田代茉理
田代茉理の詩
田代茉理の短歌
きみにキスしたら浮いてしまうかもしれない 抱きしめてるきみごと浮いてしまって、目を開けたら雲の中かもしれない そして、きみへの想いが冷めたら、落下して2人とも死んでしまうんだよ
今夜は強風に警戒してくださいそれならこの不安も吹き飛べ
思い出にしがみつくのはダサいよと誰か教えてくれればいいのに
朝起きてはみ出す昨日の思い出をそっと戻して顔を洗う
思い出にさよならするのが怖いから明日も私は歌い続ける
わたしがあなたをはじめて知った日 わたしたちはすべて破壊して わたしはあなたの その先にあるちっぽけな何かを 素手で掴んだ それは 思ったよりごつごつしていて 思ったよりぬめぬめしていた 貴方が私を初めて知った日 私たちは全て破壊して 君はその先の私に触れた ひんやり でも温かい それは 思ったより柔らかくて 思ったより傷つきやすかったって 教えてくれたね 知ったばかりの君が目の前に 僕らはきっと、それでさえも破壊していく わたしがあなたを初めて知った日 貴方はわたしを
暗がりで銀杏踏みつけ臭いねと笑う今日も僕らの声だけ
私がこんなに寂しいのは、 あなたからしか、 あなたからしか得られない栄養が 栄養があるからなの
どうしても今がいいというのなら全然僕は構わないのさ
目が覚めてまた思い出す君の目にまた明日はもう言えないや
この街はきっと思い出の街になるそう言う君の横顔が好き
この世にはまだない言葉があるのです例えば今の私の気持ち
寂しさを埋めるように あなたのことを愛しても それを愛とはいえないだろう まずは自分を愛すこと ステップゼロは、難しい
少しだけ時間をかけていつもとは違う道を歩いた夕暮れ
人は些細なことで傷つく 君とのこれから、明日について ちょっとだけ不安になってしまう時間が嫌い だけど 人は些細なことで喜ぶ それが君の言葉ひとつひとつだなんて 君はまだ、知らないね 些細なことは、全て無自覚 些細なことは、全て自分次第 些細なことは、全て…
君がここにはもういないって 知らせを聞いたときにはもう遅い 一言でもかけられたらよかったのに このままじゃ後悔が残るから 私の思いはごちゃ混ぜになって 鈍い色になり あふれた涙に滲んでゆく この叫びも君には届いていないのかな なぜ君は あんなにも親しかった君は 私を忘れてしまったの?