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伝染病を防ぐ私達の未来とは


Netflixのドキュメンタリー【世界の今をダイジェスト】シリーズの『次なる伝染病』

小説は好きですが難しい本を読むのは苦手で、情報収集はドキュメンタリーが好きな私です。特にNetflixのドキュメンタリーは見やすいし情報も早いから好き!

『次なる伝染病』は2019年11月のコロナウイルスが流行する前に配信された映像です。自粛期間の4月ごろに見ましたがパンデミック想像していたよりも長引いて見直してみたので、簡単に記録します。

今までの伝染病の歴史、原因、そして解決策。
個人的にはなぜ伝染病が起こるのかが分かりやすく描かれていたのでとても興味深い内容でした。

パンデミックの歴史

パンデミックはとても恐ろしく、
6世紀には世界の半分の人口が亡くなり、
14世紀には再びヨーロッパで
20世紀には2年間で世界人口の5%が亡くなっています。

約150万種の道の野生ウイルスが存在すると言われておりそれはいつでも人間界に入り込むことができるそう。

パンデミックは2つの微生物、バクテリアとウイルスによって起こります。

鳥インフルエンザは鳥から
豚インフルエンザは豚から
HIVはチンパンジー
エボラはコウモリからと言われています。

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1918年のパンデミックは感染した鳥と人間が同じ豚に接触することで始まりました。
鳥は鳥インフルエンザに、人は季節性インフルエンザに。
お互いにウイルスは感染しないが豚には両方感染して、2つのウイルスを持った豚の細胞が人畜共通のウイルスを作ってしまうのです。

人からのウイルスが人への感染を可能にし、鳥ウイルスは免疫がウイルスと戦うのを阻止してしまい爆発的な広がりとなりました。これにより世界で5000万から1億人が亡くなることに。

なぜ伝染病は流行り続けるのか

伝染病にかかる人は減少したが、病気が大流行する頻度は増えています。
それはなぜか?

原因は主に人畜共通の伝染病です。

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中国の生鮮市場では新鮮な肉が売られ、その場で解体され新しい疫病が生まれます。2002年に中国で男性がニワトリ・ヘビ・ネコを料理して倒れ、中国政府は”非定型肺炎”と発表。
病は広がり、その街の1人が香港へ行ったことでホテルの客経由でベトナム、カナダ、そして世界中に広がりました。それがSARSです。

SARSらは野生動物にせい生息していたウイルスで、中国南部のコウモリと見られています。病気発生の最前線は熱帯林の秘境に鉱業のため人々が建てた店で、野生動物を食べることも多いのです。

東南アジアの農場でも周辺のコウモリが豚にウイルスを撒き事態が悪化しています。

パンデミックを回避不能にしたのは人間の技術

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森林伐採で野生動物を人間の近くに追いやり、
畜産業は動物たちを近づけウイルスを移りやすくし、
感染するウイルスがまざるき混ざる機会を増やしました。

作るのに数年かかるワクチンを数週間で作れるように研究が進んでいるようですが、次々に新しいウイルスが発生してはワクチンを作っての繰り返しなので根本的な解決が必要だと感じます。

このドキュメンタリーでも言われていたように森林伐採や畜産業によって野生動物と人間は混じり合い過ぎているので、動物は動物の住処、人間は人間の住処で適度な距離を保つのが長い目で見ると大切だと思います。簡単ではないのはもちろん分かっているんですけどね…!動物と人間がうまく調和する未来に期待してしまいます。

類似のドキュメンタリー【新型コロナウイルスをダイジェスト】でも似たような内容が描かれています。そちらも分かりやすいのでおすすめです!


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