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みんなが前を向いて生きるには、下を向くことも大事なんだね。





私は渋谷という街が苦手です。


人でごった返しているし、
街を歩いて息をしているだけで疲れてしまう。


都市開発が進んで、
行く度に姿形が変わっているので、
もう訳が分からん、ついてゆけん。


けどそんな渋谷で、
高校同級生(イケメン3人組)の企画が
この度ローンチしたとのことで、
別用もあったので、行ってきてみました。




いつもの黄色い点字ブロックの上に、
なんか可愛い特殊シートが貼られている、
そんなプロジェクトでした。


(ゆるすぎる解釈と説明でゴメンナサイ笑)



まぁどういうことかっていうと、
これは渋谷に限らずなのだけど、


日本の多くの都市で、
点字ブロックは剥がれてしまっていたり、
看板や立ち往生する人たちで塞がれていたり、
そもそも途切れてしまっていたりするらしい。


「えっ、途切れてるとか、
敷かれてないところとかあったの?!」


と、
今回その事実を知って驚いたのだけど、
点字ブロックを敷くのもタダではないし、
街の予算とか、色々と壁がある?とのこと。



そうかぁ、うーん、
そうかぁ、うーん、と思いながら、


でも視覚に障がいを持つ人にとって、
ブロックが敷かれていない道を歩くのって、
本当に不安で怖いことだよなぁとも。



この課題に着目したのが
このプロジェクトの根幹で、


視覚障がい者が安心して街を楽しめるように、
アートという要素を取り入れることで、
健常者にも「ん?なんかこの道イケてね?」と
自然と点字ブロックの存在を認識させて、
課題を知ってもらうきっかけを作る。



アートをフックに街づくりを推進する。
誰一人として街から取り残さない。
そんな取り組みと、私は理解しました。



彼らは高校時代から
こういった『掛け算』が上手くて、


久々に会って直接企画の背景や想いを
当人の口から聞いたことで
尚更「かっこいいなぁ」と感銘を受けました。


モヤモヤや想いを
ここまで大々的に形に出来る行動力は
本当に天晴れ!(今日めちゃ天気わりぃけど)


同じ校舎で三年間を過ごした身として
勝手に誇らしく思ったのと、
プロジェクトのこれからも楽しみなのとで、
お腹いっぱいの祝日となりました。




この点字ブロックの展示は
渋谷のスクランブルスクエア2階の通路。




緊急事態宣言のこともあるので、
大きな声で「みんな行ってね!!」と
言えないのが少し辛いのですが、
渋谷に出る機会があれば。






今日一番印象的だったのは、
3人メンバーのうちの一人が
白杖を持っている女性に話しかけて、
通路を案内してあげていたところ。


彼がその方になんて声をかけて
どんな会話をしていたのかは分からないし、
その方もマスクをされていたので
ちゃんと表情も読み取れなかったけど、


彼にエスコートされて歩く彼女は
どこか安心して渋谷を歩けているような、
そんなオーラに包まれている風に見えました。


その瞬間の渋谷において、
その空間だけがほんのちょっと、
優しく柔らかい世界に変わったような、
そんな気がしました。


私も少しだけ、
渋谷を好きになれたかもしれません。


日々、気付きと学びの連続です。
ゴールデンウィークも学び続けまーす。











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