太陽に当たることの大切さ

タイトルについてはご存知の方も多いと思いますが、新たな気づきとなれば幸いです。

「セロトニン」と「ビタミンD」

セロトニンとは、脳内を流れる神経伝達物質の1つ。
脳の働きを活発にして、精神の安定・安心感・平常心を保つ働きをしていることから、「幸せホルモン」とも言われています。
うつ病は脳のセロトニンが不足することが原因と考えられています。
うつ病だけでなく、パニック障害や社会不安障害、強迫性障害などもセロトニンの欠乏が大きな原因の１つと考えられているようです。

セロトニンは主に日光を浴びることで分泌されます。

またビタミンDもセロトニンの生成に関係することがわかってきています。
太陽の光を浴びるとビタミンDが生成され、それらは丈夫な歯や骨を作るとともにセロトニンの生成レベルを改善する働きがあるそうです。

「セロトニン」と「ビタミンD」は私達の心身の健康維持に必要なものであることがわかります。

日光不足の心身への影響

自己紹介でも書いたのですが、私がうつになったのは海外に住んでいた時でした。

その国は太陽がなかなか出ず空はいつも分厚い雲に覆われています。

日照時間が短く太陽の光から得られるセロトニン生成やビタミンD生成が少ないため、ビタミンDのサプリメントや太陽光に近いLEDライトなどが薬局やスーパーで売られていて、国もそれらの使用を推奨するほど。　

小学校などでは児童の体に大型のLEDライトを当ててセロトニンやビタミン生成を促すそう。

それほど日照時間の短さが人々の健康に影響していることがわかります。

私がうつ病になったのは秋の終わりでした。日照時間がぐんと短くなり冬に向かっててどんどん暗く寒くなっていく時期なので、もはや太陽に当たることができない状態でした。

朝起きてから夜までどんより薄暗い毎日。これが半年以上は続くので、元気な人でも結構しんどいです。

とりあえずビタミンDサプリとLEDライトをAmazonで購入するものの当時うつ急性期で体調が悪すぎて効き目が分からず。。。

主治医に相談しても
「うつ病の改善に日光浴を勧めたいけれど、この国は太陽が出ないからねぇ。。。」

と困り気味。笑

仕方なく部屋の中で不自然に明るいLEDライトに照らされながら本物の太陽光の有り難み（存在することの難しさ）を感じていました。　　

そういえばちゃんと日光を浴びたり、光の暖かさを感じたりすることを数年間していないことに気づきました。

・そもそも日照時間が短い＆悪天候が多く太陽がでない環境

・基本寒いので長時間外に居れない

・ファンデーションを毎日顔に塗って紫外線対策（シミ予防）

・寒いので服装は厚着で露出なし

太陽が出たときにちゃんと外に出ておけばよかった！寒くても肌を露出しとくんだった！そもそも太陽でないのになんで毎日きっちりファンデーションなんか塗ってるんだ自分！笑
とつくづく後悔。。。

ここにきて心から本物の太陽の光に当たりたくなりました。　

太陽に当たらなすぎることもうつ病の原因の１つとしてあるんだなと痛感しました。

私のおすすめ

基本かもしれませんが朝起きたらカーテンを開けて太陽の光に当たることをおすすめします。体調が落ち着いていたら朝の散歩なんかも良いです。

朝起きるのが辛い方はお昼でももちろん大丈夫ですが、朝の方が涼しく紫外線が少ないのでおすすめです。

太陽の光の暖かさ、透き通るような青空、柔らかい風、それに揺れる木々や青々とした葉、歌うように鳴く小鳥たち

五感を使ってそれらと触れ合うと、不安な心がほぐれたり気持ちが落ち着いたり温かくなったりすると思います。

太陽の光のももちろんですが青空や揺れる木々や葉っぱなど身の回りにあるいろいろな自然たちが私たちの「幸せホルモン」を自然と増やしてくれているように感じます。

日本なら日照不足の心配はありませんし窓を閉め切って建物にこもりきりだったり、過度な日焼け対策をしない限りはビタミンD不足にはならないかと思います。

日頃から室内の中にいたり日焼け対策などで太陽の光を浴びてないと自覚がある方は、窓を開けて少し日光に当たってみたり、ビタミンDサプリを試しても良いと思います。

最初にも書きましたがビタミンDは幸せホルモンのセロトニンの生成レベルを改善する働きがあるそうです。

魚介類やキノコ類などの食べ物からも摂取できるそう。

厳しい冬が終わって春になるにつれて体調の辛さが和らぎました。外に出て青空を見上げながら暖かい陽の光に包まれる心地よさはLEDライトでは得られないものでした。

日光に当たり“すぎる“のもシミや皮膚癌の元になったりで怖いけれど、当たらな“すぎる“のも心身の健康に影響を及ぼしたり。。。

やっぱり“程よく“取り入れていくことが体も心も喜ぶのかなと思います。

長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。