マガジンのカバー画像

エッセイ

296
運営しているクリエイター

#ピアノ

修行とは目の前のことに集中すること

修行とは目の前のことに集中すること

基本的に人生は面白おかしくあってほしいと願うごきげんママ♡ではありますが、根っこのどこかにマジメな要素があるらしく、学ぶことをやめたら人生おしまいという気がかすかにしています。

学ぶこととは当然小学生から机に向かって読み書きそろばんをしてきたことに留まりません。それがほんの、ほんの一部でしかなかったということはオトナの皆さんなら実感されていることと思います。

この一年も幸にして学ぶことばかりで

もっとみる
今年のシアワセ

今年のシアワセ

クリスマスカードや年賀状をずいぶん減らした代わりにFacebookで繋がっている旧知の人たちに一年の締めくくりに投稿をした。デジタルの時代に私なりに変革しているつもり。ネットで繋がっていない、主に目上の方たちにはこの週末に手書きで年賀状を書こうと思う。

Facebookに載せる数枚の写真を選ぶために一年を振り返り、ぎゅっと凝縮したメッセージに大好きなピアノやゴルフや日々の暮らしや小さな仕事を楽し

もっとみる
11月も終わるのか

11月も終わるのか

ものぐさがもたげてしばらく書けてないうちに今年も余すところあと一月…この現実をどう受け止めたら良いのかわからない。

月半ばに日帰りで山登りをしてからも相変わらず活発といえば活発に、映画『すずめの戸締り』を観にいったり、小林愛実さんのピアノを拝聴しに行ったり六本木に日展を鑑賞に行ったり、渋谷のレンタルピアノで友人と演奏し合ったり、合間にオンライン麻雀友人戦を楽しんだりと、56歳の日々が飛び去ってゆ

もっとみる
最低のランチと最高のトーク

最低のランチと最高のトーク

食べ物の美味しい美味しくないを言い募るのは大変下品なことと思うし、美味しくないものを口にすることは滅多にないし、幸いあんまり書く機会がなかった。もしかしたら書かない方がいいんだろう。

書かない書きます書く書く時書けば書こう---

えい、書こう。だって高くてちっとも美味しくなくて悔しかったんだから。

その日は中学からの友人がご主人の出張に同行して上京、会議の時間おしゃべりしようというお誘いだ

もっとみる
楽しむことを恐れない

楽しむことを恐れない

50年以上生きてきて、自分自身が大人になったと思うことは自分を楽しませることを覚えたと感じる時。いまは人様から人生を楽しむ達人ですね〜などと言っていただけることがたまにあるほど楽しみの引き出しをたくさん持っている。

noteを読んだり書いたりすること、
子どもたちとゲーム(いまはカタンや四目並べ)をすること、
本を読むこと、
ピアノを弾くこと、
パンを焼くこと、
グループラインのやり取りをするこ

もっとみる
メトロポリタン美術館展で感じたこと

メトロポリタン美術館展で感じたこと

絵心を全く持ち合わせない私は積極的に美術館に足を運ばないのだけれど、誘われるとやっぱりつい出かけてしまう。特に国立新美術館は建物だけでも素晴らしくて、断る理由が見当たらない。私の世代の人なら「別れても好きな人」というデュエット曲を覚えておられるだろう。その歌詞に出てくる乃木坂という駅に直結しているのも大変に便利だ。

というわけでごきげんパパ♡と美術館に出かけた。まだ別れてないし今となっては特に好

もっとみる
前澤友作さんと反田恭平さんにワクワクしている。

前澤友作さんと反田恭平さんにワクワクしている。

最近のニュースで、宇宙ステーションに滞在中の前澤友作さんと、奈良にオーケストラの秘密基地を建設中の反田恭平さんのおかげで私はとても明るい気持ちになっている。桁違いのスケールで夢を実現させている男たち。

地上400キロのところにあって一日に地球を16周もしているきぼうという宇宙ステーションに搭乗中の前澤友作さんのインタビューを聞いた。何年も前に申し込んで100日の訓練を受けてたどり着いた宇宙に感激

