2011.05.02 無題
①「サッカーは大きなグラウンドで練習をしないと上手くならない」と言う人がいる。
世界一のバルセロナが、ピッチの8分の1という狭いスペースで11vs11の練習をしていることを知っているのだろうか?
②「サッカーは11vs11のゲームをしないと上手くならない」と言う人がいる。
バルセロナでは育成年代から7vs7のゲームが重要視されていることを知っているのだろうか?
③「個人スキルの練習ばかりだと、サッカーのチーム作りはできない」と言う人がいる。
ブラジルには、上手い選手が11人集まれば自然とチームができるという考え方があることを知っているのだろうか?
④「ドリブル練習が長過ぎる」と言う人がいる。
高校全国制覇を成し遂げた野洲高校では、毎日1時間のドリブル練習があることを知っているのだろうか?
⑤「ミニゲームばかりの練習は、サッカーじゃなくてフットサルだ」と言う人がいる。
フットサル専門チームで育った小学生が、中学からサッカーに転向した時の言葉。
「フットサルやってて良かったです。フェイントもそうだし、足の裏使うことがいいときもあるし、フットサル狭いから相手近いけど、サッカー広いからあんまプレッシャー感じないです」
⑥「コンクリでサッカーやるのは危ない」と言う人がいる。
元フランス代表のアンリは「ストリートこそ俺の原点だ」と、同じくジダンも「芝生でスパイク履いている時より、コンクリで運動靴を履いている時の方が良いプレーができる」と言っていることを知っているのだろうか?
⑦「指導者の夢や理想が大き過ぎると、子どもたちに伝わらない」と言う人がいる。
今ある日本全国の強豪チームも、たった1人の指導者の壮大な理想から始まったことを知っているのだろうか?
檜垣blog
壁を乗り越える経験をする。そのときの充実感や満足感がこれから先の将来に繋がる。
本当の楽しむポイントは、壁を乗り越えるということを早い年代で感じられれば、どんな困難も逆境も跳ね返す強さになる。
だからこそ、育成年代は一人一人をしっかり育成しなきゃいけない。
それぞれサッカーも技術も体も伸びるための時間は違う。一人一人を見極めて、どのように努力し、どのように変化し成長していけるかを指導者がしっかり指導出来なきゃいけない。
チームという言葉やレギュラー云々、チームの勝利とか、目先のことを指導するなら誰でもできる。
本当に乗り越えなきゃいけないことは、自分自身の中にあることを、育成年代でそれぞれが感じられるようになることが将来に繋がるのだから。
最後にKINGの名言を…
「1%あるんですね?じゃあ僕はその1%を信じます」
(ブラジル留学前に「人間100%はないがお前は99%無理だ」と言われ)
「勝ち負けに関係なくボールと仲良くなれ」
(横浜市内で訪問授業を行った時に小学生に語った言葉)
「環境なんか関係ない。サッカーはボールとグラウンドがあればできるから」
(横浜FC入団時)
「いつだったかな、日本代表合宿でゴンちゃんと一緒にランニングしたんだよ。別に競争でないんだよ。でもお互いにトップを譲らないんだ。オマケに終わろうともしない。ずっと無言で走り続けていたんだよ。結局、誰かに止めてもらったんだけど、そうじゃなきゃ、倒れるまで走っていたね、きっと」
「それじゃ、見てて下さい。僕が日本を変えてみせます!」
(帰国時日本にはプロが無いとネガティブな発言をする周囲の人間に対して)
熱病フットボーラー OMA
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