逡巡のための風景04／前向きな気分

前向きな気分になっているかもしれないと気づく。
今日は初めて、4歳の娘が保育園でいちばん仲のいいお友達がお母さんと弟といっしょにうちに晩ごはんを食べに来た日。親同士が仲良いからとか歳が近いからとかでなんとなく子ども同士遊ばされることはあっても、自分で選んだ友達が家に来るのってそれとは全然違うということに気づく。子どもたちの関係が先にあって、それで親同士が出会うというのは、ちょっと初めての体験で、またお母さんがとても自然で素敵な人だったのもよくて、子どもたちは一緒にお風呂に入りたがりながらも初回ということでグッとこらえて別れたけれど、お互いに大切にしているぬいぐるみを交換しあって（次回返却）抱きしめながら別れたようすは涙が出るほど可愛かった。

文：イシワタマリ／写真：丸山桂