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いじめられっ子はコンプレックスとトラウマを抱えたまま大人になった

どうも、「普通になれなかった人間」シンリです。

皆さんは学校や職場などで「いじめ」を目の当たりにしたことはありますか。
誰かが酷い事を言われたり、暴力を受けているのを見たことがありますか。

あるいは…… 被害者側・加害者側の当事者だった、なんてこともあるかもしれませんね。

DVパワハラなど、「いじめ」にも色々ありますが、
今回書くのは主に小・中学校での「いじめ」がメインです。

「いじめ」の描写があります。胸糞注意。
嫌な予感がした方は逃げてください。今のうちに。

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【私の受けていた「いじめ」】

私は、小・中学生の頃にいじめを受け、結果として不登校になりました。
きっかけなんて些細なものです。
私がちょっとぽっちゃりした子供だったから、というのが理由でしょう。

(まあ、どんな理由があったとしても、いじめていい理由にはならないんですけどね?)

上履きが何度か行方不明になったり、
偽のラブレターを仕込まれたり、
文房具や上着等を捨てられそうになったり、
鉛筆で腕を刺されたり、
ちぎった消しゴムの欠片をぶつけられたり、

色々ありましたが、やっぱり男子による集団での暴力が一番多かったですかね。
おかげでいつも青アザだらけ生傷が絶えませんでした。

一方的に男子に殴られていた被害者なのに、
「喧嘩両成敗」とか言われて謝罪させられていたのは、正直今も納得いきません。

あとは悪口もよく言われていました。
「ブス」「デブ」「豚」「ゴリラ」「死ね」「殺すぞ」「ガイジ(障害児)」などなど。
容姿に関する中傷が多めでしたね。

そういえば、机や体を触っていった後に「うわ〜〜○○(本名)菌だ〜〜!!」とか言って、男子同士でなすり付け合いしてるのもありましたね。
あの馬鹿馬鹿しい遊び、今もまだあるのかな。

大体そんな感じですかね。
いじめの9割は男子でした。

女子は、表立ってはいじめてこなかったですね。
偽ラブレター仕込んでたのは女子だけど、それくらいかな?
あと、女子に500円貸したら返ってこなかったんですけど、あれ今も許してませんからね。

話が少し逸れますが、
許すといえば、「許すことから全てが始まる」などとのたまう人もいます。
では、そういう人は、自分自身が理不尽な扱いをされても相手を許せるのでしょうかね。

いきなりぶん殴られて「許すことから全てが始まるんでしょ?(笑)」とか言われたら、
流石に誰でもキレると思うのですが。

まあ、そういう事だと思ってます。

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【トラウマ】

ちょっと想像してみてほしいんですけど、

自分より身体の大きな男が何人も、
周囲を取り囲んで逃げ場を無くして、
寄ってたかって蹴ってくる。
抵抗したって無駄だから、耐えるしかない。
男達はひとしきり殴って蹴って、
ボロボロになった無様な姿を嘲笑う。
冷たい廊下に力なく座り込む。
身体のあちこちがギシギシ痛む。
涙で眼鏡のレンズが濡れる。
視界がぼやける。膝に滲む血。
誰も助けてなんてくれない。
それどころか、むしろ責めてくる。
「でも、あなたも悪いんでしょう?」
親も担任も誰も味方じゃない。
痛くて苦しくて、孤独。

……想像つきました?
メチャクチャ怖くないですか?

それが私が当時、十数年前に実際にされた事です。
本当にあった事です。

これを書いている今、あの時を思い出して動悸がしています。
呼吸は浅く、爪先は冷たく、身体は緊張で硬くなり、手は震えてじわりと汗が滲みます。

今でも、同年代のチャラチャラした男性が怖いです。
いじめてきた男子たちのことを、思い出してしまうから。

多分、もう、彼らとどこかですれ違っても気付かれる事はないと思うし、
気付かれたとしても殴られるような事はないと思う。

そもそも、あのいじめっ子たちとはもう、どこかで再会するようなことはないのかもしれない。
彼らに似た男性を見かけても、それは多分、赤の他人だろうな、とも思う。

それでも。

赤の他人だったとしても。
いじめっ子達の姿を重ねて見てしまって、怖い。
のうのうと生きて、楽しそうに騒ぐ彼らが、憎い。

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【外見コンプレックス】

最初に書いた通り、私のいじめられた原因は「容姿」でした。
最初は体型についてだけでしたが、やがてのことでもいじめられるようになったのです。

いじめを受ける中で、「自分は醜いんだ」という意識が肥大していった。

そして、「普通の」女の子であれば、オシャレに興味を持ち始めるであろう年頃から、
オシャレというものに拒否感を持つようになってしまった。

そしてそれは、今なお続いている。
今でも、「自分なんかがオシャレしたって、見苦しいだけだ」って、本気でそう思っています。

自分自身が、オシャレをしたくないという気持ちは、そこから来てるのかもしれません。
何故なら、おめかししたところで、ブスが際立つだけですから。

メイクも同様の理由でしたくありません。余計に変な顔になるので。
まあ、いじめに関係なく、あの皮膚呼吸が妨げられるような感覚が嫌いだという理由もありますが、それはまた別のお話。

私は、いじめられていた頃より少しは痩せたかもしれませんが、
体型や顔には未だに自信が持てません。

分かりますか? この、みじめな気持ちが。

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【終わりに】

この記事を書き上げるまで、随分かかりました。

とてもしんどい話だけど、一度は書いておきたい、出来れば誰かに読んで欲しいと思っていて、
執筆と保存を何度も繰り返して、やっとのことで書き終えることができました。

ですので、まずは感謝を述べたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

この記事を書いている最中、何度も、呼吸が浅く早くなり、手足は異様なまでに冷たくなりました。
トラウマというのは、何年経っても風化しないものなんですね。

正直言って、私は今でも、いじめをした人間を許せない。
否、許す気がない。

罵り、暴力を振るった相手のことなどすっかり忘れ、のうのうと暮らしているであろう者のことを、どうして許すことができようか。

人にトラウマを植え付けておいて、人生を狂わせておいて、自分は幸せになっているだなんて、どうしてそんな事が許されようか。

私の怒りや悲しみや痛みは、十数年経った今も消えやしない。

覚えておいて欲しい。
いじめは、人生に大いに影響を与えるものだと。
した側は綺麗さっぱり忘れていても、された側は永遠に覚えていると。

私の中に渦巻く この恨みや憎しみこそが、私を今に至るまで生かしたと言っても、過言ではありません。

そうそう。
ご存知ない方もいるかもしれませんが、いじめはれっきとした犯罪です。

この世から一刻も早く、「いじめ」という名の
「暴行罪」「傷害罪」「脅迫罪」「侮辱罪」「名誉毀損罪」etc...が、なくなる日が来る事を祈ります。

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