「マスク」を「オシャレ」「ファッション」として着用する時代がやってくる【素人ファッション談】

こんにちは、ただのユニクロ好きの会社員、まーくと申します。

今回の記事では、多少なりとも「オシャレ」や「ファッション」に興味がある私が、素人ながらに「マスク」の今後、未来予想図を考えた内容についてお届けしたいと思います。

少々長い内容となっていますが、よろしくお付き合いいただけると幸いです。

それでは、どうぞ。

コロナウィルスの影響により増え続ける「洗えるマスク」需要

さて、コロナウイルスの猛威によって、コロナ以前とは我々にとって「マスク」の価値観に変化が訪れようとしているのではないだろうか。

そんなことを、最近の世の中の動きを見ていて私は薄々感じている。


日本政府が「布マスク」を配布し始めて、ようやく「使い捨てマスク」も薬局などでチラホラ手に入るようになってきたように思う。

その裏で、アパレル企業やクラウドファンディングといった場所から、いくつもの「洗えるマスク」が登場しているのはご存じだろうか。しかもそれが飛ぶように売れており、結構な人気商品なのだ。それらを見てみると、中にはデニム素材であったり、伝統技法を生かした着物のような柄であったり、実に「色」や「柄」、「素材」に幅広い”バリエーション”があるのだ。

はじめは単純な発想で、普段はマスクを製造販売していないようなアパレル関係の企業などが、それぞれの生産背景や”強み”としている素材や技術を生かして、市場に不足している「マスクづくり」に一斉に動き出した、という風に私は見ていた。

「シャープ社製」のマスクが販売されるときにホームページにアクセスが殺到して販売中止となってしまったことからも、きっとそのようなことだろうと思っていた。しかし、「使い捨てマスク」が少し出回り始めた現状でも「洗えるマスク」は売れ続けており、勢いが絶える様子はない。つまり、「使い捨てマスク」の流通量とは別のところに何かしら理由があるのではないか、ということを近頃になって思い始めた。

どうにも「マスク」の在り方に変化が起こり始めている予感がするのだ。

コロナ以前から、増えてきた若者の「黒いマスク」

これまでであれば、我々が風邪や花粉症を患っている時に着用する「マスク」といえば「紙製の白い使い捨てマスク」が当たり前”だった”といっても、おおよそ否定する人はいないだろう。

しかし、コロナウィルスが猛威を振るい始める以前、ここ数年くらいになって街にいる若者が「黒色のマスク」をファッションとして身につけていたりするのをチラホラ目にすることも増えてきたと思う。

私も含めて若者のオシャレに疎い「大人たち」から見れば、何故彼らが、少し近寄りがたい雰囲気すら漂う「黒のマスク」をわざわざ身につけているのか、少し理解に苦しむであろう。はっきり言って私も彼らの価値観はあまり理解できない。


しかし、コロナ後の世界では、おそらくオシャレとして色々な服装を楽しむ人がいるように、多種多様な「柄」や「色」のマスクが街中に徐々に浸透してくるだろう。個人的にそのように予感している。

「洗えるマスク」の人気ぶりを見ていれば、すでにその兆しは見え始めているように感じる。

「マスク」が「洋服」のひとつになる世界


近い将来、視力の悪い人が眼鏡をかけるのと同じように、歩行する時に足を守るための靴や靴下を履くのと同じように、ウィルスを蔓延させないために、「マスクを着用することが当たり前」の世界がやってくるのではないだろうか。

そうなった時に「マスク」は単に口や鼻を覆い隠してくれる「衛生用品」としての「紙」や「布」ではなく、「Tシャツ」や「靴」と同じように「洋服」すなわち「ファッションアイテム」のひとつとしての役割を持ち始めるのではないか、と。ファッションに少し興味がある私は、そのように感じてしまう。

「洗えるマスク」であれば、洋服と同じように「使いまわし」がきく。何種類も持っていれば「色」や「柄」にバリエーションをつけることもできるだろう。一方で「使い捨てマスク」は消耗品として1度使ったら捨てるしかない。1回で処分してしまうものにバリエーションを求める人はほとんどいないだろう。

そもそも市場にある「使い捨てマスク」はほとんど「白」と相場が決まっている。先ほど例に挙げた「黒」や「グレー」などのものが出始めたのは、つい最近になってからのことにように思う。違うものを選びたくても、そもそも選択肢が市場に”それ”しかなかったのだ。

そう考えると、洋服と同じく洗濯をすれば何度でも再利用が可能な「洗えるマスク」であれば、様々なバリエーションを作ることができ、中には個性的なものが人々に普及するのは、あまり不自然なことではないと思う。コロナ後は「マスク」を“誰もが”着用することとなり、扱いとしては「洋服」と同じレベルになる。そう言っても過言ではないのである。

「使い捨てマスク」か?「洗えるマスク」か?


個人的な話になるが、先日私は1箱50個入りの「使い捨てマスク」を通販で手に入れた。使うのは私1人なので、「ひとまず、あと2か月くらいは持つだろう」と安心しきっていた。

そのマスクを使い終わる頃には、またいつもの「マスクのいらない日常」が戻り、必要とあれば簡単に薬局などで「使い捨てマスク」が手に入るようになっているだろう、と。

なので、正直言って、「使い捨て」ではない「洗えるマスク」をこのタイミングで買いに走っている人たちのことを、陰ながら少しバカにしている面があった。もう少し待てば、いつも通り「使い捨てマスク」が買えるようになるのに、と。

しかし、後になって思えば本当の「大バカ者」は私の方だった。時代の変化を読めていなかったのだ。

コロナウィルスの猛威もそろそろ山を越え、緊急事態宣言も解除の方向に進んでいる。間もなく「使い捨てマスク」が市場に復帰し始めることは容易に想像ができる。各マスク製造メーカーも生産量アップに日夜尽力していることだろう。本当にありがたいことだと思う。

