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『抜かりない準備と確認』がマストです!

車椅子ユーザーの私が、国内旅行に行くときにどんな準備をしているのか。
そんなお話をしたいと思います。

9月の連休を挟んで、いつもこの時期はドライブ旅行にでかけます。
準備はほぼ終わっていて、明日のお昼まで仕事をして、午後からすぐにビューンとでかけられるように忘れ物がないかのチェック段階。

私のような車椅子ユーザーが旅行に行く場合、人にもよるかもしれないけど「抜かりない準備と確認」が必要です。
一般的な健常の人とは比較にならないほどかも?
え?そんな大げさな・・・と思うかもしれないけれど、ホントです。

1日1組様限定のハンディキャップルーム?


ハンディキャップルーム・ユニバーサルルーム・バリアフリールーム。
名称はホテルによって様々だけど、部屋の設備もホテルによって様々。中にはバリアフリーとは到底言えない使いにくいホテルもあります。
私はいつも使い慣れたホテル一択。日程が決まったら、その6ヶ月前の0時ぴったりに予約を取ります。ぜならホテルには1部屋(多くても2部屋)しかその部屋がないから。

考えみてください。
世の中のすべてのホテルが1日1組様限定だとしたら。。。

そう、行きたい日の予約がほぼ取れない。
ハンディキャップルームはつまり、1日1組様限定のお宿みたいなものです。
競争率高っっ!!

今回は8泊。すべてのホテルを\みごとコンプリート/できました。
もちろん取れないところは近くの他の場所をいくつかチェックして空いているところに滑りこみます。なによりまずは「ホテルの確保」が第一優先
普通の人みたいに「宿も決めずにフラっと旅する」なんて、やってみたいけど到底ムリ。そしてオシャレなデザイナーズホテルとか安くてこじんまりしたかわいいホテルとかも一生泊まることはないのです。

行く前からすでに旅行しちゃった気分


旅行の計画を練りながら「ここ行きたいなー、次にあそこも寄ってあれを食べて、そうだインスタで見たあの場所にも行こう!!」
そう思っても必ずそこに行けるとは限らないのが悲しいところ。

たどり着けたとしても2階に階段で上らないとダメ。とか、
あの絶景の場所まで行きたいのに、駐車場も遠いし、石段と砂利だらけ。
など、特に自然の中の場所、古い建造物などはそういうところが多い。
それは仕方のないことだから「諦める」。
行ってから諦めるのはキツイので行く前に「確かめる」ことが大事。

どうやって確かめるかというと、もちろんGoogle検索とGoogleマップ
たとえば出雲大社。まぁここまで有名なところはダイジョウブなはずだけど、一応「出雲大社 車椅子」とか「出雲大社 バリアフリー」とかで検索すると、車椅子で行った人のブログだったり、バリアフリーMAPなんていうのが出てきます。

出雲大社境内バリアフリーマップ

そうすると、②に駐車しておすすめ参拝ルートを通って、帰りは鳥居をくぐってあのスタバに寄って…というルート確認ができたり、スロープなしって書いてあるけど本当にないのかな?と、今度はGoogleマップで確認。

なるほど。ほんとに階段しかない
でも左に段差なく出られる脇道って書いてある。

ほんとだ。ここに平らな道があるから、ここから出てこれそう。
というのが確認できたり。

すべての施設において、こういうチェックを行ってます。
私が心配性すぎるのかな?
でも確認しておけば安心して行くことができるし、お店に入れなくて他を探してウロウロしてお腹すきすぎてケンカになる…とかいうのも回避できると思うのです(笑

なので、予定を立ててもあとから「やっぱりあそこも行こうよ」なんて思いつきで言われたら、速攻リサーチの鬼に。
この場所には駐車場がないと書いてあるけど、調べてマップで見てみたら、こんなところに身障者用のPを2台も用意してくれてる!!
なんてことも発見できたりします。
そんなときはものすごい達成感!!

そんなふうに、Googleマップの旅を何度もするので、まだ行ったこともないのにもう行ってきた感満載。お腹いっぱい。

でも、最近はバリアフリー化が進んだおかげで旅行もしやすくなりました。
20年くらい前は車椅子トイレの場所さえ探しておかないといけないほどでした。今は田舎の観光地でもだいたい用意されてます。

スロープや砂利道の両脇の舗装などもそう。
そして道行く人のやさしさも昔に比べたら段違い。昔は遠目に眺めてるだけの人が多かったけど、今はすぐに「お手伝いしましょうか」と言ってくださる。ほんとにありがたいことです。

さて。明日からだけど、台風13号が発生したとかしないとか。
がんばれ本州の高気圧!! がんばれ晴れ男(オット)!!
ちなみに私は雨女…

持ち物については、そんなに特別なものはないけど、旅行記の中で紹介できればと思います。