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ノビルスクールをやるきっかけ

最近、クラス会議について学ぶことがあった。
改めて、なぜ私がノビルスクールという市民立のスクールをやっているかについて考えてみようと思う。


ツクルスクールに出会ったのは、何年だっただろうか。
8年か9年位前になるだろうか。
三谷宏治さんのセミナーにセットで、ツクルスクールの報告会がくっついていた(笑)
おそらく、一尾さんの戦略だろう。
そこにまんまとはまってしまった。
はじめてツクルスクールの活動を見たとき、私は子供を行かせてみたいと思った。
どこに?
と言われるとわからない。
その当時は、いろいろな公民館をまわり、ハンモックがあるお家にお世話になり、図書館行く日があったり、畑仕事をしたり・・・・。
どれも私には新鮮で仕方なかった。
うちの子供を行かせてみたいと思った。
でも、やっているのが平日のみ。
いやいや、当たり前でしょ!
一尾さんからすると、新しい教育を作っているんだから。
私からすると、なぜ平日しかやってないのだ―ーーーーー!!
という叫びだったに違いない。
その当時の私は、学校が当たり前だったし、学校を休むなんてありえなかった。このスクールがやっていて、学校が休みの日(例えば、運動会の振り替え休日とか)に行ければいいんじゃないか。
そんな風に思っていた。
瀬戸は遠いしな。
振り替え休日遊びたいしな。
言い訳をたくさんして、
瀬戸ツクルスクールの存在も忘れていた。


私自身は、ファイナンシャルプランナーの資格を持っているので、小学校で金銭教育を教えていた。
毎月1回だが、小学生におこづかいのことや寄付のこと、投資なんかも教えていた。自分で講座を作り、ゲームを作っていた。
だから、子どもにはずっと関わっていた。
小学生も、中学生も、高校生、大学生、新社会人に伝えていた。


その中で小学生の親子の講座をすることがあるが、感じていたことがあった。
親が子どものことに口や手を出しすぎることだ。
おこづかいゲームの中で、最初にすることが自分の欲しいものを書くという作業がある。そのほしいものについて、親が口出しする。
子どもも親に聞こうとする。
嫌な言い方をするが、おとなしい子ども、指示待ちの子ども、そんな子どもが増えていると感じていた。
つまり、失敗しないように大人も子どももふるまっているのだ。
失敗って私も怖い。
失敗しなくていいなら、失敗しないのに越したことはない。
でも、子どものうちから失敗を恐れていると、行動が小さくなる。
失敗するとすぐにくじけてしまう子どもになるかもしれない。
そこで、ひきこもりが増えているのかもしれない。
そんな風に感じていた。

あと、子どもだけの時と、親が一緒の時の子どもたちの態度が違う、違う。
私の金銭教育は子どもたちだけだから、うるさくなったり、いろんな自由なことをいう子どもたちがたくさんいた。


そんなころにツクルスクールによんでいただいて、お金の講座をしたことがある。瀬戸のどこかの公民館(笑)
瀬戸ツクルスクールのこどもたちは、素直だから、興味がなければ聞いてくれない。。。
さあどうしようかなと緊張していったのを覚えている。
ま、結果お金に関して興味ないなんてことはないから、大丈夫だったし、外国のお金見ても、興味津々。
本当にいきいきと目をキラキラさせて聞いてくれた✨

タイミングがきた。
コロナがきっかけだ。
そろそろ、私も金銭教育を少し距離を置いていこうかなと思ったとき、時間がとてもできた。
そんな時にツクルスクールへ遊びに行った。
その日は台風www
台風なのに、子どもはいっぱい。
台風でも、外に買い物に行っていた。
いつもながら、一尾さんは自分たちで考えて動いてねというスタンス😊
ツクルスクールにいる時間、ほかの保護者も来ていた。
いろいろなことを聞いていても、週2回でいろんなスクールやっている人がいるよとか。名古屋から来ている子がいっぱいいるよとか。
そんな言葉が耳に入ってきた。
そして、一尾さんから「やっちゃいなよ」という押しの言葉。
「やってみよ」
私はその時、何も考えていなかった。そう思っただけだった。
でも、帰りの電車で、プレをやる日程を決めていたんだよね。
そして、Facebookで発信していた。
ある意味勢いでできたのが、ノビルスクール。
でも、その時には名前は決まっていなかったけどね。



私の中で、タイミングだった。
その時、子どもが不登校でもなかった。
でも、ツクルスクールに行かせてみたかった。
だから、子どもたちには月1回でもいいから、自分で決定するスクールを始めるから、来てみたら?と誘ってみた。
最初始めたきっかけは、私はタイミングだった。
でも、今はスクールの子たちをめっちゃ愛している💛
すごく大事に思っている💛
コロナがあって、学校が絶対ではないとわかったし、勉強だけしたいなら、塾に行った方が成績は上がる。


ノビルスクールには、学校に行っている子も来てほしい。
最初私は学校を休んで、ツクルスクールに行かせる勇気が出せなかった。
そんな勇気がない親が来たらいいと思う。私も一緒だから。
決めるって怖いのよね~。
学校教育だけでは無理だと思うから、みんなほかのスクールに行かせたり、体験学習に行かせたり、イベントに参加したりするんだろう。
だったら、1か月に1回でもうちのスクールに来てみたらいい。
本当にたくましい生の生きる力が身につくと思う。
ただ、すぐに結果を求める人はお断り。
こういう教育はすぐに結果が出るものではないから。

自分でご飯を決める。
自分でご飯を作る。(失敗することはある。それもOK)
自分で片づけをする。
自分で何をやるか決める。
本当に大人になってから求められる力を身に着けておかないと、将来困るのは子どもたちだ。
子どもたち、大人も幸せに生きてほしいと私は思っている。
だから、このスクールをやっている。
しかもボランティアで。
対等な親、対等な子ども。
私は先生でもないし、偉い人でもない。
でも、これからも続けていこうと思う。
子どもと一緒にいると、大人も元気もらったり、考え方を見直せるんだよね。



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