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【社長必見】エグゼクティブリゾートワーカーの時代が来てる

これからの社長の経営スタイルは、会社を離れて自由な場所で経営(マネジメント)をする時代です。毎日会社に行く必要は無くなり、どこからでも仕事ができるように環境が整っています。

自分は自由な場所から経営をする働き方を10年以上続けてきています。そしてこのような働き方をする社長を「エグゼクティブ リゾートワーカー(ERW)」と命名しました。では、ERWとは具体的にどのような働き方なのかを紹介させてもらいます。

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がむしゃら一生懸命に無我夢中で働いていた過去

その前に昔の自分の働き方を軽く紹介しておきます。自分が会社を立ち上げて独立したての駆け出し経営者の頃、頑張って一生懸命に働いた時間が、イコール会社の成長につながると信じきっていました。その頃の自分は、会社で1日朝8時から夜26時まで18時間働いていました。そしてそれを週5日やっていました。これだけ仕事をしていても、その頃の自分はビジネスの世界で負けちゃうんじゃないかと思って常に不安でした。

もちろんその一生懸命に働いた時間は決して無駄ではありませんでした。否定はしませんが、いま振り返ってみると、その働き方は最善ではありませんでした。まだまだ経営課題においての優先順位がまるでわかっていませんでした。

経営においての優先順位は…

会社経営において、やらなくてはいけない課題は無尽蔵にたくさんあります。大枠で言っても、営業戦略、マーケティング戦略、財務戦略、人事戦略、採用戦略、教育戦略、ウェブ戦略...とたくさんあって、どれもこれもが重要です。しかし、これらを全部、社長本人がやっていたら時間がいくらあっても足らないし、まさに身が持ちません。しかし会社の初期成長期の自分には、すべて自分がかかわっていないと不安でした。すべての業務が等しく重要で、それぞれの経営課題に優先順位を付けていなかったのです。それゆえに何でもやって、何にでもかかわろうとした結果、会社を大きく成長させることはできませんでした。

儲かる会社を作るための方程式探し…

当社のメイン事業は「利益企業向けの成長支援」でした。「節税対策」というキーワードを中心事業ドメインとしていたので、自然に当社のすべてのお客様は儲かっている企業だけになります。経営を始めて20年を超えた現在、利益企業のお客様は2000社を超えました(ありがたい…)。そのおかげで、素晴らしく成功している多くのビジネスモデルや経営スタイルを、社長さんたちから直で話を聞かせてもらいました。そうして内側から多くの経営を見ることができたのです。

儲かる会社というのは他社と何が違っていて、なぜ儲けることができているのか…」。自分がサラリーマン時代に金融機関で働きながら、利益企業の経営者からずっと教えてもらいたいことでした。そのため、平日の夜のほとんどは儲かっている会社の経営者と会食等の時間を取るようにしていました。その中で社長から直接、儲かる経営についていろいろと教えてもらおうとしていたのです。しかし、話をしてくれる経営者自身が、どうして自社が儲かっているのかの理由を正しく理解していないように感じました。そのため結果的には、たくさんの経営者から話を聞かせてもらったのにもかかわらず、自分はもんもんとするだけで、正しい答えを得ることができませんでした。

その後に自分が独立して自力で経営を始めて、会社経営のなんたるかを体感して、加えて引き続きたくさんの利益企業の経営を内側から見続けて、やっと独立して10年くらい経ってから、自分なりに「儲かる会社は何が違っているのか」の正しい答えにたどり着くことができたのです。

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社長にとって経営で何が一番大切なのか?

人物的に優秀な社長の会社が必ずしも成功しているわけではないし、自分では何もできない能力の低い社長の会社でも成功している会社がたくさんあります。優秀な部下がいないのに成功している経営者もいるし、人と話すのが苦手な営業下手な社長でも経営に成功している会社もあります。家族のような経営スタイルで成功している会社もあるし、外資系のように成果報酬で結ばれているチームのような経営スタイルも成功しています。
恋愛と同じで、成功パターンが星の数ほどあって、経営成功の簡単な方程式はありません。

そんな、成功パターンがはっきりしていない中小企業の経営において、儲かる会社にするために社長が何よりも優先してすべきことは何か?

