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コロナ流行を切欠に、20代のわたしの働き方改革を振り返ってみた

7年ほど前にとあるご縁で転職エージェントに伺う機会があり、「英語力を活かせるWEBデザイナーの求人」を探してもらったのですが…(国内の起業かつ希望する年収では)当時の求人数はなんと0でした。

希望していた年収は確か350〜400万円程度で、
「1件も無いってことは無いと思うんだけどなー」
「英語が必要な場面に携われないってこと?つまんねーの」

…なんて(今思えば大変、大変失礼なことを)思いながらも特に突っ込んで質問するでもなく、「需要が無いなら自分で環境を作ればいっか」と思ってエージェントを後にしました。


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私は(当時の)日本社会でたとえ「英語を使いこなせるWEBデザイナー」が必要とされていなかったとしても、(国内で働きながらも)英語を使いこなせるデザイナーにどうしてもなっておきたかったのです。

日本だけでなく海外のアート・デザイン、カルチャーへの憧れがとても強かったし、デザイナーたるものユニークな経験をたくさんしておかなきゃ("芸の肥やし"はデザイナーにも必要だという持論に基づく)だから、色んな国に行ってみたいし現地の人と話せるようになっておきたい!

それに今後ITやAIの進化がもっともっと加速したら、デザイナーの需要も減るかも知れない。需要が減らずとも、(特にオペレーター的な業務は)海外へのアウトソーシングが主流となり国内で受注することは難しくなり、また単価も下がるだろう。

もしデザイナーとしての仕事が無くなったとしても、英語が使えたら他の仕事も出来るし…そう考えていたからです。


環境が無いなら、
自分で用意しちゃえばいいじゃない。


…ということで私はデザイン業務をしつつ英語も使えるバイトを探し、そして外国人と一緒に暮らせるシェアハウスに引っ越しました。

元々英語の読み書きは得意だったけれど、会話となるとまた話は別と(高校時代のホームステイでの苦い経験から)わかっていたので、話せるようになるまではある程度の時間がかかるだろう…と覚悟は決めていたものの。想像以上に話せないし聞き取れないしで、始めの3年くらいは絶望の中にいました。

話しかけられるのが嫌で、シェアハウスなのに引きこもりがちになったりしたなぁー…笑

けれど友人に支えてもらいながら少しずつ勉強を続けてきたお陰で、どうにかTOEICの目標スコアを超えて840点まで上げることが出来ました(当時の外資系企業の中途採用の求人広告を何件か見て、必須要件とされていた750点をボーダーとしていました。現在は800点以上としているところが多いようです)。

人生はわからないもので、最近ではその経験を活かして子供たちに英語を教える仕事もしています。

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そして今日、何となく気になって7年前と同じ条件で求人検索をしてみたら、なんと200件以上の求人がヒットしました(しかも当時自分が希望していた年収を遥かに超えていた)。

「あーやっぱそうなったかぁ」なんて求人を眺めていたら必須要件も歓迎要件も殆ど満たしている自分に気がついて、(就職する予定は無いにしても)世の中の流れにそっているということには少しばかり安心しました。

そして、社会では需要が無くても自分に必要な環境を自分で選び整え、勉強を続けて経験を重ねてきて良かったと心底思っています。

7年前のあの時に「会社のニーズに自分が合わせるのではなく、自分のニーズに合った環境をつくる」選択をとったおかげで(当時はパートタイムジョブの掛け持ちだったので、多少の収入源はあったものの)十分な英語力をつけられただけでなく、かけがえない経験がたくさん出来た。

英語を話せたおかげで、国内外のアート・デザインに関する知見が広まったし、自分の興味がある分野への探究心があったからこそ英語の勉強にも身が入った。

諸外国に足を運び実際に世界を肌で感じられたし、色々な国の人と話せるようになったことで「世界のなかの日本という国」という視点を持てたし、「ではこの社会の中で、今後自分は何を選択すべきなのか」を考えるヒントも得られた。

何よりこんなへんちくりんな私を面白がってくれる、たくさんのへんちくりんな(否否、素敵な)友人たちと出逢うことができました。みんな視野が広く多様性を受け入れられる人たちばかりで、自分や他人の人生を大切にしているとても素敵な友人たち。

たられば話になってしまいますが、もし会社員として働いていたら出来なかったであろう人生経験が出来たから、あの頃勇気を持って自分の望む方向に踏み出してくれた自分にありがとうと伝えたいです。


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最近の国内外の報道や世間の反応をみていて「国や組織に依存しすぎずに生きられる環境を整えておくのって、すごく大事だよなぁ…」と改めて感じている今日のこの頃。

これから日本だけでなく世界がどうなっていくのかわからないけれど、これを機に今後の働き方や生き方を今一度見直したいと思います。拝。

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