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富士山がずっとついてくるハイキングコースでディズニーデートについて語り合う

本年最後の山歩きは相模湖駅→陣馬山→藤野駅。友人情報では初心者でも一人で歩けるとのことだが、調べてみると11キロもあるって。高尾山のお隣にありながらプライベート感満載のハイキングだった。

朝から山梨で震度5の地震があって多少不安はあったものの「命の限り楽しむ」をモットーに予定通り家を出る。中央本線甲府行きは10分遅れながら9時前に相模湖駅をスタートできた。

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調べた通り線路の横の細い道を通って慈眼寺の陸橋を渡って与瀬神社へ。

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大山同様神社の奥に登山道の入り口が。結構階段が続くけど慣れたもの。しばらく山道を登るけれど、あれ?金時山や大山よりなだらかで歩きやすい。

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眼下に相模湖が広がる。晩秋から初冬への風情を感じながら歩みを進める。

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明王峠までえっちらおっちら登って来るとお約束の富士山をしっかり望むことができる。ここから陣馬山までは距離はあれどなだらかで歩きやすい道が続くと聞いている。

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ここで持ってきたおにぎりをいただいて休憩して再スタート。登りは無言でもハイキングコースでは女子トークも充分可能。

「この間ね、高校生の息子が午後2時に始まるディズニーランドのチケット発売で2枚買っといてって言って登校したのよ。お友達4人で行くから手分けすることになったって。なかなか繋がらなくて夜までかかって2枚取れたの。そしたらお母さんごめん、嘘ついてた。女の子と二人で行くって言うのよ!」

息子ラブの友人は複雑そう。Aちゃん?Bちゃん?Cちゃん?と質問攻めにしたらしい。結局近所の小学生の頃からのお友達とわかって少しホッとして、しかも彼女ではなくて女友達とのこと。

母心はわからないもので、冬のディズニーに行くのに防寒着を何か買ってやらなきゃ、寒くて震えてないか気になるそう。

かたやこちらは娘しかいませんが、娘の一人が先日それこそディズニーにデートに行ったらしい。私にとったらディズニーのデートが楽しくないわけはない、あんなに設備もスタッフも夢の国を全力で演出してるんだから、と思うわけです。

ところが大学生の娘の意見は違う。あの待ち時間の間がもつのはよほど仲良い証拠で気まずくなる確率が高いそう。なのでディズニーでデートするって相当ハードル高いよって。ふうん、そんなもんなのかぁ。そう言えば私は家族でしか行ったことがない。

ある時、ディズニーは楽しいのは楽しいけど作られた楽しさで今日で卒業かな、と思えたことがあった。それよりは自然の中を山歩きする方が生きてる実感があったり空気が美味しかったり自分と対話できたりする。

そんなことを話したり思い出したり考えているうちに陣馬山の山頂に着いた。

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ここまで左手にずっと富士山がついてきた。清水茶屋さんでおしるこをいただいて一休み。

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このお餅ひとつで下山への活力が湧いてくる。帰りは落合という集落から藤野駅を目指す。運が良ければ落合でバスに乗れるという。

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けど一時間に一本のバスは45分待たないと来ない。しかも待てる場所もなくここから2キロのアスファルトを歩くことに。仕方ない、と元気を振り絞るが後半はまさかの登り坂。

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この狭いトンネルを抜けたところにやっと線路が見えて藤野駅に着いた。帰ってスマホを見ると28,000歩18kmも歩いてた。

この秋は高尾山、金時山、大山、陣馬山と元気に登ることができたが今日のコースが最も爽快。大山はキツ目で覚悟がいるしケーブルが混んでいた。金時山は箱根までのアクセスが少し大変。次に行くお山を探している私です。

では皆様良い週末をお過ごし下さい。

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