にもかかわらず、その一方でアパレル業界やクラウドファンディングからはまだまだ「洗えるマスク」が出続けており、しかもその需要はとどまることを知らない。なぜ未だにそこまで多くの需要があるのか。その”ことの真相”に気が付いたのは、少し時間が経ってからだった。

その理由は未だに店に置いてあるマスクの在庫が少なくてすぐ売り切れてしまうから、といった事情だけではない。

「マスク着用」が「非日常」から「日常」になる


すでに「マスク」に対する人々の価値観が変化し始めていると言っていい。

私の論としては、皆がそろいもそろって「使い捨てマスク」を身につける時代は、すでに急速に“終わり”に向かって進んでいる、ということだ。

外出する時には「マスク」を必ず身につける。

そんなことが当然の世界になれば、「マスク」をコーディネートの一部として、「ファッションアイテム」として着用する方向へ人々の価値観が変化しても何もおかしいことはないと思う。

そうなった時に、「白の安っぽい紙でできたマスク」しか選択肢にないのは、「オシャレ」をするためには余りに心もとないのである。

ファッションにおいて他人から「オシャレだ」と評価されることでひとつ重要なポイントは、他人との「差別化」だ。これは、ファッションブロガーのMB氏の言葉を借りたものだが、もちろん全員が同じようなものを身につけていては何も違いがなく「差別化」にならない。

その上、「紙でできた使い捨てマスク」では、どうにも「チープさ」を感じてしまいコーディネートに落とし込むのは難しく、どうしやっても服装から浮いてしまうということが起こる。冒頭のタイトル画像のような女の子ならまだかわいらしいが、私のような”おじさん”が「使い捨てマスク姿」でオシャレに見せるのはまず難しいだろう。

細かいテクニック的な話になるが、コーディネートをオシャレに見せるには、「色に統一感を出す」ことや「高級感のある素材を使う」といったことが必要になる。色が白で目立つ上に素材が安っぽい「使い捨てマスク」ではどうにも役不足なのだ。

それでも、「マスク」をつけることが「非日常」だったこれまでは、それで別に良かったのである。あくまで「マスク」を身につけるのは一時的なことだったから、そんなことは気にしなくてもよかったのだ。しかし、これからは事情が異なってくる。

これはおそらくだが、これからの時代は人類はコロナウィルスとの共生を選ぶことになるだろう。そうなると、洋服を着るのが「当たり前」であることと同じように、「マスク」を着用することが「当たり前」、「日常」になる。それならば、服装やコーディネートに合わせて「マスク」を”着替える”ようになってもおかしくはない。特に「オシャレ」に敏感な人間たちは、すでにそのような価値観に変貌しつつあると私は思う。

そのため、街にいる人たちはみな、それぞれの趣味嗜好に合わせて「色」や「柄」が違う「マスク」を身につけている光景が少しずつ当たり前になる、ということだ。

「衛生用品」から「ファッションアイテム」へ


おそらく今は、これまで「衛生用品」としての扱いでしかなかった「マスク」の歴史において大きな転換点に差し掛かっているタイミングだ。

コロナウィルスの感染予防のために「マスク」を着用することが「日常」となり、将来的には「衛生用品」から「ファッションアイテム」としての役割が今までよりも”強化”されることになるだろう。

有名な高級ファッションブランドからも様々な「色柄」を持つ「洗えるマスク」がすでに登場していることからも、その様子はうかがえる。それによって「オシャレな人たち」の価値観はすでに変貌しつつあるのだ。

実際にこのことに気付いている人間がどれだけの割合でいるのかは定かではないが、オシャレに興味がない人たちほど、この波に乗り遅れてしまうことはおそらく間違いない。素人目線の予測ではあるが、今後の時代の流れとして「使い捨てマスク姿の人間」は街中からだんだんと減っていくことだろう。

正直に言ってしまえば、まだ私は「洗えるマスク」に手を伸ばすことかどうか、考えあぐねている。私の手元には「使い捨てマスク」はまだ十分に残っているからだ。しかし、この事実に気が付いてしまったからには、多少なりともファッションに興味がある者としては、オシャレな「洗えるマスク」を手に入れるかどうか、どのタイミングで入手するか、現在も悩んでいる真っ最中だ。

全ての人間がそういう風になる、と言い切るつもりはないが、果たして”あなた”だったら、ここまでの私の文章を読んで、どう感じただろうか。これまでと同じように「衛生用品」としての「使い捨てマスク」を使い続ける道を選ぶのか、「ファッションアイテム」としての「洗えるマスク」に”着替える”道を選ぶのか、どちらに進むことを選択するだろうか?

私自身は多少なりとも「オシャレ」に興味がある人間なので、遅かれ早かれおそらく後者へ向かっていくだろうと自分では思う。

街から「使い捨てマスク」が消える日

都市部を除いて緊急事態宣言が解除され始めた現在からみて、将来的にコロナウィルスの扱いがどのようになるのか、ワクチンや治療薬ができて状況が改善されるのか、といったことは専門家ではない私にはさっぱり見当がつかないし、語るべき立場ではないことだとも思う。

しかし、ファッションに少し興味がある者として、人々の「マスクの価値観」が変わりつつあるということは、なんとなくだが、感じているのである。

もしかすれば、いつの日か、街から「使い捨てマスク」が消える日が来るのかもしれないし、来ないのかもしれない。それはその時になってみないと、誰にも分らない。

しかし一般市場において、コロナウィルスの影響やオシャレな「洗えるマスク」の登場により、その需要は確実に減っていくことだろうと、私個人は予感している。

今回の記事の内容は以上となります。

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