27．少女革命ウテナ

ウテナ、おたくの必修科目と言われているのにいままで観た事がなかったんだけどハリポタ観るためにU-NEXTに入ったのでせっかくだから観た！

39話だから長いなと思いつつ、意外と最後まで観れるのは毎回お決まりの闘いのシーン、かっこいい音楽、決め台詞があるからかな。水戸黄門もプリキュアもあの決め台詞や変身シーンというパターンがあるから頭使わなくても楽しく見れるもんな。

ウテナ、正直よくわからなかったんだけど、ウテナを観たことで『違国日記７巻』の解像度がめちゃくちゃ上がった。

違国日記7巻　p164.165

ウテナの決め台詞『世界を革命する力を！』ってつまりこういうことだったんだね。
世界を革命するってのはさ、朝がコンコースで歌って、それを千世ちゃんが見ててさ。えみりが10年後にそれを覚えてたらさ、それは世界を変えたことになるんだよね。

物語終盤、ウテナはアンシーに『きっと十年後にも、一緒に笑ってお茶を飲もう。約束だ』だってそうだ。アンシーの世界はウテナによって革命されたわけだ。多分。

あと、ウテナって最後まで14歳の女の子らしい阿呆で無垢で純粋ゆえに平気で人に理想を押し付けてくる大人の私が観るとイライラしてしまう場面が沢山あって、だけど暁生と一線超えたり暁生とアンシーの関係を知ってショックを受けて自我が芽生えて大人になるシーンは好き。最後、王子様ごっこだったねって言えるウテナが好き。