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介護施設でライブペイントした日のこと。

今日は、介護施設にてライブペイントをさせていただいた。

ライブペイントを通して、おじいちゃんおばあちゃんに
私は何を伝えられるのだろう、
どんな場を提供できるのだろうと、
とてもとても、

その場を迎えるまでに悩んだ。

パフォーマンスとして、
ライブペイントをさせていただくことがあるけれど、
大体が、ミュージシャンの方とのコラボで、
音と一緒にその場の空気を形にするのが、
私のライブペイントの型だ。

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生の音がなくて、どこまでパフォーマンスとして
成り立つのだろう、と
その日までイメージを形にできずにいた。

それはとてもとても新しい挑戦で、
その日を迎えるのが少し怖かったけれど、
いざ、その場に立てば、
みなさん暖かく迎えてくださって、
その場のサポートもありながら、
とても心地の良いライブペイントの時間だった。

施設に入るおばあちゃんやおじいちゃんは、
いろんな理由があって、その場所で生活されている。
介護士として数年務めていた時代があるからこそ、
施設に入る方々の状況や気持ち、
家族、親族の方々の状況や気持ち、がどことなくわかる。
全部はもちろんわかることなんてできないけれど。

きっと施設から遠出はできないだろうから、
景色を連れていこうと思い、
海を描いた。

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若いころよく海に行ったわ。
スイカ割りもした。
釣りもやったね。

色々な声が聞こえた。

景色を連れていけば、回想になる。
昔を懐かしんで、とても喜ばれた。

きれいな色だね。
ありがとう。ありがとう。

暖かい声が聞こえた。

最後に皆さんで、うみ の歌を歌って、

皆さん一人ひとりと握手をして、

その時間を終えた。

みなさんの中にきっと、海との思い出があったんだと、思えた。
どんな気持ちで、海を眺めたんだろうなあ。

そして、
音にはできない、絵の力を
改めて感じた。
視覚的に、記憶にアクセスすることができるから、
開けられなくなった頭の中の引き出しを
開けるきっかけに
少しでもなったのなら、
とてもとてもうれしく思う。

介護施設に行くと思う。
生があれば死がある。

介護士として働かせてもらっていた時に、
痛いほど感じた。
人は死ぬということ。

いのちには終わりが必ずある。
それはいつ来るのか誰にもわからないこと。

最期を迎えるとき、上には物やお金、自分の地位や名誉は持っていけない。
きっと持っていけるのは思い出とか、ありがとうの数とか、幸せな気持ちとか
なんじゃないのかと私は思う。

だからこそ、最期を迎えるとき、

私はどんな最期を迎えたいかを考えて、今を生きるようにしている。

幸せや愛をいっぱい運びたい。

おじいちゃんおばあちゃんが、幸せでありますように。
絵を通して
私を通してなら、
ありがとうを伝えられるかもしれない。

そう思えた一日でした。

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まりこ

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