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晴れた春の川辺で思う

マガモのオスとカルガモが組になっていた。
水は随分と透明で、二羽はせわしなく動きまわる。

マガモの頭の緑が豊かに輝く。ベルベットのような高級感ある光沢。こんなにきれいなものってこの世にあるのか、と思う。
彼はシベリアに渡っていかないのだろうか。空気のぬるんだ今日この頃、そろそろ向かってもいいのに。
カルガモと共に時を過ごすのを選んだのだろうか。

春の光に輝く生き物と、それを見る私と。
今日すべきことを全部放り出して、光の中を動き回りたい。
きっとこの気持ちは、私が自然の一部である証拠。

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