ウエストでゴムが一周しないスカートのゴム替え奮闘記
こんにちは,マリッコです。
5歳娘が通う幼稚園は制服があるのですが,ある日,降園している最中にやたら娘がウエストに手をやる仕草が目立ちました。
マリッコ「どうしたの?」
娘「ゴムが緩くて,落ちてきちゃうの」
そりゃそうです,これは上の子のお友達や,またそのお友達から脈々と受け継がれし古(いにしえ)のスカート…ゴムの1本や2本緩んでいても何らおかしくありません。
マリッコ「おかあさんが,ちょちょいのちょいでゴムを替えてあげるから」
と言ってしまったものの,開けてみれば思わぬデザインだったことに気が付くのです。
そう,なんと「ゴムがウエストを一周していない」!
このスカートは,「ひかりのくに」という幼稚園や保育園御用達のメーカーの,アンファンというブランドのものです。
施術開始
かくして,ゴムの始まりを探すことから施術は開始されます。
パッと見たところゴム通し口と思われるところはなく,裏を見て手で確認してみると,どうやらここでゴムの端が縫い付けられているようです。
思い切ってここの縫い目を外してみました。
ところが,ゴムを出し入れできそうな入り口が見当たりません。
仕方なく,矢印の部分の縫い目をほぐして探ってみると,ゴムの手触りを感じたので,そこから引っ張ってみます。
ゴムは上下で2本入っていました。
長い間スカートに閉じ込められていたゴムは,もうかわいそうなくらいにクタクタです。
新しいゴムを入れていきます。
上から入れていきました。
以前に一度,ボタンを付け替えているのですが,干渉してしまったのでボタンは思い切って外すことにしました。
ゴム通しで通し,端が逃げないようにとりあえず手縫いで留めます(下の画像の黄色い〇)。
あとから外すので,目立ちやすい色にしました。
ここで一度本人に履いてもらって,サイズを確認します。
確認出来たらもう片方も手縫いで仮止めします。
下のゴムも同じようにします。
2本のゴムが通りました。
ゴムを留めるために,ミシンをかけます。
元からかかっていたように,縦に縫い付けます。
ゴムが逃げていないか確認してください。
仮止めしていた手縫い糸を外します。
さらに,ゴムを通すために外したウエストの下の部分もミシンで縫い止めました。
外していたボタンも付けなおして完成です。
終わりに
かくして,無事にスカートのゴムも新しくなり,信じられないくらいアクティブな娘の幼稚園生活を再び支えることになったいにしえのスカートなのでした。
あと半年ちょっと,よろしく!