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【2020/12/12】ヴィッセルのこと

2020年がこんな1年になるだなんて誰が想像しただろう。

今年のスタートは最高だった。

本当に本当の2020年スタートの初日、つまり1月1日。
わたしたちはタイトル獲得の喜びに酔いしれていた。

ようやくエンブレムの上に夢にまで見た「星」をつけることができる。ヴィッセル神戸がタイトルホルダーとしての一歩を踏み出した瞬間に立ち会えたこと、みんなと一緒に神戸讃歌を歌い喜び合えたこと、何もかもが幸せだった。

そして2月。ゼロックススーパーカップ。

何回も来たことがあるし、何回来てもいい思いができない埼玉スタジアムだったけど、この日は気持ちが違った。だって私たちタイトルホルダーだもん!新国立で優勝してきたんだもん!勝てる気しかしなかった。

そしてやっぱり勝った。

これから常勝軍団への道が始まるのか!
どのチームからも一目置かれる存在になるのか!
あぁ困っちゃう!だけど嬉しい!

東京に住むわたしはホーム戦はなかなか行けないけれど、関東アウェイなら行ける。そうしてサポーターさんと再会し、一緒に応援するのが、こっちに来てからの楽しみでもある。

なのに。

今年は新型コロナウイルスという得体の知れない感染症が全世界を襲った。オリンピックが延期になり、スポーツも、エンタメも、もちろんみんなの生活も、すべて変わった。

そしてそれは夏ごろにいったん落ち着きを見せた。少しずつ少しずつ、また動き始めた。人数制限や感染対策をして、イベントが行われだした。だけどわたしには「ヴィッセルを見に行く」という選択肢が生まれてこなくなっていた。

感染が怖いから?

離れすぎたから?

みんなに会えないから?

どれも正解。でも、明解ではない。

最高の1年になるはずだったのに、再開されたリーグでヴィッセルは振るわず、監督も交代となってしまった。やっぱり流れってある。新年の勢いのまま行っていたら、もっと違った1年になっていたかもしれない。それは全部「たられば」だけど、わたし自身のこの1年もそう思いたくなることが多かったから。

だけど今ヴィッセルはまた輝きを取り戻している。ACLで準決勝進出を果たした。優勝すれば、最高の1年として締めくくることができる。

終わりよければすべて良し。

しかも今年はスタートは良かったんだから、

始めと終わり良ければ最&高に良し。

ってことになるんじゃないかな。

優勝できても、できなかったとしても、こんな激動の1年の中でリーグを戦いながらACLもやった経験はチームにプラスだし、わたしたちもこんな状況の中で選手たちに元気や楽しみ喜びをもらえたことは間違いない。

・・・と、現状試合を見れておらず、結果だけしか追えていないわたしが言うのもなんだけど。

この1年で本当にヴィッセルと距離が遠くなってしまった。浦島太郎くらいヴィッセルのことがわからない。取り残されているようで気が引けちゃうほどに。わたし忘れられてないかな、なんて不安まで生まれてくる(みなさーん!覚えてますよねー!?)

次にスタジアムに行けるのはいつだろう。みんなとハイタッチできたらいいな。肩組んでチャント歌いたいな。打ち上げ(残念会)で大笑いしたいな。スタジアムに行ったら心が元気になる。解放感、高揚感、一体感・・・いろんな〇〇感が満たされる。

そして

「そんな時代もあったね」といつか話せる日がくるといいな。
「あんな時代もあったね」ときっと笑って話せるよね。

だから

今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう

中島みゆき。沁みる。

Vamos VISSEL!!


あぁ今日(12/12)はサポーターの日だわ✨

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