モノゴトを上手く進められるコツ「段取りとは想定通りいかないもの」
みなさん、こんにちは。
いつもお読みいただきありがとうございます。さて、今回はなかなかモノゴトを上手く進められてないなぁと思っている方向けのお話です。
私はプロジェクトマネージャー兼中小企業診断士として、ブランド構築のサポートをしております。そのモットーに、①プロジェクトに関わる人たちが輝く場を作り出せるように。②板挟みにならず、自分が入ることでチームの潤滑油になるように。②自分自身は少しでも心が軽く、そしてプロジェクトを楽しめるように。があります。
そんな私がたどったプロジェクトマネージャー(以下プロマネ)としての悲喜交交をふまえ、仕事を前進させる考え方のポイントをお伝えしていきます(忙しい人は目次だけでもOK!)。わたしの仕事は以下より。
プロジェクトをマネジメント(管理)することとは?
少しだけ、立場の基本をおさらいしておきます。プロジェクトマネージャー(以下プロマネ)というのは、そういった立場の違う「人と人」、「会社と会社」などの間に立って、目指したゴールの達成に向けた責任者です。
プロジェクトなどはだいたいゴールが決まっています。
○月✕日に納品して欲しい。
△月□日にイベントを実施する。
ということですね。
それに対して、プロマネはこのようにアプローチしていきます。
0.ゴールまでの戦略を描き
1.人(協力者)を集め
2.予算を確定させ
3. スケジュールを調整し
4,関係者がwin winの状態で
5.予算内におさめ
6.納期までに
7.確実に実施する
お仕事では多くの方が、意識的にしろ、無意識にしろ、同じことをされているはずです。お仕事ではなくても、例えば家族旅行を計画するということなどでも自然に行われていますよね。
言葉にするといたってシンプルなんですが、これが「いざやろう!」となると思っていたようにすすまない、、、
あるあるです。
なかなか進まない計画に、イライラしたり、ストレスを抱えたり。
間に挟まれてしまって、身動きがとれなくなったり。
挙げ句の果てに、予算が大幅にオーバーしてしまったり、納期が守れなかったり。
進行が心配になって、夢に出てくるならまだしも、眠れなくなってしまったりしたら、もう健康にもよくありません。
私も、ブライダル関連のお仕事をしていたとき、夢でよくウエディングドレスに押しつぶされる夢をみたものです。館内のエレベーターをあけると、ドレスが雪崩のように崩れ落ちてくる、という恐ろしい夢でした。笑
今日のポイント:「プロジェクトは想定どおりいかないもの」と想定しておく!
さきほどのウェディングドレスに押しつぶされる夢ですが、これは「絶対に失敗してはいけない!」というプレッシャーを毎日かけ続けていた時期です。いくらやり直しのきかないブライダルというサービスを販売していたとしても、肩に力が入り過ぎです。
いや、そうは言っても「失敗できないじゃん!」と思いますよね。
そうなんです。
子供じゃありませんから「失敗」してもいいとは言いません。
でも、
「想定通り」にいかなくて「あたりまえ」
と思っておくことがポイントなんです。
プロジェクトは(DXと言いながらも)結局人と人が関わり合っておりなしていくものです。そして、人は「完全に同じ」考えを持つことはありません。そして、全く同じ環境で生きている人もいないのです。
それなのに、長期間に渡りいろんな人が関わるプロジェクトが、まったく変更もなく問題もなく進むことは、お互いの経験値が高く共通の認識と言語を持っている特別な関係以外で、ありえない。と、思っておくのが、ちょうど良いのです。
事前に、契約やルール規定や、スケジュール表など、色々取り決めしていることもあるでしょう。それでも、当初描いた絵図通りにいったらラッキーくらいに思っておくのが、ちょうど良いのです。理由については、次回につなげるとしましょう。
とにもかくにも、そう思えたとき、私は現場で常に笑顔でいられるようになりました。私が笑顔でいられると、周りの人も安心してくれます。そして、安心は信頼につながっていくということを、私は仲間たちから教わりました。
まず最初のポイントはここまで。
理由はともあれ、今悩んでいる人はだまされたと思ってこの言葉をつぶやいてください。そして深呼吸をひとつ。
人と人が関わる以上、「想定通り」にいかなくて「あたりまえ」。
次回のこのシリーズでは、先程ちらりと出てきた「経験値」と「言語」のお話を。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今後も、どうぞよろしくお願いいたします。
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