスナフキンは、孤立している訳ではなく、ムーミン谷の仲間とも良好な関係を築き、人気と信用を得ている存在です。

"スナフキン、名言"で検索すると、深い内容のことばが幾つも出てきます。ミニマリスト志向の人が理想に挙げるモデルの一人です。私もスナフキンの生き方に憧れる一人です。

目指せミニマリスト!しかし現実は……

私がスナフキンやミニマリストのスタイルからは程遠い生活をしていることは、よくわかっています。モノに対する執着はさして強くないものの、今の自分に不要だとわかっているモノが簡単に捨てられません。シンプルでモノを持たない生活をしたいとの想いとは裏腹に、モノが増殖し続けています。

妻も私と似たタイプで、昔の思い出の品や旅の土産ものなんかを溜め込んでいて、結果的に家中にモノが溢れ返る状態になっています。引っ越しの際に、業者から「お宅は三人家族の割にはモノが多すぎますねえ」とやんわり嫌味を言われました。

引っ越しすれば、強制的にモノを捨てる良い機会になるかと思ったものの、結局期待したほどの結果には至りませんでした。3LDKのうち、二つの部屋にはいまだに未開封の段ボールが占拠して物置き状態になっています。

日々の生活に直接必要のないモノが溢れ、快適な空間作りを阻害している状態は気分のいいものではありません。ミニマリストへの道は遠く険しそうな我が家ですが、諦めずに一歩踏み出していきます。

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