見出し画像

奥行きを感じるデザインに出会いました

こんにちは!
片倉まりなです〜

のんきにカフェに出かけることが
今は、できなくなってしまいましたね...

カフェという空間のなかでゆったりとした時間を過ごせるのは
とてもありがたいことだったのだな...
と 噛みしめる毎日です。


さあ!
今日も4月テーマの「カフェとデザイン」について
書いていきますよ〜

みなさん、カフェ行ってます?

私は、
コーヒーブレイクが日々にないと
どうも落ち着かないので、
自宅近くのカフェへおさんぽして、
コーヒーやおやつをテイクアウトしていました。

ただ、それも
ひと通り一周してしまい、
福岡のカフェから取り寄せたコーヒー豆を
いま使っています。


COFFEE COUNTY(コーヒー カウンティ)というカフェ↓

画像1

このカフェは、昨年末、
私が福岡へひとり旅をしたときに立ち寄ったお店のひとつ。

焙煎所が久留米にあるのですが、
今回は弾丸旅行だったため
中心部の薬院にある店舗におじゃましました。


ここでの時間が、
すごく心地よかったな〜と記憶していたので、
今回、お豆を頼んでみたんです。


ほんとに美しいカフェです...

コーヒーの美味しさはもちろんのこと、
デザイン視点も面白い!

まず、店舗のカラーリングやインテリア
ずば抜けて格好良かった。
果てしないセンスを感じます。

薬院のお店の雰囲気↓

coffeecounty写真まとめ

入り口いっぱいの窓のふちはアイスブルー
看板と床は淡いパープルで、
サイドテーブルの脚は明るめのグリーン

いくつかの色を使っているのに
すべて軽やかなトーンでまとめられているからか、
ごちゃついた印象は
全くありません。

コーヒーをいただいている間、
清々しくさわやかな気持ちだったことを覚えています。


そして、照明も...

と語りつくしたいところではありますが、

特に今日考えたかったのは
コーヒー豆のパッケージデザインについてなんです。


今回取り寄せたコーヒーはこんな感じ↓

画像3


なんでパッケージデザイン?

店内で
お土産にするコーヒー豆を選んでいたとき、

どうしても
パッケージにあしらわれている真ん中のアートワークに
惹かれてしまったんですね。

一応、バリスタさんから
ホンジュラスはこんな味ですよ〜とか
説明を聞いてコーヒーを選んだものの、

最後に、
「これ、どなたが描いてるんですか?」
と 思わず尋ねました。


そうしたら、
「ああ、それは確か、ながおしゅうへいさんだったかな
あの壁にかかってる絵とか
あと、うちのトートバッグのイラストもその人のだよ」
とのこと。


お〜、そういうのいいですね!
なるほど。

席についてすぐ、検索しました。

けっこうすごい人だった!


こちらが長尾周平さんのサイト↓


サイトを見ていきますと↓

長尾 周平
グラフィックデザイン/タイポグラフィ/絵 など
福岡県出身。
2011年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。
2012年タイポグラフィとグラフィックデザインを学ぶために
ヨーロッパ各地を訪ねる。
2015年秋より東京から福岡へと拠点を移す。

武蔵美出身の人なんだね〜
ヨーロッパにも行ってる!

そして、
これまでのお仕事の数々↓

スクリーンショット 2020-04-17 14.30.28

COFFEE COUNTYのデザインだけでなく、
福岡にある MINOU BOOKS & CAFE のトートバッグや
無印良品のリーフレットデザインも手がけてきたようです!

きゃ〜
めちゃすごい人だ!


今回お取り寄せしたコーヒーのパッケージを
あらためて拝見...

グアテマラと↓

画像5


ホンジュラス↓

画像6


うん。

すごく神秘的。
ドラマチックで美しい。

完全に理解しきれないような奥行きも含んでいて
とっっっっっっっっっても魅力的です。


個性豊かな味わいをイメージしやすいように、
種類によって色を使い分けているのは
コーヒーショップでは割とよく見かけるのですが、

ひとつのコーヒーの味わいを
ここまで複雑に表現しているものは、けっこうないかも。
正直、初めて。

驚きと疑問と途切れない興味を抱いて
そのあと、
ひとり旅のあいだずーっと考えました。


ここからひとりごとです

・・・

最近、シンプルでクリーンなカフェは多い。
すっきりとしたインテリア。
わかりやすいデザイン。

ただ、
そういう引き算って
なんのためにしていたんだっけ?


