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因数分解の大切さ

因数分解

一番簡単なところでいうと、x^2+4x+4=(x+2)^2のように中学生レベルの数学で習うようなものがあります。しかし、戦略コンサルティング等のインターン等に参加しても同様に様々な事象を因数分解して、要因を特定しようという方法があります。例えば、スタバの売上 = 顧客の数×顧客単価(これは、全然ブレークダウン出来ていないのでイケてるとは言えませんが笑)

ROEのブレークダウンから見れるもの

昨日、ROEについて初めてまともに考えて様々な企業のROEを調べていましたが日本の値がアメリカと比べて段違いに低いことに気づきました。そこでそれは、全体を通してもそうなのかと考えてネットでいろいろ検索していると、みずほ総合研究所のレポートに非常によくまとめられており理解が深まりました。

ROE=ROS×総資産回転率×財務レバレッジ

ここでそれぞれの要素を見比べると日本が米国に対して劣っているのは、ROSと財務レバレッジの部分だそうです。それぞれの要因の要約を下に上げます。

①ROS 劣る
 産業の違い
 日本:資本財・サービス・一般消費財
 米国:情報技術

 産業毎でも
 -日本:製造業
 -米国:サービス業

②総資産回転率 優れている

③財務レバレッジ 劣る
 キャッシュアウトの拡大(自社株取得・配当)
 <2013ー2016年>
 キャッシュインの縮小(有利子負債取得↓・設備投資↓)
 <2016年ー>
 MAや設備投資、金余り、好景気
 財務レバレッジ↑