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「名誉心と不動心」(大川隆法「心の指針」より)

いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。

私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。

今回は、心の指針「名誉心と不動心」をご紹介したいと思います!

大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心の気づきが得られる作品ばかりなんです。

皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。

それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。


「名誉心と不動心」


人間として生まれた以上、

誰にも名誉心はある。

気の強い人は、

自分の名誉が傷つけられると、

理性を失って怒り狂う。

徹底的に相手をやっつけるまで、

戦い続けることもある。

気の弱い人は、

自己嫌悪におちいって、

自分はもうだめなんだと悲観し、

何もかもやる気を失って、

無為に日々を過ごし、

もっと自分の値打ちを下げてしまうこともある。


とかく人の世は住みにくく、

人の評価は得られがたく、

真なる自信を形成することは、

限りなく難しいことのようにも思える。


しかし、ここにもう一つの考え方があることを忘れてはなるまい。

「不動心」だ。

人の評価の上がり下がりや、自分の人生の浮沈にかかわりなく、

堅実に精進し、

必ず一歩を進めようとする考え方だ。

嵐の日にも動揺しない船長ほど、頼もしい存在はない。


(大川隆法「心の指針」117)



【感想・気づき】

怒られた時やダメ出しをされた時の人間の反応には、2つのパターンがあるようです。

【ダメ出しをされた時の反応】

①理性を失って怒り狂い、徹底的に相手をやっつけるまで戦い続ける(気が強いタイプ)
②自己嫌悪におちいって、自分はもうダメなんだと悲観し、やる気を失って無為に日々を過ごし、自分の価値を下げる(気が弱いタイプ)

私の場合、その日の気分によって、①になったり②になったりする気がします。笑

特に、絶好調で成長している時だと、相手からの諫言は耳ざわりになることが多く、ムッとして撥ねつけてしまうことが多いように思います。

反対に、挫折のさなかにあったり、根深い失敗経験があったところにダメ出しをされると、立ち直れないぐらいの自己嫌悪に襲われることもあるでしょう。

その後の成長のことを考えたら、どちらも難ありの反応ですね。

怒り狂って相手のことを否定しまくっても、味方をなくすだけだし、自分も伸びない。

相手のダメ出しを必要以上に引きずり、落ち込んでしまっても、どんどん自己卑下モードが増すだけで、何も生産的ではありません。


「クレームは宝」という言葉がある通り、ダメ出し自体は自分の改善すべき点を教えてくれる、大変ありがたい機会でもあります。

このように、極端な反応に出てしまう時があると、自分の成長のチャンスを逃してしまうとも考えられます。

そこで、私たちが磨きたいのが、人からの評価に一喜一憂しない「不動心」です。

自分の人生が上がり調子でも下がり調子でも、人からの評価が上がっても下がっても、変わらずに堅実な一歩を踏み出せる方というのは立派です。

どんな時でも動じない「不動心」があると、それだけで、「あの人は頼もしい存在だ」と言っていただけるようになることもあります。

私自身の経験を語らせていただくと、何が起きても大丈夫!という「不動心」を持つには、一定の成功体験と、自分に対する正当な自信が必要だと思います。

これは、日々の小さな成功体験を積み重ねていくしかありませんね。

何でもいいので、できることからコツコツと、自己肯定感を高められるような実績を積み重ねていくことだと思います。

ささいなことに思えますが、チリも積もれば山となる。

成功体験を積み重ねていくと、自分の平均打率が分かるようになっていきます。
そして、その戦ってきた自分の成長記録が、ちょっとやそっとの批判ではぐらつかないような、心の支えになってくれると思います。

また、「不動心」を築いていたと思っていた人が、精神不安定になり、他者からの言葉に敏感になり、激しい気分のアップダウンに襲われることもあります。

これは、俗にいう「キャパオーバー」の時。

自分が抱えられる以上の荷物を持っている時、人はどうしても心が乱れますし、キリキリとした緊張状態に陥るものです。

私自身も、「不動心」で仕事が出来ているな、と思えていた時期と、どうにもこうにも心のアップダウンが出てしまい、制御が難しかった時期がありました。

それはやはり、自分の見栄やプライドが邪魔して、自分のキャパ以上の仕事を抱えこんでいることに気づかなかったから。

本当は他者の批判が受け付けられないぐらいの精神状態になっているなら、キャパを越えている証拠なので、一度抱えている課題を整理して、スッキリさせる必要があります。

名誉心が邪魔していると、どうしても荷物を降ろせないものですが、ここは、自分の心身が上げている悲鳴に、素直に耳を傾けるべき時なのだと思います。


まずは、小さな成功体験を積み重ね、どんな批判にも動揺しないような心穏やかな自分をつくること。

そして、普段穏やかな自分が周囲の諫言を受け入れられないほど、攻撃的になったり、自虐的になっているなら、自分のキャパオーバーの可能性を検討すること。

他の人でもできる案件は任せ、持たなくていい荷物は下ろしていき、心の安定を図ること。

このあたりが、リーダーにとっても必要なのかな、と思っております。

「名誉心と不動心」から派生して、仕事論にも少し足を突っ込んでしまいました。

皆さんにとっても、何らかの参考になれば幸いです。


最後までご覧くださり、誠にありがとうございました🌷


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