もっとみる
今年はしっかり生き切ったかもしれない。

今年はしっかり生き切ったかもしれない。

まだ半月残しているからまとめるのは気が早いとは思う。でもあわてんぼうだからちょっと振り返ってみる。

小さな失敗には事欠かない毎日だった。今も探している失くし物はあるし、noteも500日以上連続投稿していたのにある1日下書きに入れたまま寝てしまって今はそのあと24日しか続いていなくてがっかりもする。今日だって無駄口をきいて悔やんでもいる。

だがしかし、大局から見てよく頑張ったものだ。特に緊急事

もっとみる
明日死んでも良いくらい悔いないけどまだまだ生きそうなので春までの予定を立ててみる

明日死んでも良いくらい悔いないけどまだまだ生きそうなので春までの予定を立ててみる

誰も夕ご飯要らないって。離れて住む娘と用足しに街に出てふらっと入ったお気に入りの糖朝。ここの五目粥ときたら至福を封じ込めたような美味しさ。もう思い残すことはない。デザートまでついてきた。

ほとんど昇天しそうなくらいの幸せ。でも現実はまだまだ続く…なかなか昇天できない。

ので、鬼が笑うと思いながら私ごとながら一月二月三月四月の予定など立ててみた。

一月は23日にFP 2級を申し込んでしまった、

もっとみる
ピアノが恋人でゴルフが親友

ピアノが恋人でゴルフが親友

今日は朝からポカポカ秋の晴れ空に誘われて河川敷のショートコースに出かけてみた。いってらっしゃいというごきげんパパ♡を無理矢理連れ出して。駐車場に着いた時から1人で来なくてよかったと思ったのが超絶狭い一台分しか空きスペースがなかったこと。私だけなら泣く泣く引き返してたかも。

若くて仲良い見知らぬ二人組男子と4人で7ホール、家でじっとしているより何倍も楽しい時間を過ごすことができた。アプローチがうま

もっとみる
渋谷のジャズはニューオーリンズを超えた

渋谷のジャズはニューオーリンズを超えた

ミュージシャンたちが輝いていた。楽しそうだった。幸せそうだった。

コンサートがまた開かれるようになってチケットを取って渋谷に出かけた。大きなホールが満席だ。この日を待っていた人々がこんなにいた。

小曽根真さん率いるビッグバンドのコンサートは堅苦しくお行儀よく座って鑑賞するというよりはもっと自由に、許されるならお酒でも飲みながら聴きたいジャズ。

真面目なサラリーマン風のベーシストと、日本人離れ

もっとみる
ゴミ出し記念日

ゴミ出し記念日

記憶にある中で、これまでごきげんパパ♡がゴミ出しをしてくれたことは一度もない。記憶違いなら許してほしい。

男は仕事さえしていればいいという義母の教えが骨の髄まで染み付いた最後の世代か、月火水木金、燃えるゴミもプラごみもペットボトルも分別して玄関に準備までしても出すことをしてくれなかった30年余り。これを苦節というと多分甘ったれた主婦のように思われるムキもあるだろう。

けれどもゴミ出しは家事のほ

もっとみる
プロになるのに必要なもの

プロになるのに必要なもの

今週はワルシャワで5年ぶりにショパンコンクールが開かれていて寝不足になっている人も大勢いるかと思う。今回は特に5人も日本人のピアニストが二次予選を通過したこともあり大変な盛り上がりだ。昨夜の角野さんの3次予選演奏後のインタビューでは、

「自分が弾くというよりもただショパンがいる場所に自分がいる、ただ、いる、という感覚にどんどんなっていって(中略)緊張も全くしないし、ホールの中でショパンの音楽がた

もっとみる
友よ、涙を拭いて一緒に遊ぼう

友よ、涙を拭いて一緒に遊ぼう

出会いは15年前にもさかのぼる。保護者会でお互い引っ越してきた同士挨拶を交わすと、うちが女の子三人に対してあちらは男の子三人。どうしてこう偏るんでしょうね、などと当時から話していた。

時を経て久しぶりに話すとうちもそれなりに子どもが巣立って行ったが、彼女のところも急激に家族の人数が減ってあの頃のあわただしさがウソのよう。

聞くところによると男の子は買い物に一緒にも行けず共通の話題もなく何一つ楽

もっとみる