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怖がりだから、 日本を出ました。

「報告がギリギリになりましたが、
今日からカナダのバンクーバーに行ってきます!」

友人にそう伝え飛行機に乗り込んで、単身でバンクーバーにやってきたのが2019年4月。
早いもので、こちらに来てからもう2ヶ月以上が経ちました。

大きな決断をするときは、自分とじっくり向き合う反面、人にはあまり相談しないので、伝えるのが本当に直前に。
(数少ない友人の皆さん、ごめんなさい。笑)

もしこの記事を読んでくれている方がいたら、この辺が気になるところかなというところを目次にしたので、読んでみてもらえたら嬉しいです。

「そもそも何をやっている人なの?」

私の経歴をざっくり説明すると、

新卒で日本のSIerに就職
  ↓
スタートアップ企業の営業に転職
  ↓
Webデザイナーになりたいと思い立ち、働きながら勉強を始める
  ↓
バンクーバーの専門学校に通いWeb Developmentの勉強中(←今ココ)

社会人になってからは本当に様々なことがあり、一言ではとても語りつくせないのですが、大まかに言うとこんな感じです。
今はバンクーバーで学生に戻って勉強する日々を送っています。

「なぜバンクーバーに行こうと思ったの?」

まず海外に目を向けるようになったキッカケですが、
間接的には日系大企業を辞めて、スタートアップ企業で働き、「自分で決めて、自分で動く」マインドが備わったのが、大きいかと思います。

「自分で決めて、自分で動く」

言葉にすると簡単ですが、これって結構難しいことだと思います。

なぜ難しいのか。主に2つ難しいポイントがあるのかなと思っていて、

1.自分のことを知る
2.自分が置かれてる環境を知る


少なくてもこの2つを知らなくては自分がどうなれば幸せなのかを描けずどうすればそれが叶いそうなのかもわからないと思うんですね。
どちらも難しいのですが、1に関しては外からフィードバックを得ながら自分のことを研究する以外に道はないのかなと思っています。

ちなみに私は、週末になるとカフェに篭って

「自分はどうなりたいのか」
「それを達成するためにはどうすればよいか」

といった人事面談で聞かれるような質問を自分自身に問いかけて、考えをノートに書きなぐりながら整理していくような、ちょっと変わった人でした。

非効率だった部分は山ほどありますが、考え続けた時間は間違いなく自分の糧になっています。
(このプロセスについてはまた別の記事にかけたらいいなと思います。)

プロセスについては省きますが、自分についてわかってきたことは、

・考え続ける体力がある
・人に共感する力が高い
・人の話を聞いて整理するのが得意
・必要だと判断できれば大胆な行動をとることができる
・相手の立場に関係なく意見できる

・広義の意味でのデザイン(ビジュアル、情報、建築など)に興味がある(「興味がある」というのは立派な才能だと思っています。なぜなら、その分野に労力をかけることを苦に思わないからです。結果的に自分の武器になる可能性が高いです。)
・HTML、CSSは自分で勉強していた
・英語は・・・わからなくはない。笑(お恥ずかしいレベルの英語力なのですが、一応英文科卒でした)

こんなところです。

2に関しては、いろんな難しさがあるのですが、
特にキャリアのように長期的なこと考える場合、難しさの一つは、未来を予測することの難しさなのかなと思います。

たとえば、誰かに「10年後どうなっていたいですか?」と聞かれたとして、「10年後どうなってるかなんて予測もできませんし、そんなに先のことを考えても意味ないかもです・・・」と答えるかもしれません。。

でも、中には確度が高そうなことはあるわけで、
例えば、人口統計はかなりの精度で未来が予測できると言われています。
であれば、確度が高そうなことを元に方針を大まかに決めて、あとは状況に合わせてその場その場で決めていくのがいいのでは?と思っています。

確度が高そうなことってなんでしょう。。

・平均寿命を考えるとあと50年くらいは生きそう
・少なくても30年くらいはお金を稼がなくてはいけなそう
・日本の人口減少は止まらなそう
・ということは、日本語しかしゃべれないと、人口が減ってるフィールドでしか生きていけなそう

難しい知識は一つもないですね。

ちょっとググればすぐにこういった統計データにはたどり着けます。


色々と考えながら、すごくシンプルに、日本に固執しない方がいいのでは?
と思い始めました。

1と2を考慮して、

手に職をつけるWebデザイナー(またはエンジニア)になりたいなぁ。
日本語以外を使う国で働いてみたいな。

とぼんやりと思い始めました。

そして、これが海外へ渡航する直接のキッカケになるのですが、
2018年3月にエンジニアやデザイナー海外留学支援をしているFrogという会社主催の説明会に参加して、バンクーバー行きを決意しました。

