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英語で日本酒講座 Lesson 0

まずはじめに

初めての投稿に当たって、まずは簡単な自己紹介とわたしのこのnoteの主旨についてお話をしたいと思う。

わたしは酒処、新潟の山奥で幼少期を過ごし、18歳で大学進学の為に上京した。10代の頃から欧米の音楽と映画が好きで海外の文化に憧れを抱いていており、都内の大学の外国語学部に所属し、語学を学んだ。人生を大きく変える転機が訪れたのは大学3年の時で、半年間のニュージーランドへの留学が決まった。その留学は就活前の最後のチャンスだった。その時に触れたニュージーランドの雄大な自然と人の暖かさが忘れられず、帰国後、大学を卒業し都内で就職するも、2年足らずで退職。ワーキングホリデーで再びニュージーランドの地に足を踏み込んだ。そこで出会ったのが日本酒だった。

多くのワーキングホリデーの人達が経験する事だが、外国人でも比較的簡単に仕事に就けるということでニュージーランド、オークランドの日本食レストランでアルバイトを始めた。働いているうちに試飲などをさせてもらって、日本酒の美味しさに気付いたわけだが、それを母国語以外の言葉で、日本の文化を知らないお客さんに説明するのは簡単なことではなかった。

それ以前もお酒や飲み会は好きな方だったが、専らのビール党で、日本酒というと安いチェーン店の居酒屋で酔った勢いで頼むくらいだった。酒処の出身ながら、皮肉にも日本国外で日本酒の美味しさと奥深さに魅せられてしまった。

それからかれこれ6年程ニュージーランドに住み続けているのだが、その間にも日本酒愛は深まり、お酒の取扱量の多い、規模の大きなレストランに転職し、2019年にはイギリスのアルコール飲料(特にワインとスピリッツ)に特化した教育機関であるWine & Spirits Education Trust(通称WSET)の日本酒部門レベル3の資格を取得した。

2013年以来、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されてから、海外では日本食ブームの勢いは止まらず、それに伴い日本酒の海外への出荷量も右肩上がりとなっている。東京オリンピックも控えており、世界にもっと日本酒の魅力を知ってもらうのは正に”いま”なのである。

そこでまず、Instagram(@mari_sakenote)にて英語を使って日本酒について発信を始めてみた。そして今回、この『英語で日本酒講座』を始めようと企んでいるのだが、これらの働きには下記のふたつの目的がある。

1、海外の人に日本酒の魅力を伝えたい。
2、海外に向けて日本酒を発信する人の手助けをしたい。

このnoteにて行う『英語で日本酒講座』は、主に2の海外に日本酒を発信したい日本人向けに行うものである。

日本国内には酒蔵、酒屋、飲食店はもちろん、日本酒YouTuberやインスタグラマーなどの日本酒発信者がたくさんいて、海外展開も視野に入れている。だが、その術を持っていない人が多いのが現状である。海外からの観光客が訪れた場合、外国語で問題なく対応できる飲食店も決して多いわけではない。

そこで当講座が国内の日本酒発信者と海外の日本酒消費者、日本酒に興味のある人や日本の文化に興味のある人の橋渡しになれればと思った次第である。

なるべく初心者でも分かりやすい内容を心掛けたいと思っているので、少しでも日本酒に興味のある方はぜひ覗いでみて欲しい。

Mari
Instagram @mari_sakenote
Twitter @mari_sakenote


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