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#4ホームオフィス(移民局)に連れていかれたら、決めるべきこと。

みなさんこんにちわ。Mariです。

前回の続きから、、、

警察車両の中での尋問

無事に国内外初の手錠を経験し、警察車両のようなものに

乗せられ、車内でも尋問が始まりました。

内容等はほとんど覚えていません。

ただ一つはっきり覚えているのは

『日本へ帰りたいか?』

と聞かれました。

私は『帰りたくない』と答えました。

その時とりあえず頭の中で『終わった、、、、』とだけしか浮かびませんでしたが、10月に旅行の予定もあるし今帰る意味が分からず、そう答えましたがそれが間違いでした。

今後私のような経験をする方は少ないとは思いますが、もしそのような場合

その時点で『帰りたい』といった場合自分の携帯から航空券を買わされそのままヒースロー空港に連れていかれてその日のうちに強制送還されます。

あの時に帰りたくないとさえ言わなければ、、、と何度も後悔しましたが、時すでに遅し。
しかももし、その時点で帰国していても1年間の出入国禁止は変わらないので、2019年のYMSの申請は通らなかったと思います。

帰りたくないと答えた私は、何やら書類にサインさせられ、パスポートと荷物をまとめに家に一度行くと言われました。

そして、家に到着し、警察官に二人に腕をつかまれたまま部屋にいきました。

すると警察官は『着替えとか準備して』と言いました。

私がどれくらいの期間分かと尋ねると、

『2日分くらい』と言われたので、心のどこかで2日でまた戻ってこれるという事かも!と思いました。(そんなことはなく、自分の家へ帰ったのはこれが最初で最後でした。)

警察官二人が見守る中パスポートとパジャマと歯ブラシとタオルと充電器とメイク道具をリュックに急いで詰め込み5分ほどで出発しました。

はじめに連れていかれた先は、、、

その後どこへ行くのかも知らされないまま30分ほど車に乗っていました。

ついた先はBermondseyにあるHome Offices(移民局)でした。

そこで指紋、顔写真を撮られ書類等を作成されました。

そこで数枚の書類にサインをさせられましたが内容はおそらく

『私はビザがないのに面接でテストカットを行って働いたとみなされました』

といった内容を認めるといった内容だったと思います。

しかし英語もよくわからないし、携帯は捕られたままのため、翻訳も使えません。

そこで小一時間拘束され書類が出来上がり次第、食べ物や飲み物を渡されもう一度警察車両に乗せられました。

いよいよヒースロー空港の近くの山奥にあるHome Officeに、、、

どれくらい乗っていたのか、時計もないので時間もわかりません。

おそらく2~3時間ほどだったと思います。

その時、時間はすでに0時を回っていました。

入り口でセキュリティ検査を行い、ホームオフィスへ入る説明を受けました。

そしてそこで初めて携帯を一瞬返してもらい、

『必要な電話番号だけ紙にメモしてSIMカードを抜け。』

と言われました。そこで、彼氏、父親、面接中だったサロンのオーナー3人の番号を書き出しました。

その後ホームオフィス専用のガラケーに自分のSIMを入れられ、SMSでのメッセージと通話のみが可能になりました。

留置部屋は綺麗な牢屋だった。。

一通りの入館手続き?(そもそも望んでない)が終わり、部屋へ連れていかれました。

基本的に相部屋で、部屋に二つベットがあり、トイレとシャワーが床でつながっているバスルームがありました。

小奇麗な牢屋という言葉がぴったりな部屋でした。

私は偶然同じサロンで捕まった方と同じ部屋になりました。

ホームオフィスに入ってまずするべきこと

今後入る予定がある方はいないとは思いますが、イギリスのイミグレって本当に意味不明で理不尽です。

例えばイギリスに普通に長めの観光に行こうと思っただけで不法労働疑われてホームオフィスつれていかれたり、、(その場合飛行機を待つための1日ほどの滞在になるかと思います)

しかし、私はホームオフィスが何なのか、私がいた場所がどこだったのか、どのような状況なのか、すべて何一つ理解できませんでした。

ここに連れてこられた時点で二つの選択肢があります。

①自ら国へ帰りたいと申し出る。
②ここへ来たのは間違いだという事をイミグレに申告し、裁判して戦う。

どちらが正しいかは、人によると思います。

ただ、私は英語が本当にわからなかったため自分が置かれている状況に気づくまでに4日間ほどかかりました。

①自ら国へ帰りたいと申し出る(自主送還)

メリット

・牢屋のような生活からすぐに抜け出せる

・自主的に帰国したことになる為
正確に言えば強制送還ではない。

・ペナルティは1年間の入国制限のみ。
パスポート等にも記載なし。

デメリット

・イギリスのイミグレには指紋顔写真などが残る

・罪を認めたことになり、その記録がイミグレに管理されるため今後のイギリスへの入国やビザ申請などに不利になる可能性がある。

②ここへ来たのは間違いだという事をイミグレに申告し、裁判して戦う。

メリット

・裁判の内容次第では永住権を取れる。

・イミグレに強制送還や不法就労などの記録がされないので、今後もイギリスへ出入国ができる

デメリット

・ホームオフィスに連れてこられた時点で、そこから裁判に勝てる可能性は低い

・裁判が行われるまでの間牢屋にいなければいけない。その期間は1ヶ月かもしれないし1年かもしれない。

・裁判に負けた場合、多額のお金を費やした上に即強制送還

といった感じです。

恐ろしい話ですよね。どちらにせよ(笑)

もしも誰かの為になったならポチッとしていただけたら嬉しいです。

そこで私が下した決断は次回お話いたします。

私以外の日本人で経験した人いるのかなあっていまだに思います。

いたらぜひ教えてください。

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