なぜバンクーバーかという理由を大まかに書くと(Frogで受けた説明のほぼ横流しですが)、以下の通り。

・ビザの取得が比較的しやすい
・スタートアップ企業が多く、経験が浅い人材でも入り込める余地がある

(成功した企業はそのままサンフランシスコに南下する傾向があるようです)

※2019年6月現在、バンクーバーのテック系人材の需要は高そうです。そして、政府もそういった人材を受け入れるような動きをしています。

↑こちらのツイートの元ネタはこちら

(興味がある方はFrogのサイトをご覧いただいて、本気度が高い人はお問い合わせしてみてください)

回し者みたいで申し訳ないのですが、
海外で暮らすためにどういう条件を気にしたらいいのか検討もつかない方もいるかと思うので記載しました。(実際、私がそうでした。笑)


「で、 何をするの?」

(デザイナーよりの)フロンドエンドデベロッパーとして働くためにバンクーバーに来ました。

最終的に世界中のどこにいても生きられるようになれたら最高だなと思っていますが、
まずはその足がかりとして、バンクーバーの現地企業に就職したいと思っています。

私は業界経験がほぼゼロなので、今は学生ビザをもらいながら、学校と独学で1年間勉強して、来年には就職をする予定です。

またどこかで、バンクーバーの学生生活がどんな感じなのかもお伝えできたらいいなと思っています。

最後に。 自分にはできないと思ってる方へ


大きな決断をすると、

「勇気があるね」とか
「失敗したらどうしようとか考えなかったの」とか
「もともと英語ができるからいいよね」とか

(心配してださる方も含め)色々言ってくださるのですが、
自分が決断できたのは、何か特別な能力を持って生まれてきたからではなく、失敗から学び、考え続けて、少しずつ少しずつ自分を変えてきたからだと思っています。

タイトルにも書きましたが、私は心配性で、怖がりです。
全然勇気なんてないです。
どちらかというと、怖がりだからこそ、日本の外へ出て行くことを選びました。
勇気があると言う人は、日本に居続けることの方が安心だという意見なのかもしれません。
もちろん、いろんな意見があって良いと思います。
ただ、私はそう思えなかったので、実際に外に飛び出して、今ここにいます。

失敗した場合のことも考えました。
というか、最悪失敗してもいいと思って決断しました。(万が一失敗しても大丈夫と思えるレベルの投資(お金・時間)をしたつもりです)
なぜなら、失敗からは常に学びがあるからです。
考えられる範囲のことは考えますが、それより先はやってみないとわからないですよね。
そして、だいたい挑戦に失敗はつきものなので、失敗するなら一刻も早く失敗した方がいいと思っています。
明日失敗するより、今日失敗する方がリカバーする時間が長くとれるんですから。


英語は今でも苦労しています!
英文科卒というのが本当に恥ずかしいくらい、学生時代ろくに勉強しなかったので、留学を決めてから毎日何かしら英語に触れるようにしていましたが、、今も毎日わからないことだらけです!
わからないことに当たったら調べる、実際に使ってみる。また忘れたら調べる。そんな繰り返しです。(プログラミングの勉強も一緒ですね)


さて、長くなりましたが、あとちょっとだけ。。

実は、このブログの裏テーマは「失敗をさらけ出す」ことです。

今プログラミング、デザイン、英語を勉強していて、毎日山ほど失敗しています。

これはただ私の経験が浅いからでしょうか?
自分より経験がある人、今すでに上手な人は失敗などしないのでしょうか?

結論からいうと、「彼らも失敗はするが、失敗の捉え方が違う」のだと思います。

自分より何かが上手な人を観察していると、彼らはとにかくやってみて失敗からどんどん学んでいきます。

恥ずかしがってる暇があったら、さっさと醸して、どんどんフィードバックをもらい、成長していきます。

これは、自分も耳が痛い話なのですが、
恥ずかしがって隠すことは成長を妨げます。

私は、常にどうすればよくなるかを考え、失敗しながらも学んでいく人を本当に尊敬していますし、自分もそんな人になりたいと思っています。

そして、こうやってさらけ出すことが、誰かの背中を押すことになったらとっても素敵だなと思っています。

かっこ悪くてももがきながら頑張ってる人たち、一緒に頑張りましょう!

まだまだ道半ばですが、引き続き失敗も含めてシェアできたらと思っています。

ここまで読んでくださってありがとうございます!
誰かのためになることを願って:)


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twitter @MarieWoq

#バンクーバー #海外 #デザイン #エンジニア #プログラミング #自己紹介



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