ナポリのバール文化

今日は、イタリアはナポリのバールの習慣について書いてみたいと思う。

バールとは、エスプレッソが飲める、日本で言う小さいカフェや喫茶店のようなもので、イタリアには、日本のコンビニの数ほどそこらじゅうにある。

日本で最近、レストランの名前で「焼肉バル」や「...バル」という使われ方がされているが、イタリア語だとカフェや喫茶店のような意味なので、私は少し違和感を覚えている。(語源はスペイン語なのかもしれない。)

話はもどるが、ご存知の通り、イタリアにはエスプレッソの文化がある。ミラノに今年初出店すると発表がされているが、今の時代でもスターバックスがイタリアに進出できていない。

スターバックスだけではなく、マクドナルドやKCFも最近ようやく出店が認められたれたほど、食文化へのこだわりが強い。保守的とも言えるが、そのおかげて、イタリアの食文化が守れれているのも事実である。欧州各国旅をしてまわったが、結論からいうと、イタリア料理に勝る料理はなかった。

私が住んでいたトリノという街のモールにKFCができた日は300m以上の行列ができた。日本では驚くべき光景だった。(イタリア在住だった当時、KFCに飢えていた私もその行列に並んだのはここだけの話である。)

ついでに言うと、イタリア北部のピエモンテ州発祥の食文化の取り組みとして、「スローフード運動」というものがある。これは長くなるので、別の記事で書きたいと思う。

そんな、バールで飲むエスプレッソだが、イタリアのナポリでは特別が習慣があるのはご存知だろうか。

この文化は、わかちあいの精神、シェアエコノミー、評価経済、やさしい世界などにも繋がる根源ともなる素晴らしい文化だと私は思っている。

前置きが長くなってしまったので、ナポリのバール文化については、次の記事で記載したいと思う。

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