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202408_成果まとめ

 夏休みもあり、好きなことが十分できた良い月でした。これからもこんな感じで行きたい。


・世界史「Kaplan SAT Subject Test World History 2015-2016」
 アメリカの大学入学共通テスト向けのテキスト(英語・模試付き)を、 1〜2ページずつ読んでは日本語でノートにまとめるという途方もない作業。ついに冷戦の章が終わった…
 コントラ戦争(68%)→インドの独立(70%)


・河合信和『旧石器遺跡捏造』(文藝春秋)
 ゴッドハンド藤村新一。だいすき。この話。こういう話をもっと調べたい。

 二百ヵ所近い遺跡を捏造し、トータルで二千点近い石器を埋め続けた二十数年間もの間、彼は「天才」「神様」を演じ続けた。それは実際、驚嘆すべき「努力」であった。

 うわあ…迷惑……と思うじゃん? いるんだよね、こういう人。普通に、会社とかに。なんか、本当はできないのにできるふりし続けて、しかも無駄に頑張る人。いるのよ。(最近はもはや、組織に体制の見直しをさせるために、神様がこの手を人を遣わしたんじゃないかと思い始めている。)


・ケン・リュウ(古沢嘉通訳)『ケン・リュウ短篇傑作集1 紙の動物園』(早川書房)
 初めてケン・リュウを読んだ。面白い…けどオチが大体暗いのでそこがちょっと嫌。「結縄」が一番好き。『三体』も「紙の動物園」もそうだけど、やっぱり文革が1966年~てのは影響がでかいよね。日本は敗戦から何世代目かになってるけど、1970年前後だと普通に現役世代だもんね。…そりゃ暗くなるよね。

 だが、中国人は長いこと、語って聞かせられるような幸せな話を持っておらんのだ

 言いたいことが本文に書いてあった。


・ガブリエル・ガルシア・マルケス(鼓直訳)『百年の孤独』(新潮社)
 文庫版じゃなくて、元々持ってたハードカバー版。ばか面白い。し、思ってたより読みやすい。最後の羊皮紙を解読する役目のアウレリャノ好き。まじめだし博識だし。死ぬ前に自分のことを知ることができてよかったね。

 長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになったとき、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父親のお供をして初めて氷というものを見た、あの遠い日の午後を思いだしたにちがいない。


・バルガス・リョサ(西村英一郎訳)『密林の語り部』(岩波文庫)
 文明人としての生活を黙って捨てて、森に還っていったお友達の話。なんかいいね。あー、このお友達のこと大事に思ってたんだろうなーってのが伝わってくる。昔読もうとしたけど挫折したんだな多分。リョサの『緑の家』とカフカの『変身』をつい最近読んでいたので、その辺が役に立った。

 私たちは自分の義務を果たしているだろうか? 放浪をしているだろうか? 生きているだろうか?


・青山剛昌『名探偵コナン43, 44, 45, 46, 47, 48, 49』(小学館)
 2004年~2005年くらい。日常回に凝った面白い話が多くて良い。めちゃめちゃ博識だよね。博識というか、描くためにものすごい下調べしてると思う。音楽、スポーツ、歴史etc…ただ、作画は哀ちゃんに最適化されてるっていうか、全員哀ちゃんみたいな顔になってきてる。羽賀響輔が良キャラ。


・『劇場版名探偵コナン 銀翼の奇術師』
 2004年の劇場版第8作目。原作を読みながら、同時期の劇場版を見るという試み。山本監督初作品 & 馴れ合いキャラに転向したキッドの初登場作品。と色々とエポックメイキング的なそれ。脚本は古内さんて同じ人なんだね。評判があまり良くないと思ってるんだけど、改めて真剣に見たらそこまで嫌いではなかった。東京湾岸エリアの夜景がよく描けてるのと、キッドの口から蘭の声が出てくるシーンがめちゃめちゃ好き。ただしテンポがね…静止画の集まりって言うか漫画っぽいのかな。間が微妙なのよね。(これとは別で、TVで純黒を見た時も、正直"なんて間延びした映画なんだ…"と思った。)


・スピークバディ
 AIと英会話するスマホアプリ。先月に引き続き、日常会話上級1「新たな舞台」コース。イギリスの大学院に留学する設定。英作文モードで、同じようなことを何回も言い直してついにPerfect判定の言い回しが見つかったとき、ちょっとアハ体験。


・まんが一本道〆
 カイロソフトのゲーム。ちょっと飽きたからやめちゃった。


・スーパーマーケットストアシミュレーター
 やったことないスマホゲームをやるという脳トレの一環のつもりが、割とハマっている。めっちゃぐりぐり動くグラフィックで、すっくない商品を売るゲーム。最初馬鹿馬鹿しすぎて笑った。

最近は棚に入りきらないほど仕入れて
投げ売りするのが好き


・スーパーで買ったことない食材を買って、それを使った料理を作る
 日常に変化をもたらす手軽な方法。


・2010年代のアイドルコンテンツを懐古する
 最近夢中になれることが無さすぎて、(あの頃はよかったな…)って昔のコンテンツに堂々と浸り始めた。もう終わりだよ。


・Avril Lavigne "Under My Skin"
 ちょっと前に閉店するブックオフで50円で買った。DVD付きのスペシャル・エディション版。2004年。19歳のAvril Lavigne。MV3本とメイキング映像2本が付いてるんだけど、顔が可愛すぎてびびる。この顔でこの歌唱力でこのキャラこの性格とか才能と魅力の塊すぎてすごい。当時は割と普通だと思ってたけど今見るとバケモノ。ピザが好きでホッケーが上手くて周りのバンドマンにぴょこぴょこ絡んでいつもハイテンションで。目が離せなくなる。


・Avril Lavigne "Complicated" (THE FIRST TAKE)
 それで今のAvrilってどうしてんだろーって思って調べてたら、たまたまYoutubeで見つけた。↓これ。

 なんか分かんないけど泣いた。コメントにも割とそういう人がいた。


・長野旅行
 2泊3日で小布施・長野・松本へ。とてもよかった。湯田中渋温泉でトゥクトゥクに乗ったり、夜は温泉街の縁日を楽しんだり、浅間温泉のホテルではアイリッシュハープとケーナのミニコンサートを聴いたり。すごく懐かしい感じのする、いい旅行でした。


・仕事に距離を取る
 長野旅行から帰って夏休みが明けた後、仕事に対して以前よりも「ま、いっか」って思えるようになった。そして早く帰るようになった。そんなに頑張らなくてもいっか、って。夕方雨降ってることも多いしね。そしたらその方が、いいアイデアも出るようになった。


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