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植物と過ごす時間


太陽の光に当たり青々と輝く姿

雨の恵を喜び艶めく姿

風に揺られて柔らかにそよぐ姿


植物はどんな姿にも魅力があり、見ている人の心を和ませてくれるように思います。


自己紹介にも書いたのですが、私の趣味は“観葉植物のお世話“です。


自分の植物たちのお世話だけでなく、一歩外に出て身の回りにある自然を感じたり鑑賞することも好きです。


今や植物と過ごす時間はすっかり私の生活の一部になっています。
 

朝起きたら植物たちの葉っぱを観察したり、土が乾いていないかチェックするのが日課です。

土が乾いていたらたっぷりお水をあげます。ついでにベランダの花にもあげます。

下の写真は私が今育てている植物たちです。

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普段は部屋のいろんなところに置いていますが、今回の記事に載せようと思い集合写真を撮りました。

ベランダにもあるのでこれが全てではありませんが。笑


最初は1つだけだったのですが、あれよあれよと増えてしましました。


白い鉢のアンスリウムは精神科の主治医(植物好き)から頂き育てています。


部屋の中がジャングル予備軍のようになっていますが、これでもうつ病が辛い時は植物は1つもありませんでした。


うつ病を患って物事への興味関心が無くなってしまい、気持ちが絶望感でいっぱいで植物どころではなかったのです。


何を見ても触っても心がぴくりとも動かない、、、しばらくの間はそんな日々を過ごしていました。


いつの日か、体調が比較的良い時に散歩に出かけ自然を眺めたりしていて自分の心にポツリと現れた気持ち。


「植物を育ててみたい、、かも?」 


うつ病になってありとあらゆる物への興味を失った自分にとって、再び「〜したい」という感情が湧いた瞬間でした。


といっても、その感情は今にも消えそうな炎のように小さく、弱々しく、不安定なものでした。


それでも自分の心に再びついた「〜したい」という小さな灯火を大事にしよう思いました。



まだ自分の体調が不安定で育てられる自信がなかっため、しばらくは外で自然を眺めるくらいにしていました。


あとはたまに外出できた時にお花屋さんに寄ったり本屋さんで植物の本(写真だけ)をパラパラ眺めたり。


しばらく経って少し体調が落ち着いたかな?と思ったときに、自分に初めて植物を買いました。  


“シマトネリコ“です。


青々、艶々した葉っぱがたくさんついていて、見ていて清々しい気持ちにさせてくれました。


「精一杯頑張っているよ」という気持ちを込めて自分にプレゼントしました。


その後うつの波を繰り返しながらできる時に植え替えしたり、お水をあげたり、お日様に当ててあげたり。


できる時にできる分だけお世話しています。


一度ハダニが大量についてしまい、葉っぱが半分くらい落ちてしまいました。


葉水をこまめにしながらなんとか持ち直し、育ってくれています。


植物を見ていて思うのは、一見何も変化がないように見てもその内側では着々と成長しているということ。


時に青々した新芽をたくさん付けたり、グンと上に伸びたり、綺麗な花を咲かせたり、その時その時の変化に感動させられます。


もしかすると私たちの心も気づかないうちに変化し成長しているのかもしれません。


目には見えなくとも静かに根を張り、枝を伸ばし、蕾をつけているように。


絶望感しかなかった心が、今は自分や周りの人を愛でることができているように。


植物の成長も、自分の心の成長も、ゆっくりじっくりと見守っていきたいです。


お読みいただきありがとうございました。

もしヒントになったり、背中を押したいと思ってくださったら、サポートいただけるとありがたいです。