儲かる会社にするためにはどうしたらいいのかの答えをずっと探し求めて、多くの利益企業の経営者と話して、自分は1つの答えにたどり着きました。
儲かる会社にするには、「会社のビジネスモデルを洗練させていくこと」だと気付きました。経営者が経営においてやるべき仕事のうち、最優先にすべきことは、自社のビジネスモデルをたゆまなく強めていくことだと理解したのです。

会社の強さや成長において一番重要なことは、「ビジネスモデルの強さ」です。優秀な社員がいるとか、素晴らしい社員評価制度が整っているとか、社員のエンゲージメントが非常に高いとか...。それは経営が成功しやすくなるための一手段であって成功の必須項目ではありません。

このあたりの話は深くなるので別の機会で話すとして、ここで言いたいのは、経営者が何よりも優先して取り組むべきことは「自社のビジネスモデルをブラッシュアップしていくこと」です。ビジネスモデルの強い会社は非常に勝ちやすいです。そして、社長の仕事の最優先課題がこれであれば、社長は社内に居なくても、社外から遠隔で取り組める仕事だと思いませんか? ここから自分のエグゼクティブリゾートワーカーの世界は始まっていったのです。

自社での事例を紹介

事業内容によってリゾートワークがやれないケースはゼロではないと思いますが、多くの事業ケースにおいては社内体制を効率化やシステム化など、「経営の見える化」によって解決できるケースが多いと思います。

参考として自社の例で言うと、自社においてのビジネスの肝は、「高い問題解決能力」でした。利益企業の社長との商談テーブルに付かせてもらえれば、必ず何かしらの価値やメリットを提供できて、当社のクライアントになっていただける自信がありました。

当社の場合、この「問題解決能力」を高めていくことがビジネスモデルの洗練になりますが、もう一つ大切なことは集客力です。いくら問題解決能力が高くても、当社がそれをお客様に提案できるテーブルに付けなければ、価値を提供できるチャンスが得られません。

またコンサルティングという枠の仕事は、自ら営業に行ったら価値が下がります。そのためむやみやたらに営業活動をすることにはむいていなくて、いかに利益企業の社長から自然に問い合わせが入ってくるかというのがビジネスモデルの中で重要でした。当社は以前から営業部門がなく、お客様が自然に流入してくるビジネスモデルが強みでしたが、儲かっている企業の経営者という対象顧客が自然流入してくる仕組み(ビジネスモデル)をどんどん洗練させていくことこそが、社長である自分が仕事の中で一番大切な業務だと考えて、パワーをここに集中&注力して取り組むようにしました。

強いプロ野球チームは、多くの問題を内包していたとしても、順調に勝ち続けているうちは全てがうまく回っていきます。しかし、負け込んでくると今まで隠れていた様々な問題が表面化してチームが荒れます。
会社組織も同様で、会社の業績が良い時は全てがうまく回っていくのですが、利益が出なくなると今まで隠れていた様々な問題が噴き出て表面化してくるものです。つまり儲かっていれば会社は全体的にうまく回っていくのです。逆に言えば儲けなければダメなんです。

社長はビジネスモデルをさらに強めて、利益の最大化を図ることで、会社全体がうまく回るように操縦していくべきです。

社長が社員の教育に注力するのは悪くありませんがベストプラクティスではありません。社員採用に注力するのも悪くありませんが最優先課題ではありません。経営においてはたくさんの経営課題はありますが、自分じゃない別の誰かがやれる仕事は社員に任せて、会社のことを一番知っている社長が、ビジネスモデルを強めていくことに集中すべきでしょう。

このビジネスモデルを強めるための取り組みを、社内ではなく社外からやりましょう。最初からすぐにプールサイドで仕事ができる体制になるのは難しいかもしれませんが、今の時代、ツールが整っていて社外から管理やチェックができる社内体制を作ることができます。そして社長は時々、心をリラックスできて新しいアイディアがどんどん出てくるような快適な自然空間やホテルで、ビジネスモデルの洗練に頭を使って取り組むようにしていきたいですね。

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エグゼクティブリゾートワーカーのすすめ

このように、ワーケーション(ワーク+バケーション)に取り組むこと社長を「エグゼクティブリゾートワーカー(ERW)」と命名しました。「新時代の経営者はリゾート地で仕事をする」。社長が社内だけではなくリゾート地でも働けるように、社長がエグゼクティブリゾートワーカーになれるように、自分はナビゲート役を行っていきたいと思っています。

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