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物を持たない若者たち

ミニマリストという言葉もすっかり耳慣れた今日この頃、我が家の娘たちも例外ではありません。一人暮らしの次女の部屋はもちろん、先日結婚した長女のところも家に入れるものは厳選している模様。

「これ、要る?」

と聞いて、YESと返ってきた覚えがありません。服の数も絞っていて独身時代の服はほぼ処分。毎日同じような格好です。電化製品もなかなか決断せず、本当に必要かじっくり考えます。炊飯器も持っていません。私がヨーグルトメーカーを勧めようとホットサンドメーカーを勧めようと考えとくと。それって「要らない」の婉曲な表現よね。

30年前の結婚の時は花嫁ダンスがありました。和服もありました。鏡台がないなんて、と嫁ぎ先が言いかねないので親が用意してくれました。洗面所でお化粧しますけど。今はそれらを置く場所もない部屋が新居ということもあり何一つ娘に持たせられませんでした。でもそれでいいみたい。

若者の部屋は見てませんがすっきりしていることでしょう。何しろデジタル化が大きいですね。我が家にある大量の写真のアルバムが要りません。音楽のCDも映画のDVDも全部ダウンロードすればよいだけです。お料理の本も持たずにネット検索です。その方が整理や掃除に時間を取られません。

さて我が家はどうでしょう。子どもの成長につれ、勉強机やベッドが増えたのは仕方がないとしましょう。物を減らす絶好のチャンスと言われる引っ越しを7回しましたがずいぶん処分したにもかかわらず記念の品というものが大量に発生。アメリカで二回、一軒家に住んだのも贅沢ながら物が増えた原因になっています。特にコレクションをしているわけではないマグカップですら40個ほど集まってしまいました。

金融資産は45歳をめどに増やしつつも切り崩してよいという説を物にも応用するならば、10年前に家の中のものを減らし始めるべきだったのでしょう。ちょうど片付けの本を読んで一日30分処分するものを決めるというアイデアに出会いました。

暑いのとオリンピックの応援があるのでDay1は夜中の11時半からの30分になってしまいましたが紙類と空き箱を括ってゴミ置き場に持って行きました。そして今日はDay2。涼しいうちに、このnoteを書く前の30分をキッチンの不用品にメスを入れました。使っていないお鍋や剥げたフライパン、お弁当グッズやアイスクリームサーバーなどを集めました。30分では足りないように思えても継続するためにはそれを厳守するのが秘訣だそう。

いくらキッチンをリフォームしてすっきりさせたいと思っても、物を減らさずにすっきりするはずがないのです。著者のごんおばちゃまは翌日は別の場所を片付けることを推奨しておられます。数か所回ってまたキッチンに戻ってきたら前回は踏ん切りがつかなかったものも片付ける気になることが多いそうです。明日は和室のライティングビューローの文具や書類をすっきりさせようと考えています。

今日もたくさんの競技で熱戦が繰り広げられることを期待しています。
明るい一週間の始まりになりますように。

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