なにか伝えたいことがあって、
それを際立たせるために
他の要素をそぎ落とすのではなかったのかな。

詰め込んでしまうと、言いたいことが埋もれちゃうから
ひとつに絞る。シンプルにする。余白をとる。


でも私、
表面にあるきれいなところだけ見て
それで満足していなかったかな。

もしかして私、
見た目の良さだけを消費していなかったかな。


もちろん、
見た目の良さは入り口となって
いろんなお店を知るきっかけにすごくなってる。

でも、見た目の奥に込められたスピリット
どのお店にもあるはず。


カフェを含め飲食店はどこも、
体力仕事で接客は大変。
かといってめっちゃ稼げるわけでもない。
それでも、やりたいからやってることが多い。

(儲けたいだけのタピオカ屋さんは別として)

だから、
シンプルでかっこいいデザインとか
かわいいスイーツとか
そういうものを提供しているからといって、

その奥に思想がないわけじゃない。
きっとある。


自分が大事にしていることや願いみたいなものを
どう表現したらいいか。

それを必死に考え抜いた結果が、
デザインやお店のいたるところに表れている。


COFFEE COUNTY さんのこのパッケージデザイン↓

画像7

自分の実現したいこと、自分が感動したこと、自分が体感したことを
しっかりと真ん中に据えていて、

けれど、押しつけがましいのではなくて
あくまで楽しく、心地よく伝わってきている。


「みんなにもこの感動を味わってほしい。」
「こういう世界観をともに感じてほしい。」

そんな想いも感じる。


迎合はせず、
でも、みんなの気持ちを捉えながら。

意地は張らず、
でも、軸はしっかり持ちながら。

その勘所を
絶妙に掴んだデザインだと感じました。

・・・


ほんとのところは?

あー
なんだか
真面目に熱く語ってしまいましたね...

まあ、
ここまで語っておきながら、
本当のところは、
長尾周平さんや COFFEE COUNTY のオーナーさんに
直接聞いたわけではないので、わかりません。

ただ、
すごーくいいデザインに出会った!
という気がいたしました。


いくつか
デザインの背景について書かれた記事を見つけたので
詳しく知りたい人のために
貼っておきますね↓


答え合わせをするもよし、
正解を見ないで、永遠に想像を楽しむのもよし、ですよ。

ほんとは
これらの記事に書いてあることひっぱってきて
noteにしようと思ったんですけど、
みなさんの楽しみを奪ってしまうので、やめました!


ありがとうございます

さ、
いったん4月テーマの「カフェとデザイン」
今日の記事でおしまいになります!

ひとまず1ヶ月、
お付き合いくださり、ありがとうございました〜

ただこのテーマ、奥深すぎて
ちょっと不完全燃焼感がすごいので、

またきっと
カフェとデザインをテーマにして、
みなさんにも紹介したいと思っています。


次は、
建築・内装・空間設計のことも
書きたいな〜

どの視点に注目したらいいのか、まだ全然わからないのだけど、
好奇心だけはあるので、こんな本を読んでみています↓

画像8

『グラフィックス×リノベーションでつくる こだわりのショップデザイン』
『商店建築 12月号 カフェ&コーヒースタンド』
『カフェの空間学 世界のデザイン手法』

設計者の視点や思考の方向って、今の私とまるっきり違いすぎて
理解するのにかなり時間かかっていますが、
いつかみなさんに
楽しく紹介できるよう、頑張りますね〜


それでは!
次のnoteは来週です。
5月テーマを発表しますよ〜

次のテーマも気になる!という人はぜひ
マガジンをフォローしてお見逃しのないよう〜↓



また、お会いしましょう!
片倉まりなでした〜

サポートしてくださるとさらに励みになります!いただいたサポートで、コピーライティングやデザインの勉強をすすめたいです。